「試金石(しきんせき)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「試金石(しきんせき)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「試金石」の意味をスッキリ理解!

試金石(しきんせき):人の力量や物の価値を測ったり、今後の行く末を見極める基準となる物事

「試金石」の意味を詳しく


「試金石」とは、人の力量や物の価値を測る基準となったり、今後の行く末を占う実験的な物事のことを言います。もともとは、字面の通り、金の品質を試験するために用いられた石のことを指す言葉でした。

使い方としては、「~の試金石となる」といった形が多いです。人や物の値打ちを測る基準となること、またはこれから行うことの成否によって真価が問われるということを表す言い回しです。

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「試金石」の使い方

  1. 来月発売する新製品の売れ行きが、わが社の今後を占う試金石となるだろう。
  2. モーツァルトの楽曲は、演奏者の腕を見極めることが容易であることから、ピアニストの試金石と言われている。
  3. この難解な仕事は、私を試す試金石なのだろう。今こそ私の真価が問われている。

①の「今後を占う試金石」という表現はよく使われます。わが社の行く末を見極める上で、新製品の売り上げが重要な基準になるということを言っています。

②の「ピアニストの試金石」とは、ピアニストとしての腕前を測るものという意味です。モーツァルトの楽曲は構成がシンプルであり、だからこそ演奏者の腕前が浮き彫りになると言われています。

③の「私を試す試金石」とは、自分の力量を問うものという意味です。

「試金石」の語源


もともと、「試金石」は、金などの貴金属の品質を鑑定するために用いられた石のことを指す言葉でした。文字通り、「金属の品質を試験する石」のことです。

試金石を用いる手順としては、まず調査対象となる物体を試金石にこすりつけます。続いて、その時に生じた粉末の色を実際の貴金属と比較して、貴金属としての純度を測ります。

このように、本来は貴金属の純度を測定するものが試金石でした。後に意味が広がり、人や物事の値打ちを測る基準となる物事のことも「試金石」と言うようになりました。

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「試金石」の類義語

試金石には以下のような類義語があります。

  • 基準(きじゅん):判断の根拠になる水準
  • 規格(きかく):社会において、判断基準となる水準
  • 物差(ものさ)し:評価の尺度となる基準

上記3つの言葉は、「基準を超える」「規格外れの人物」「私の物差しで考える」などのように、既に標準として定められているものを指す言葉です。

一方、「試金石」には「これから行う物事が結果的に基準となる」という試験的な意味合いが含まれています。

「試金石」の英語訳

試金石を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • touchstone
    (試金石、真価を見極める基準)
  • test
    (実験・試験となる物事)

上記2つの単語を用いた例文は以下の通りです。

例文
  • A touchstone is used to to test the purity of precious metals.
    (試金石は、貴金属の純度を測るために使われる。)
  • I think that hardship was a touchstone of my guts.
    (あの苦難は、私の根性を試す試金石だったように思う。)
  • This new business will be a test of our vital energy.
    (この新規事業が、わが社の生命力を試す試金石になるだろう。)
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まとめ

以上、この記事では「試金石」について解説しました。

読み方試金石(しきんせき)
意味人の力量や物の価値を見極める基準となる物事
語源貴金属の品質を測る石を「試金石」と言ったことから
類義語基準、規格、物差し
英語訳touchstone, test

「試金石」は、当初は貴金属に限っていた対象を、人や物事の値打ちへと幅を広げていった言葉です。語源を押さえておくと、意味をより理解しやすくなるでしょう。

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