「羨望(せんぼう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「羨望(せんぼう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「羨望」の意味をスッキリ理解!

羨望(せんぼう):うらやましく思うこと

「羨望」の意味を詳しく


「羨望」とは、自分以外の誰かをうらやましく思うことを表す言葉です。

特に、自分よりも秀でている人や優秀な人を見て、「自分もそうなりたい」「あの人がうらやましい」という心情を表しています。

「うらやましい」を表す言葉として「嫉妬」という言葉がありますが、「羨望」と「嫉妬」では、ニュアンスが大きく異なります。

  • 羨望:うらやましくて憧れる
  • 嫉妬:うらやましくて憎らしい
「羨望」がポジティブな意味であるのに対し、「嫉妬」は「妬む」「憎む」などネガティブな意味を含んだ言葉です。混同しないように注意しましょう。

「羨望」の使い方

  1. 上司の昇進を羨望する。
  2. 彼は素晴らしい成績を出したため、周囲から熱い羨望の眼差しを受けた。
  3. 同期の栄転は羨望に堪えない。
すべての例文で、「うらやましく思う」「あの人のようになりたい」というニュアンスが共通しています。

 

また、「羨望」には以下のように、よく使う言い回しがあるため覚えておきましょう。

「羨望」を用いた言い回し
  • 羨望の眼差し:他人への憧れや羨む気持ちが目線などに現れるさま
  • 羨望の的(まと):うらやましく思われる対象、他人からしきりにうらやましがられる様子
  • 羨望の念:うらやましいという気持ち
  • 羨望に堪えない:うらやましい気持ちが抑えられない様子
日常会話では、単に「羨望する」と言うよりも、上記のような言い回しを活用して表現する場合が多いです。

「羨望」の語源

「羨望」は以下の漢字の意味が組み合わさることで、「うらやましく思う」という意味になりました。

  • :うらやましい、うらやむ
  • :のぞむ、強く思う
「嫉妬」には「うらやましくて憎らしい」、「羨慕(せんぼ)」には「うらやましくて尊敬する」というニュアンスが含まれていますが、「羨望」にはそうしたニュアンスは含まれていません。

「羨望」は、純粋に「うらやましく思う」気持ちを表現した言葉です。

「羨望」の類義語

「羨望」には以下のような類義語があります。

  • 艶羨(えんせん):うらやましく思うこと
  • 羨ましい:他人を見て、自分もそうなりたいと思う気持ち
  • 羨慕:うらやみ慕うこと
  • 憧れ:理想とする物事に強く心が引かれること
すべての類義語に「うらやましい」という意味が共通しています。

「艶羨」は日常会話ではあまり使われない言葉です。特別な事情がない場合は、「羨望」「羨ましい」などに言い換えましょう。

また、「羨慕」「憧れ」は「うらやましい」という意味に加えて、「尊敬する」「慕う」というニュアンスを含んだ言葉です。「羨望」と混同しないように注意しましょう。

「羨望」の対義語

「羨望」には以下のような対義語があります。

  • 嫉妬:うらやみ憎むこと
  • ねたみ:うらやみ嫌うこと
  • やきもち:嫉妬する気持ち
すべての対義語に「うらやましくて憎い」という意味が共通しています。また、「やきもち」は主に恋愛に関する場面で使用する言葉です。使い分けには注意しましょう。

「羨望」の英語訳

「羨望」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • envy
    (うらやむ、嫉妬する)
  • jealousy
    (うらやむ、妬む)
  • longing
    (うらやむ、あこがれる)
“envy” “jealousy” は「うらやむ」という意味に加えて、「妬む」というニュアンスを含んだ言葉です。また、 “jealousy”はカタカナ語の「ジェラシー」として、日常会話でもよく使用されています。

「羨望」をより正確に英訳したい場合は “longing” を使用しましょう。

まとめ

以上、この記事では「羨望」について解説しました。

読み方羨望(せんぼう)
意味うらやましく思うこと
語源漢字の組み合わせから
類義語艶羨、憧れ、羨慕など
対義語嫉妬、ねたみ、やきもち
英語訳longing(うらやむ)

「羨望」は日常会話でもよく使用する言葉です。「嫉妬」などとの意味の違いに注意しながら、しっかりと意味を確認しておきましょう。