「辛抱(しんぼう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「辛抱(しんぼう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「辛抱」の意味をスッキリ理解!

辛抱(しんぼう)辛いことを耐え忍ぶこと

「辛抱」の意味を詳しく

「辛抱」とは、「辛いことを耐え忍ぶこと」です。自分の目標達成のために、辛くても耐えるときなどに使われます。この「辛抱」ですが、「辛棒」とも表記されることがあります。

実はこの「辛抱」という漢字ですが、もともとは「心法」と書かれていました。「心法」とは、「心を修める・練り鍛える方法」を意味し、仏教用語です。

 

仏教では、「心」は「器」のようなものであると考えられています。器が大きければ、物をたくさん入れることが出来ます。「心法」は、自分の心を大きくする、そして「自分の心の動きをコントロールする」という教えのことです。

心の器を大きくし、丈夫なものを作れるように修行をすれば、理由もなく人を叱ったり、必要のないものを買い無駄なお金を使ったりすることもなくなります。

「辛抱」というと「我慢をしなくてはならない」というような意味だと思われがちです。しかし、語源である「心法」と考えると、自分自身をコントロールする方法だと考えることができるでしょう。

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「辛抱」の使い方

  1. 甘いものを食べたいけど、ダイエットのために辛抱する。
  2. キャリアアップのために、辛抱強く仕事をする。
  3. ゲームをやりたいが、司法試験を控えているので、もう少しの辛抱だ。

上記の例文のように、「辛抱」は「自分の目標を実現するために、嫌いなことを耐え忍ぶ」時に使われます。

「辛抱」の意味を持つことわざ

  1. 辛抱する木に金がなる:辛抱し頑張れば成功し、お金が入ってくる
  2. 茨の中にも三年の辛抱:辛抱すれば必ず、目的が達成できる
  3. 石の上にも三年:辛抱すれば必ず、成功できる
上記3つのことわざに共通することは、「辛さに耐え忍んで、じっと我慢し、頑張れば、成功できる」という教えです。

「辛抱」と「我慢」の違い

「辛抱」と「我慢」はともに、「辛いことを耐え忍ぶ」という意味があります。しかし、意味が異なります。

「辛抱」とは、「自らが志した目標のために、耐え忍ぶこと」です。たとえば、資格試験のためのハードな勉強や昇格するために進んで雑用をやることなどです。耐え忍んだ後に、やってくる目標達成や喜びなどが見える場合に使われます。

これに対して、「我慢」とは、「自分が嫌いなことややりたくないことを耐え忍ぶこと」です。嫌いな食べ物を我慢して食べることややりたくない仕事を押し付けられたなどは我慢といえます。

 

「辛抱」は、能動的でありポジティブな要素が含まれています。「我慢」は、受動的でネガティブな要素が含まれています。

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「辛抱」の類義語

辛抱には以下のような類義語があります。

  • 忍耐(にんたい):苦しさ・辛さなどをこらえること
  • 耐え忍ぶ(たえしのぶ):苦しさや辛さをじっと我慢すること
  • 粘り強い(ねばりづよい):最後までやり通す様子
  • 踏ん張る(ふんばる):気力を出してこらえる
  • 根気(こんき):一つのことを長く続けてこなう気力

「辛抱」の対義語

辛抱には以下のような対義語があります。

  • 諦める:望んだことが実現不可能だと思い、断念すること

辛抱することに耐えきれなくなるということが対義語になります。

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「辛抱」の英語訳

辛抱を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • patience
    (辛抱、忍耐強い)
  • endurance
    (忍耐強い)
例文
He has the patience to practice.
(彼は辛抱強く練習をする)
Her interference is endurance.
(彼女のおせっかいは我慢できないほどだ)

まとめ

以上、この記事では「辛抱」について解説しました。

読み方辛抱(しんぼう)
意味辛さに耐え忍ぶこと
類義語忍耐、耐え忍ぶ、粘り強い、踏ん張る、根気など
対義語諦めるなど
英語訳patience(辛抱)、endurance(忍耐強い)

我慢をすべきではないが、辛抱はすべき場面、というものがあります。両者の意味の違いを意識しながら、ぜひ「辛抱」を使えるようにしましょう。

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