「炒り卵」と「スクランブルエッグ」の違いとは?わかりやすく解説

違いのギモン

鶏の卵はいろんな具材に合うので、いろいろな料理で使われていますよね。

そして、そんな卵が主役になる料理としてあげられるのは「炒り卵」や「スクランブルエッグ」などです。

ところで、「炒り卵」は和風なイメージがあり、「スクランブルエッグ」は洋風なイメージがありますが、この2つの料理は厳密には何が違うのでしょうか。

気になりますよね。そこで、今回は「炒り卵」と「スクランブルエッグ」の違いについて解説していきたいと思います。

結論:違う料理

「炒り卵」と「スクランブルエッグ」は違う料理です。

まず、「炒り卵」は鶏卵に塩や砂糖などの調味料を加えて混ぜたものを熱したフライパンに流し込み、パラパラになるまで炒める料理です。

一方、「スクランブルエッグ」は鶏卵に牛乳や塩コショウなどを入れ、フライパンで半熟になるまで炒める料理です。

「炒り卵」をもっと詳しく

[出典:https://www.youtube.com/watch?v=SoPjP5b-mbg]

炒り卵は鶏卵に塩や砂糖などの調味料を加えて混ぜたものを熱したフライパンに流し込み、パラパラになるまで炒める料理です。

そして、加える調味料としては塩や砂糖のほかに、みりんやしょうゆなどが含まれる場合があります。

 

また、熱したフライパンに入れる時はあらかじめ少量のサラダ油をひいておくこともありますが、油をひかない場合もあります。

どちらにしろ、こげないように弱火で調理するべきでしょう。

そして、パラパラにするコツは4,5本のはしを使ってほぐしながら炒めることです。

それで、卵の汁気がなくなってきたら完成です。

 

ちなみに、汁気は飛ばすのが基本ですが、半熟状態で止める炒り卵もあり、これはびしょ玉や半炒りなどと呼ばれます。

そして、炒り卵はそぼろと呼ばれることもあり、ほんのり甘みがあります。

また、主に和食に使われます。

 

炒り卵が使われる料理としてはそぼろ丼が一番有名なのではないでしょうか。そぼろ丼の上には炒り卵のほかに鶏そぼろなどが乗っていてカラフルですよね。

また、炒り卵は五目寿司やチャーハンやおにぎりなどの具などに使われることもあります。

そして、これまでにあげた料理からもわかるように、炒り卵はご飯とよく合います。

 

そんな炒り卵はとても栄養価が高い食べ物です。その上、スクランブルエッグと違ってバターや生クリームなどを使ってないので比較的カロリーも低めです。

そのため、ダイエット中の人にもおすすめですが、食べ過ぎるとコレステロールの量が多くなってしまうので注意が必要です。

「スクランブルエッグ」をもっと詳しく

スクランブルエッグは鶏卵に牛乳や塩コショウなどを入れ、フライパンで半熟になるまで炒める料理です。

そして、フライパンで炒める際はあらかじめサラダ油やバターなどをひいておきます。

また、塩コショウや牛乳のほかに、生クリームを加える場合もあります。

ちなみに、牛乳や生クリームなどを加えると柔らかな味わいになります。

また、スクランブルエッグは牛乳や生クリームやバターなどの効果で炒り卵より固まりにくく、大きなかたまり状になり、ふわふわになります。

 

そして、完熟状態になってしまうとおいしさが落ちてしまうので半熟状でトロリとした状態で火を止めるのがポイントです。

ちなみに、スクランブルエッグは英語では “scrambled egg” と言い、発音は「スクランブルドエッグ」になるため、カタカナ語と微妙に異なります。

また、日本では洋風炒り卵と呼ばれる場合もあります。

 

そして、スクランブルエッグは単体で食べることが多いでしょう。洋風の朝食の場合にスクランブルエッグはつきものですよね。

そして、スクランブルエッグはケチャップをかけて食べることが多いようです。

また、トーストやスープなどとも相性がよく、スクランブルエッグがトーストに乗っている場合もあります。

 

そのほかに、サンドイッチの具材やサラダのトッピングに使われる場合もあります。

そして、スクランブルエッグはチーズやハムや野菜などと一緒に炒められることもあります。

まとめ

以上、この記事では、「炒り卵」と「スクランブルエッグ」の違いについて解説しました。

  • 炒り卵:鶏卵に調味料を加えて混ぜたものをフライパンでパラパラになるまで炒める料理
  • スクランブルエッグ:鶏卵に牛乳や塩コショウなどを入れ、フライパンで半熟になるまで炒める料理

「炒り卵」と「スクランブルエッグ」は想像以上に違う料理だったんですね。今度からは間違えないようにしたいものです。

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和佐 崇史
文章を書くこと、読むことが大好きな大学生です。中学2年生で漢検2級を取得するなど、言葉については詳しい自信があります。Webライターとしてはこれまで累計1,000記事以上を執筆してきました。