「赤心(せきしん)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「赤心(せきしん)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「赤心」の意味をスッキリ理解!

赤心(せきしん):いつわりのない心

「赤心」の意味を詳しく


「赤心」とは、「いつわりのない心」を意味する熟語です。

「赤心」は、ネガティブな意味で使われることはありません。

「赤」には、「はだかの」「何もないむき出しの」という意味があります。また、「赤心」は「まごころ」という意味もあります。

「何もないむき出しの心」という意味から、「いつわりのない心」という意味になりました。

 

同じ漢字の「赤」がつく「赤面(せきめん)」ですが、意味は「恥ずかしくなって顔を赤らめること」なので、まったく異なります。混同しないよう注意しましょう。

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「赤心」の使い方

  1. 彼は赤心でもって、弁解した。
  2. 私の父は、母の赤心を信じ込んでいた。
  3. 誠意と赤心を込めて、作業した。
①と②では、「いつわりのない心」という意味で「赤心」が使われています。一方で③では、「まごころ」という意味で「赤心」が使われています。

「赤心」の語源

「赤心」の語源は、「赤心を推(お)して腹中(ふくちゅう)に置く」ということわざです。

「赤心を推して腹中に置く」は、中国の『後漢書(ごかんじょ)』にある故事成語です。

『後漢書』とは、後漢時代(25〜220年)の歴史を記(しる)した歴史書です。

 

後漢の最初の皇帝である光武帝(こうぶてい)が、まだ皇帝になる前のお話です。

ある戦いで、敵の兵士が多く降参(こうさん)してきました。しかし、彼らは裏切る可能性もあり、味方の兵士たちはどう対応するか悩んでいました。

そこで光武帝は、何人かの味方の兵士を連れて、降参した敵側の兵士のもとへ行きました。

 

すると、降参した敵側の兵士たちは、自分たちのことを疑わずに誠意をもって接する光武帝の姿勢に感動しました。

そしてそれ以降、光武帝に心から忠誠(ちゅうせい)を誓(ちか)うようになりました。

この故事が「赤心を推して腹中に置く」ということわざの由来となり、「赤心」という熟語のもとになりました。

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「赤心」の類義語

「赤心」には以下のような類義語があります。

  • 丹心(たんしん):人をだましたり不正なことをしない心
  • 真情(しんじょう):いつわりのない心
  • 実意(じつい):ほんとうの気持ち。まごころ
  • 誠心(せいしん):不正なことをしない偽(いつわ)りのない心
  • 至誠(しせい):ひたすら誠実であること
  • 赤誠(せきせい):利害損失(りがいそんしつ)を考える気持ちなどがまったくない心
  • 至情(しじょう):まごころ
  • 衷情(ちゅうじょう):まごころや誠心
  • 篤実(とくじつ):情があつく誠実なこと
  • 至心(ししん):この上なく誠実なこと
  • 正信(せいしん):正しく誠であること
  • 情実(じょうじつ):まごころ
  • 丹誠(たんせい):まごころ

「赤心」の対義語

「赤心」には以下のような対義語があります。

  • 不実(ふじつ):誠実でないこと
  • 不忠(ふちゅう):忠義(ちゅうぎ)にそむくこと
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「赤心」の英語訳

「赤心」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • true heart
    (赤心)
  • good faith
    (赤心)
  • sincerity
    (誠実な)

まとめ

以上、この記事では「赤心」について解説しました。

読み方赤心(せきしん)
意味いつわりのない心
語源『後漢書』の故事成語「赤心を推して腹中に置く」から
類義語丹心、真情、実意など
対義語不実、不忠
英語訳true heart(赤心)

人にまごころで接することは、とても大切なことです。謝罪する時などは、うそ偽りのない「赤心」でもって行うことが何より大切でしょう。

「赤心」を持つ人物は、周りから好かれ、信頼が置かれる存在となります。まごころを持つことは人のためになります。

「赤心」を使う時は正しい意味をしっかりと覚えて、使えるようにしましょう。

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