ことわざ「親しき仲にも礼儀あり」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「親しき仲にも礼儀あり(したしきなかにもれいぎあり)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「親しき仲にも礼儀あり」の意味をスッキリ理解!

親しき仲にも礼儀あり(したしきなかにもれいぎあり):どんなに親密な間柄であっても、守るべき礼儀があるということ

「親しき仲にも礼儀あり」の意味を詳しく


「親しき仲にも礼儀あり」とは、どんなに親密な間柄であっても、守るべき礼儀があるということです。

親しくなればなるほど相手に対する緊張感もなくなり、気を使わずとも一緒にいられるようになりますよね。それは、ある意味良好な関係の証拠とも言えます。

しかし、関係が親密になるにつれて遠慮がなくなったことが原因で、それが不和の元になってしまうこともあります。これでは本末転倒です。

「親しき仲にも礼儀あり」は、どんなに親密な間柄であっても、度が過ぎて失礼な態度をとるようなことがあってはいけないという戒めを表しているのです。

 

「親しき仲にも礼儀あり」は、「親しき仲に礼儀あり」とも言います。「近しき仲にも礼儀あり」と言い換えることもできます。また、「仲」は「中」とも書く場合もあります。

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「親しき仲にも礼儀あり」の使い方

「親しき仲にも礼儀あり」は、以下のように使われます。

  1. 良い友人関係は、「親しき仲にも礼儀あり」があってこそ成り立つ。
  2. 「いじり」は仲が良いからこそできることだが、それにも限度というものがある。親しき仲にも礼儀ありを忘れてはいけない。
  3. ついつい友達には甘えてしまうが、親しき仲にも礼儀ありなので自分の行動を自重しよう。
①の例文は、どんなに仲が良くても、ある程度の礼儀や距離感を保つことこそが良好な友好関係を保つ秘訣だという意味です。

②の例文は、「いじられキャラ」の方々には共感していただけるのではないでしょうか。

友だち同士の間では「いじり」というものがよくありますが、いじりのつもりでも、言い過ぎたり失礼なことを言うのはよくありません。いくら仲が良くても、それはただの不快な発言です。「親しき仲にも礼儀あり」を心得ていれば、そのような発言をすることはないでしょう。

③の例文では、ついつい甘えてしまうのを遠慮しようという例文です。いくら仲が良くても、友だちは親ではありませんよね。程よい距離感が大切です。

「親しき仲にも礼儀あり」の類義語

「親しき仲にも礼儀あり」には以下のような類義語があります。

  • 親しき仲に垣(かき)をせよ
  • 思う仲には垣をせよ
  • 良い仲には垣をせよ
  • 良い仲も笠を脱げ
  • 心安いは不和の基(もと)
  • 親しき仲は遠くなる

「親しき仲に垣をせよ」と「思う仲には垣をせよ」と「良い仲には垣をせよ」は、どれも「親しい間柄でも遠慮がなくなることは不仲のもとになるので、節度を守るべきだということ」という意味のことわざです。

これらのことわざは、それぞれを言い換えた表現です。「垣」とは、間を隔てるものです。つまり、親密な間柄でもある程度の遠慮という間隔をとることが大切だという戒めを表しています。

「良い仲も笠を脱げ」も、上記の3つのことわざと意味は同様です。現在も、人に挨拶をするときは帽子を取るのが礼儀ですよね。それと同じで、笠をかぶったままでいることは失礼にあたるので、いくら親密な間柄でも礼儀を忘れるなということを表しています。

「心安いは不和の基」と「親しき仲は遠くなる」は、あまりに親しくなり過ぎると遠慮がなくなり、それによってかえって仲違いしやすいということを表しています。

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「親しき仲にも礼儀あり」の英語訳

「親しき仲にも礼儀あり」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • A hedge between keeps friendship green.
    (間の垣根が、友情を新鮮に保つ。)
  • Good fences make good neighbors.
    (よい垣根はよい隣人をつくる。)
  • Manners know distance.
    (行儀は距離を知っている。)

これらの英語訳は、英語における「親しき仲にも礼儀あり」と同じ意味のことわざです。

まとめ

以上、この記事では「親しき仲にも礼儀あり」について解説しました。

読み方親しき仲にも礼儀あり(したしきなかにもれいぎあり)
意味どんなに親密な間柄であっても、守るべき礼儀があるということ
類義語親しき仲に垣をせよ、思う仲には垣をせよ、良い仲には垣をせよなど
英語訳A hedge between keeps friendship green.(間の垣根が、友情を新鮮に保つ。)

どんなに仲が良くても、わがままばかりではうんざりしてしまいますよね。家族も友達も恋人も、親密な相手を大切に思い、遠慮と我慢のバランスを取ることが大切です。

「親しき仲にも礼儀あり」の意味や使い方を覚え、正しく使えるようにしましょう。

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