今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「センテンス」です。
「センテンス」の意味、「センテンス」が付く言葉、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「センテンス」をざっくり言うと……
英語表記 | センテンス(sentence) |
---|---|
意味 | 文 |
「センテンス」が付く言葉 | ワンセンテンス トピックセンテンス フルセンテンス |
語源 | 「文」という意味の “sentence” |
類義語 | フレーズ、パラグラフ、テキスト、パッセージ |
このページの目次
「センテンス」の意味をスッキリ理解!
「センテンス」の意味を詳しく
「センテンス」とは、文のことです。
「文」とは、以下のようなまとまった内容を表すひと続きの言葉のことで、文頭から「。(句点)」までを一区切りとします。
- 私は、昨日ハンバーグを食べた。
- 君は良い人だね。
定義としては、「一単語以上で構成されている」とされているので、一単語だけでも「センテンス」と言うことができます。
反対に、複数の単語で構成されているものであっても、内容がまとまっていなかったり、意味不明なものは「センテンス」には当てはまらない場合があります。
「センテンス」が付く言葉
「センテンス」が付く言葉には、以下の3つがあります。
- ワンセンテンス
- トピックセンテンス
- フルセンテンス
それぞれの意味を見ていきましょう。
「ワンセンテンス」の意味
「ワンセンテンス」とは、文字の通り「ひとつの文」「一文」のことです。
「ワンセンテンス・ワンメッセージ」という言葉がよく使われます。これは、「ひとつの文につきひとつの伝達内容を入れなさい」という意味の言葉です。
ひとつの文に、いくつものメッセージを入れこもうとすると文が複雑になり、わかりにくいです。また、何のメッセージも込められていない文は、無駄になってしまいます。
「トピックセンテンス」の意味
「トピックセンテンス」とは、「文章の始めに書かれる要約」のことです。
論文や本などの長い文章を書くとき、文章の始めに結論や要点をまとめて簡単に述べることがあります。
はじめに文章の要約を読むことで、その後読む文章の内容を理解しやすくなります。
「フルセンテンス」の意味
「フルセンテンス」とは、「主語と述語から構成される一文」のことです。
英語の “full sentence” がもとになったカタカナ語ですが、これは直訳すると「完全な文」となります。
「いいえ」などのひとつの単語を置いただけのものや、「元気です」など、主語のない文は「フルセンテンス」ではありません。
「センテンス」の使い方
「センテンス」には以下のような使い方があります。
- 小説の中のひとつのセンテンスが頭から離れない。
- トピックセンテンスが内容を網羅できていないね。
- ワンセンテンス・ワンメッセージがライティングの基本だよ。
「センテンス」の語源
「センテンス」の語源は英語の “sentence” です。
“sentence” の意味は、以下の4つです。
- 文
- 判決
- (刑事上の)宣告
- 刑
「文」という意味ももちろんあるのですが、「刑罰」「判決」という意味でもよく使われます。
全く違う意味を持っている英単語なので、英語の長文などで出てきたときは、どの意味で使われているのか判断する必要があります。
「センテンス」の類義語
「センテンス」には以下のような類義語があります。
- フレーズ:単語のかたまり
- パラグラフ:段落
- テキスト:原文・本文
- パッセージ:文章の一説
「フレーズ」とは、「単語のかたまり」「決まり文句」のことです。歌詞の一部や、文章の中の一節を「ワンフレーズ」と言います。
単語のみの場合もあります。ただの単語のまとまりではなく、その中でも特に印象的なものを「フレーズ」と言います。
まとめ
以上、この記事では「センテンス」について解説しました。
英語表記 | センテンス(sentence) |
---|---|
意味 | 文 |
「センテンス」が付く言葉 | ワンセンテンス トピックセンテンス フルセンテンス |
語源 | 「文」という意味の “sentence” |
類義語 | フレーズ、パラグラフ、テキスト、パッセージ |
「センテンス」は単純な意味の言葉ですが、紛らわしい類義語もあるので注意しましょう。