四字熟語「神出鬼没(しんしゅつきぼつ)の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「神出鬼没(しんしゅつきぼつ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「神出鬼没」の意味をスッキリ理解!

神出鬼没(しんしゅつきぼつ):ある人物の行動の予測がつかず、いつどこに現れるか分からないこと。

「神出鬼没」の意味を詳しく

「神出」とは、神が現れることです。また、「鬼没」は鬼が隠れることを指します。

神と鬼は、自由自在に行動できる存在と考えられています。突然出現したかと思うと、気がつかないうちにいなくなってしまうような様子をイメージしましょう。

つまり、神が現れたり、鬼が隠れたりするように、「いつどこに現れるか」ということが全く予測できないことを「神出鬼没」と表すのです。

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「神出鬼没」の使い方

  1. 彼は昨日まで大阪府にいたのに、今日は宮城県にいるそうだ。彼の行動は神出鬼没だ。
  2. この小説では、神出鬼没のヒーローが、世界中の事件を解決する。
どちらの文でも、「神出鬼没」が「いつどこに現れるか予想できないこと」を表す役割を果たしていますね。

このように、神や鬼といった存在に限らず、実在の人間に対しても「神出鬼没」を使うことができます。

「神出鬼没」の由来

中国の前漢の時代に、淮南(えなん)という国がありました。

王の劉安(りゅうあん)の命令によって、様々なジャンルの論文が1冊の書物にまとめられました。この書物を『淮南子(えなんじ)』といいます。

 

『淮南子』に、戦争の方法について説明する「兵略訓(へいりゃくくん)」という章があります。

このなかに、「善(よ)くする者の動くや、神出にして鬼行、星の耀(かがや)きて玄(そら)の運(めぐ)るがごとく、進退詘伸(しんたいくっしん)には、朕憖(ちんぎん)を見ず。」という文が登場します。

「戦争が上手な人は、まるで星の輝きや天の動きのごとく、神のように出現したり鬼のように動いたりする。1つ1つの動作に、前触れも痕跡(こんせき)もないのだ」という意味です。

この文に含まれる「神出にして鬼行」という部分は、「いつどこに現れるかわからない」ことを表していることがわかりますね。この表現から「神出鬼行(しんしゅつきこう)」という四字熟語が生まれました。そして、「神出鬼行」が派生して「神出鬼没」という四字熟語もできたのです。

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「神出鬼没」の類義語

「神出鬼没」には以下のような類義語があります。

  • 神出鬼行(しんしゅつきこう)
  • 鬼出電入(きしゅつでんにゅう)
  • 神変出没(しんぺんしゅつぼつ)
  • 出没自在(しゅつぼつじざい)
  • 変幻出没(へんげんしゅつぼつ)

すでに解説したとおり、「神出鬼行」は「神出鬼没」と同じ由来をもちます。

そのほかの4つの四字熟語も、「神出鬼没」と同じ意味をもっています。ただし、「神変出没」は、予測できない変化全般を広く指す場合もあります。

「神出鬼没」の英語訳

「神出鬼没」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • appearing in unexpected places
    (予期しない場所に現れること)
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まとめ

以上、この記事では「神出鬼没」について解説しました。

読み方神出鬼没(しんしゅつきぼつ)
意味ある人物の行動の予測がつかず、いつどこに現れるか分からないこと。
由来『淮南子』の「兵略訓」
類義語神出鬼行、出没自在、変幻出没など
英語訳appearing in unexpected places(予期しない場所に現れること)

あなたの周りに「神出鬼没」の人物はいますか。

居場所の予測がつかない人物はミステリアスに感じられますが、「フットワークが軽い」と言うこともできますね。

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