「所望(しょもう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「所望(しょもう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「所望」の意味をスッキリ理解!

所望(しょもう):あるものが欲しい、こうしてほしいと望むこと

「所望」の意味を詳しく

「所望」は「あるものが欲しい、こうしてほしいと望むこと」を意味します。

「所望」は「望(のぞ)む」と「所(ところ)」が組み合わさって、「望みとするもの」や「望むこと」という意味合いを持ちます。

かしこまった表現であり、ビジネスシーンや格式高い文章の中などで使われます。ただ、「所望」自体は敬語表現ではありません。目上の人を主語にして使用する場合は「ご所望」とします。

また、「所望」は、望んでいるものが明確である場合に使います。曖昧な場合には使えません。

 

「望」は「希望」などで「ぼう」と読むことが多い漢字ですが、「所望」は「もう」と読むため注意してください。

「所望」の使い方

  1. お客様が棚の上段にある商品をご所望です。急いではしごを取ってきてください。
  2. 24時間加熱を続けることによって、所望の物質が0.1g得られた。
  3. ただいまご所望の品物を探してまいります。
  4. うちの上司は、プログラミングができる即戦力の人材を所望しているようだ。

上記の例文のように、「所望」はお客様などの目上の人や、かしこまった文章、ビジネスシーンで使われることが多いでしょう。

 

①は「ご所望」で「ある商品を欲しがっていること」を表します。お客様に対して尊敬の意を込めて、「所望」ではなく「ご所望」が使われます。

②の「所望」は「得ることを目的としている物質」を指します。論文や報告書などの格式高い文章の中で使われます。

③は「目上の人が欲しがっている」という意味で「ご所望」が使用されています。

④の「所望」は「人材が欲しい」という意味で使われています。誰かに直接話しているわけではないため、尊敬語としては使っていません。

「所望」の類義語

「所望」には以下のような類義語があります。

  • 要望:物事の実現を強く求めること、してほしいと望むこと
  • 希望:こうなればよい、なってほしいと願うこと

「要望」「希望」は、どちらも「所望」とよく似た意味を持っています。しかし、若干ニュアンスが異なるため、使い分けが必要です。

「要望」の意味を詳しく

「要望」は「物事の実現を強く求めること、してほしいと望むこと」という意味です。

「所望」より強い要求を表す場合が多いです。また、明確な望みがある「所望」と異なり、「ぼんやりとした望み」を指します。

さらに、望む対象が方法や手段となります。そのため、使い方は「要望に応える」「要望に沿う」などとなります。「所望」の場合は「所望の商品」と表すことができましたが、「要望の商品」という使い方はされません。

尊敬の意を表すときは「ご要望」とします。

「希望」の意味を詳しく

「希望」の意味は「こうなればよい、なってほしいと願うこと」です。

「要望」と似た使い方をされますが、比較的弱い望みを表します。

「所望」の英語訳

「所望」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • ask for
    (もとめる、ねだる)
  • request
    (要請する)
  • desire
    (願望、欲求)

まとめ

以上、この記事では「所望」について解説しました。

読み方所望(しょもう)
意味あるものが欲しい、こうしてほしいと望むこと
類義語要望、希望
英語訳ask for(もとめる)、request(要請する)、desire(願望)

「所望」は普段耳慣れない言葉ですが、かしこまった場面で使うことができます。

「欲しいもの」「目的としているもの」を「所望のもの」を言い換えると、質の高い文章に近づきます。「所望」を使いこなせるようになりましょう。