「スケール」の意味とは?使い方から英語や類義語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「スケール」です。

「スケール」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。

☆「スケール」をざっくり言うと……

英語表記スケール(scale )
意味物事の規模、大きさ
語源英語の scale
類義語クラス、サイズなど

「スケール」とは?

スケール (scale):物事の規模、大きさ

「スケール」の意味を詳しく

「スケール 」は「物事の規模、大きさ 」というのが主な意味のカタカナ語です。「スケール」は他にも4つ意味があります。1つ目が寸法などの目盛りが記載されている測定器具のことです。その目盛り自体を指すこともあります。

2つ目が音階です。ドレミファソラシドという並びを聞いたことがありますよね。音が低い順に並んでいます。この高さ順の並びを音階と言い、「スケール」とも呼びます。

3つ目が天秤(てんびん)に置いてあるお皿です。4つ目が水中に溶けているカルシウムなどの物質が、お湯を沸かすボイラーの内側に付着してしまったものです。このように多くの意味がありますが、一般的によく使用するのが「規模」「大きさ」という意味です。

「スケール」の使い方

  1. 彼の夢のスケールはとても大きい。
  2. スケールを測ることは、とても重要だ。
  3. スケールに詳しくなると作曲が楽になる。

「スケール」を使用するのは、何か物事の大きさについて言及するときが多いです。たとえば、新しく世界中に店舗を持つ飲食店を作ろうと思った時、それを「スケールが大きい事業だ」というように表せます。①の「スケール」はこの使い方で、形のない物の大きさについて述べています。

それに対して、②の「スケール」は、大きさや尺度について述べています。③の「スケール」は音楽の音階です。その他にも、予想より大きさが大きかった時に「スケールが違う」「スケールが異次元だ」というように使用します。

「スケール」の語源

「スケール」の語源は英語の scale です。カタカナ語と同じように多くの意味があります。scale にはさらに「比率」「階級」などという意味もあります。

他にカタカナ語と違うのは、動詞としても使われることです。動詞で使う scale は、「はしごで登る」「よじ登る」「拡大する」というような意味があります。カタカナ語の意味と混同しないようにしましょう。

また、この scale という単語の語源を辿ると、ラテン語になります。ラテン語の「はしご」という意味の単語からできました。

ちなみに、みなさんがよく使うエスカレーターは英語で escalator と書きます。よく似ていて、中に scale という単語が入っているのです。はしごを登る場面を想像すると、この2つの単語の関係性がイメージできます。

「スケール」の類義語

「スケール」には以下のような類義語があります。

  • サイズ:大きさ
  • クラス:階級
  • レベル:水準

「サイズ 」は「大きさ」という意味のカタカナ語です。「サイズ」の語源は英語の size です。日常の生活でも使用することが多いカタカナ語の1つです。「スケール」よりも小さい範囲の大小について言及する時に使用します。

たとえば、洋服です。洋服にはSやLなどの大きさがあります。この大きさのことを「サイズ」と言います。他にも分かりやすいのはカフェに行ってコーヒーを頼むと大きさの種類があります。これを「サイズ」と呼びますね。

 

「クラス」は「階級」という意味のカタカナ語です。「クラス」の語源は英語の class です。「階級」という意味で「クラス」を使うのは、人や物を分類するときが多いです。

たとえば、一定の収入が得られずに家や車を持つことができない人々のことを「アンダークラス」と呼びます。これは「下層階級」のことです。「貧困層」と似た意味です。反対に、お金持ちの人々ことを「アッパークラス」「ハイクラス」と表現することもあります。

「レベル」は「水準」という意味のカタカナ語です。ゲームをやっていると、「レベルアップ」というフレーズを見かけたことがあると思います。「レベルが低い」あるいは「レベルが高い」ということで、物事の度合いを言い表すことができます。

まとめ

以上、この記事では「スケール」について解説しました。

英語表記スケール(scale )
意味物事の規模、大きさ
語源英語の scale
類義語クラス、サイズなど

「スケール」は日常的によく使う単語です。特に何かを比較する際には「スケール」に多くの人が注目します。私たちの生活に密接している単語なのです。「スケール」の意味が分かれば、賢い選択をすることができるかもしれません。

ぜひこの記事で、「スケール」の意味や使い方を確認して実際の生活でも役に立てるようにしましょう。