故事成語「正鵠を射る(せいこくをいる)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「正鵠を射る」です。

「正鵠を射る」の意味、例文、由来、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「正鵠を射る」の意味をスッキリ理解!

正鵠を射る(せいこくをいる):物事の要点を正しく抑えること

「正鵠を射る」の意味を詳しく

「正鵠を射る」とは、物事の要点を正しく抑えることです。

「正」も「鵠」も的の中心にある黒点のことを表しています。

そして、「正鵠を失わず」「正鵠を得る」と表記されることもあります。

このうち、「正鵠を得る」は長い間誤用だとされてきましたが、現在では正しい使い方であるとされています。

 

また、「正鵠」は「せいこう」と読まれることもあります。

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「正鵠を射る」の例文

  1. 会議の中の彼の発言は、どれも正鵠を射ていた。
  2. 彼はいつも正鵠を射た発言をするので、部下から信頼されている。
  3. 私はいつも正鵠を射た発言をしているつもりだ。

「正鵠を射る」の由来

「正鵠を射る」の出典は『礼記(らいき)』です。

ちなみに、「鵠」は日本では「ハクチョウ」の異名です。

これが「的の中心」という意味を持つようになったのは、的の中心が黒ではなく白だったからだ、と言われています。

 

ここから転じて、「正鵠」は「物事の核心や要点」という意味を持つようになりました。

そして、「正鵠」は、明治には「正鵠を得る」という使われかたをするようになりました。

その後、「正鵠」に的の中心という意味があることから、昭和に「正鵠を射る」という形が生まれました。

そのため、「正鵠を得る」という用法は間違いではないです。

『礼記』

『礼記』とは、周から漢にかけて儒学者がまとめた礼に関する書物を戴聖(たいせい)という学者が編纂したものです。

この本は体系的な書物ではなく、全49編はそれぞれ独立した内容を持っています。

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「正鵠を射る」の英語訳

「正鵠を射る」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • to hit the mark
    (要領を得る)
  • to hit the nail on the head
    (図星を指す)

まとめ

以上、この記事では「正鵠を射る」について解説しました。

読み方 正鵠を射る(せいこくをいる)
意味 物事の要点を正しく抑えること
由来 「正」にも「鵠」にも「的の中心にある黒点」という意味があったことから
英語訳 to hit the mark, to hit the nail on the head

「正鵠を射る」はよく使われる言葉ですよね。

しっかりと正しい意味で使っていきたいものです。

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