四字熟語「信賞必罰(しんしょうひつばつ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「信賞必罰(しんしょうひつばつ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「信賞必罰」の意味をスッキリ理解!

信賞必罰(しんしょうひつばつ):功績がある者には必ず賞を与え、罪がある者には必ず罰を与えること

「信賞必罰」の意味を詳しく

「信賞必罰」は、「信賞」と「必罰」という 2つの熟語から構成されています。

「信賞」とは、手柄をあげた者に必ず褒美(ほうび)を与えることを指します。ここでの「信」は、「間違いなく、必ず」という意味です。また、「必罰」とは、文字通り、罪を犯した者を「必ず罰する」ことを意味します。

以上より、「信賞必罰」は、「功績のある者には必ず賞を与え、罪を犯した者には必ず罰を与えること」を指しているとわかりますね。個人的な感情にとらわれず、当人があげた成果や犯した罪を客観的に評価する姿勢が「信賞必罰」と言えます。

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「信賞必罰」の使い方

  1. 社長は特定の人を贔屓(ひいき)することなく、信賞必罰を徹底している。
  2. 信賞必罰を実行するということは、私情にとらわれないということだ。

「信賞必罰」の由来

「信賞必罰」は、古代中国の思想家である韓非子(かんぴし)が記した著作『韓非子 外儲説右上(がいちょぜいみぎうえ)』という文献で初めて用いられました。

同著では、晋(しん)という国を治めていた文公(ぶんこう)と、文公を支えていた家臣の狐偃(こえん)という人物が行った以下のような問答が記されています。

公曰(いは)く、「戦わざるを得るを無きを奈何(いかん)する」と
(文公は言った。「どうすれば、民が戦わざるを得ないような状況にできるのか」と。)

狐氏、対(こた)へて曰く、「信賞必罰、其れ以て戦するに足りん」と。
(狐偃は答えた。「信賞必罰を徹底することで、民を戦わせることができます」と。)

公曰く、「刑罰の極みは安(いず)くにか至る」と。
(文公は言った。「刑罰の限度はどの程度にするべきだろうか」と。)

対へて曰く、「親貴を辟(かたよ)らず、法を愛する所に行へ」と。
(狐偃は答えた。「親しい者、身分の高い者をも避けず、寵愛する者にも行うのです」と。)

狐偃は、民衆を統制する上では、恩賞と刑罰を適切に与えることが大切だと文公に説いたのでした。現代では、人の上に立つ者にとって、「信賞必罰」は重要な心構えとされています。

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「信賞必罰」の類義語

信賞必罰には以下のような類義語があります。

  • 恩威並行(おんいへいこう):人の上に立つ上では、賞罰を適切に与えるべきであること
  • 論功行賞(ろんこうこうしょう):功績の大小について論じ、その程度に応じて賞を与えること

「恩威並行」の「恩威」は、恩賞と刑罰のことを指しています。「並行」は、同時に行うことを意味します。

また、「論功行賞」の「論功」は、手柄の大小について論じることを言います。「行賞」は、手柄に対して褒美を与えることです。

「信賞必罰」の英語訳

信賞必罰を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • never fail to reward good conduct nor to punish evildoing
    (功績は必ず賞して、悪行は必ず罰する)

上記の表現を用いた例文は以下の通りです。

例文
  • Mr.Suzuki, who is the president of a growing company, is such a stern person that he never fails to reward good conduct nor to punish evildoing.
    (ある成長企業の社長を務める鈴木氏は、信賞必罰を徹底する厳格な人だ。)

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まとめ

以上、この記事では「信賞必罰」について解説しました。

読み方 信賞必罰(しんしょうひつばつ)
意味 功績がある者には必ず賞を与え、罪がある者には必ず罰を与えること
由来 『韓非子 外儲説右上』にて、民衆を統制する方法として説かれたことから
類義語 恩威並行、論功行賞
英語訳 never fail to reward good conduct nor to punish evildoing

感情にとらわれず、客観的に人を評価することが「信賞必罰」を実行する上で肝心なことです。ぜひ、意味や使い方を覚えてみてください。

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