「信憑性(しんぴょうせい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「信憑性(しんぴょうせい)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「信憑性」の意味をスッキリ理解!

信憑性(しんぴょうせい):情報や証言などの、信用してよい度合い

「信憑性」の意味を詳しく

「信憑性」とは、情報や証言などの、信用してよい度合いという意味です。

この語は、「情報や証言、人の言葉などが間違いないと判断できる度合い、信用できる傾向や特徴があること」について述べる場合に用いることができます。

 

「信憑性」の使い方

  1. 彼女の証言がもっとも信憑性が高い。
  2. この表現では信憑性に欠けるため、もっと具体的な数値や例を挙げたほうが良い。
  3. 短期的調査に基づいたデータの分析結果であるため、信憑性が疑われている。

①の例文の「信憑性が高い」とは、十分な信頼を寄せることができるという意味です。

②③の例文の「信憑性に欠ける」「信憑性が疑われている」とは、間違いないと判断できないという意味です。

上記の例のように、マスメディアや証言の情報の正確さや、科学的根拠について表現する場合などに用いられます。

「信憑性」の語源

信憑性という言葉の意味と正しい使い方は、ここで使われている「信憑」の漢字の意味を知ると、理解が深まります。

【信】の意味
  • 欺かないこと。言をたがえないこと。まこと。
  • 思い込み疑わないこと。
【憑】の意味
  • よりかかること。たよること。

「信憑」は、この2つの漢字の意味が組み合わさって「信用して拠り所とすること」という意味になりました。そこに、物事の性質や傾向を表す接尾語の「性」が付くことで「信じて心をあずけられる程度」という「信憑性」の意味が生まれました。

信憑性の憑の字を使った別の言葉としては、裁判における物件・証人を含んだすべての参考資料を意味する「証憑(しょうひょう)」、裁判における間接証拠を意味する「徴憑(ちょうひょう)」などがあります。

「信憑性」の類義語

信憑性には以下のような類義語があります。

  • 確実性:たしかで疑うことができないこと。たしかで、危なげのないこと。また、その度合い。
  • 確かさ:危なげなく、しっかりしているさま。

似たような言葉に、「信頼性」「真実性」があります。

これらの熟語の意味は以下の通りです。

  • 信頼性:(製品や機械、システムやソフトウェアなどの)物が不具合などなく必要な機能を果たす度合い
  • 真実性:真実であるとして認められる性質

このように「信頼性」は人にも物にも用いますが、「信憑性」は人の言動に対してのみ用いられます。

また、「真実性」は主に「真実であるとして認められる性質」という意味で用いられ、情報や証言、人の言葉などではなくそれらが述べている事実を問題にしているという点で「信憑性」とは異なります。

これらの語は似ているようで微妙に用いる対象や意味が異なるものとなるため、その点を意識して使い分けていくと良いでしょう。

「信憑性」の対義語

信憑性には以下のような対義語があります。

  • 疑(うたが)わしい:はたしてそうなるかどうか不確かであること
  • 信用(しんよう)ならない:真実かどうか疑いたくなる様子
  • 眉唾(まゆつば):真偽の確かでないもの
  • 怪(あや)しげ:どことなく疑わしい、普通と異なった様子であるさまのこと

「信憑性」の英語訳

信憑性を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • authenticity
    (確実性)
  • reliable
    (確かな)

まとめ

以上、この記事では「信憑性」について解説しました。

読み方信憑性(しんぴょうせい)
意味情報や証言などの、信用してよい度合い
語源「思い込み疑わないこと」「よりかかる」という意味の漢字から
類義語確実性、信用性、確かさ
対義語疑わしい、信用ならない、眉唾など
英語訳authenticity(確実性),reliable(確かな)

「信頼性」「真実性」などの形や意味の似た熟語との使い分けに注意して使用しましょう。