「釈然(しゃくぜん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「釈然(しゃくぜん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「釈然」の意味をスッキリ理解!

釈然(しゃくぜん):疑いや迷いが解けて、すっきりとすること

「釈然」の意味を詳しく

「釈然」という熟語は、用いられている漢字に注目すると、その意味をより理解しやすくなります。

まず「釈」という漢字は、「解釈」や「注釈」などいう熟語で使われることから分かるように「ときあかす、理解する」という意味を持ちます。次に「然」には、ある言葉の後に付けることでその言葉の状態にあることを指す働きがあります。

したがって、「釈然」とは、「謎が解けてすっきりとした状態になること」という意味なのです。

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「釈然」の使い方

「釈然」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. 質問した人は講演者の答えに対して、どうも釈然としない様子であった。
  2. 彼の説明に何か釈然としないものを感じたが特に何も言わなかった。
  3. 賛成派による一方的な主張のみで会議が打ち切られたため、反対派は釈然としないまま終わってしまった。

上記の例文のように、「釈然」は「釈然としない」というように否定の形で使われるのが一般的です。「釈然としない」は、「疑問が晴れずすっきりとしない」や「疑いが残ってもやもやとする」という意味になります。

例文にある他に「釈然としない」の後には、「気持ち」「顔つき」「思い」などといった「感情」に関係する言葉が続くことが多いです。

 

「釈然としない」のニュアンスとして、「話を聞いて説明を受けたものの、どこか納得できない点が残ったままで場が終わってしまう」ことがあります。そのため、「もっと詳しい説明が聞きたい」というよりも「説明を聞いた上で直感的におかしさを感じる」という際に使われます。

また、「感情」に関する言葉と共に使われていることから、「怪しい説明に対する不信感や憤り」といったネガティブな意味合いを含んでいる場合もあります。使う際には注意してください。

「釈然」の類義語

釈然には以下のような類義語があります。

  • 判然(はんぜん):はっきりと分かること
  • 瞭然(りょうぜん):はっきりとしていて疑いがないこと
  • 歴然(れきぜん):まぎれもなくはっきりしているさま

これらの類義語は、「物事がはっきりとしている」という点で「釈然」と共通した意味を持っています。

ですが、「釈然としない」と同じように否定形で用いることができるのは「判然」のみです。それ以外の単語は「はっきりとしている」という肯定の意味において使います。

「判然としない」は、例えば「それが敵なのか味方なのか判然としない」というように用いることができます。また、「納得しているかどうか」を表す「釈然」と違い、「判然」は「事実が明確となっているかどうか」を意味します。

 

このように、どの類義語も少しずつ違った意味を持っています。違いに気を付けて使い分けましょう。

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「釈然」の英語訳

釈然を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • be satisfied with ~
    (~に満足する)
  • feel like something is wrong
    (何かがおかしいと感じる)

1つ目の英語表現は、「満足する」を意味する be satisfied with です。これをよく用いられるように「釈然としない」という形で表したい場合は、not を付けて否定形にしましょう。

例えば、“He does not seem to be satisfied with your explanation.” というと、「あなたの説明には、彼にとって釈然としないものがあったようだ」という意味です。

また、「何かがおかしい」という気持ちを表すには2つ目の英語表現を用いましょう。wrong の他に「奇妙」を意味する weird を入れることもできます。

まとめ

以上、この記事では「釈然」について解説しました。

読み方 釈然(しゃくぜん)
意味 疑いや迷いが解けて、すっきりとすること
類義語 判然、瞭然、歴然
英語訳 be satisfied with ~(~に満足する)、feel like something is wrong(何かがおかしいと感じる)

もし、何か釈然としないと感じることがあれば、遠慮せずに発言することが大事でしょう。是非、この言葉の意味を覚えてみてください。

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