四字熟語「生殺与奪(せいさつよだつ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「生殺与奪(せいさつよだつ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「生殺与奪」の意味をスッキリ理解!

生殺与奪(せいさつよだつ):絶対的な権力を握っていること

「生殺与奪」の意味を詳しく

「生殺与奪」の意味をそれぞれの漢字に分けて詳しく解説します。

「生殺」は生かすことと殺すこと、「与奪」は与えることと奪うことを表します。

すべて漢字が表している通りですが、「生殺与奪」の意味は生かしたり、殺したり、与えたり奪ったりすることすべてが思いのままになることです。

つまり、現状をどのようにでも操れるということです。そこから、「絶対的な権力を握ること」を意味するようになりました。

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「生殺与奪」の使い方

「生殺与奪」は、莫大な権力を有している人によって威圧的に使用されることが多いです。非常に見下したような表現になるため、口語で使われることは少なく、文章の中で使用されることが多いです。

  1. 昔は、家主が生殺与奪の権を握っていて、家来は成す術がなかった。
  2. 生殺与奪の権力があるからといって、勝手気ままに振る舞うのはよくない。

「生殺与奪」の由来

「生殺与奪」は、古代中国の思想家「荀子(じゅんし)」が記した同名の著書『荀子 王制篇』に記載されています。

以下は『荀子 王制篇』の記載です。

貴賤(きせん)・殺生(せっしょう)・與奪(こうだつ)は、一なり。
貴いことと卑しいこと、殺すことと生かすこと、与えることと奪うことという全く正反対のことも、根本は一つである。

「生殺与奪」は、文中では「殺生與奪(せっしょうこうだつ)」と表記されています。「与える」という意味を持つ漢字は、古来「與」で表されていました。

また、文中の「根本」とは、「君子が頂点にあり、あらゆる権力を有する」という考え方です。古来の中国では、君主が絶対的な権力を握っていたことがわかります。

すなわち、「生殺与奪」の由来は、古代中国において、人の命の行方が、絶対的な権力を持つ国の支配者に握られていたことによります。

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「生殺与奪」の類義語

生殺与奪には以下のような類義語があります。

  • 活殺自在(かっさつじざい):自分の思い通りに扱うこと
「活殺自在」と「生殺与奪」は、どちらも「生かすも殺すも思うがまま」であることを指しています。

「生殺与奪」の英語訳

生殺与奪を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • absolute power
    (絶対的権力)

 

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まとめ

以上、この記事では「生殺与奪」について解説しました。

読み方 生殺与奪(せいさつよだつ)
意味 絶対的な権力を握っていること
由来 荀子「王制」より記述あり
類義語 活殺自在
英語訳 absolute power(絶対的権力)など

現代では、「生殺与奪」の権を握るような状態は少ないため、普段使うことは多くないでしょう。

ただし、意味や由来、使い方をしっかりおさえておくことは大切です。

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