四字熟語「三面六臂(さんめんろっぴ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「三面六臂(さんめんろっぴ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「三面六臂」の意味をスッキリ理解!

三面六臂(さんめんろっぴ):ひとりで何人分もの働きをすること、そしてさまざまな方面で素晴らしい活躍をすること。

「三面六臂」の意味を詳しく

「三面六臂」は「三面」と「六臂」という2つの言葉から構成されています。

「三面」の「面」は「顔」を表します。つまり、「三面」は「3つの顔」を意味する言葉です。

「六臂」の「臂」は「腕」を表します。つまり、「六臂」は「6つの腕」を意味する言葉です。

 

3つの顔と6つの腕と聞くと、頭に浮かんでくる有名な仏像があります。奈良の興福寺にある「阿修羅像(あしゅらぞう)」です。

「三面六臂」は、もともと「1つの体に3つの顔と6つの腕を有する仏像」を表す言葉でした。

1つの体に3つの顔と6つの腕を有していれば、数人分の働きができることから、ひとりで何人分もの働きをすること、そしてさまざまな方面で素晴らしい活躍をすることを意味するようになりました。

 

「三面六臂」に似た四字熟語に、「八面六臂」があります。これは、「三面六臂」がもととなっている四字熟語です。「三面」から360度を意味する「八面」に変わっていますが、意味は同じです。現在では、「八面六臂」の方がよく使われるようになっています。

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「三面六臂」の使い方

  1. アスリートとして三面六臂の活躍を見せている彼女が、新しく挑戦しているのはアートの世界である。
  2. 今回のプロジェクトで三面六臂の活躍を見せてくれた彼には、本当に感謝している。
  3. 彼は頭がよい上に運動神経もよく、絵もうまいと言うんだから、まさしく三面六臂だ。
  4. あまり目立たないが、実は陰で三面六臂の働きをしているのが、彼女のよいところだ。
  5. 三面六臂の阿修羅像を見るために、毎年多くの人が興福寺を訪れている。

「三面六臂」の類義語

三面六臂には以下のような類義語があります。

  • 八面六臂(はちめんろっぴ):何人分もの働きをして素晴らしい結果を残すこと。
  • 縦横無尽(じゅうおうむじん):際限なく満足するまで自由に行動すること。
  • 自由自在(じゆうじざい):好きなように思ったことをできること。

「八面六臂」は「三面六臂」と全く同じ意味を表す四字熟語です。

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「三面六臂」の英語訳

三面六臂を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • rush of business
    (業務繁忙)
  • versatility
    (多才)
  • be very active in many fields
    (たくさんの分野で精力的に活動している)

まとめ

以上、この記事では「三面六臂」について解説しました。

読み方 三面六臂(さんめんろっぴ)
意味 ひとりで何人分もの働きをすること、そしてさまざまな方面で素晴らしい活躍をすること。
類義語 八面六臂(はちめんろっぴ)、縦横無尽(じゅうおうむじん)、自由自在(じゆうじざい)など
英語訳 rush of business(業務繁忙), versatility(多才), be very active in many fields(たくさんの分野で精力的に活動している)

「三面六臂」は、「1つの体に3つの顔と6つの腕を有すること」を表す四字熟語です。しかし現実の人間には、1つの体に1つの顔と2つの腕しかありません。

1つの顔と2つの腕で「三面六臂」の働きをするには、人より「長く」行うか、人より「効率良く」行う必要があります。顔や腕と同じように「時間」も、皆に平等に同じだけ与えられている有限なものです。それゆえ、「長く」行うことは難しく、「効率よく」行うしかありません。

物事の行い方を工夫し、効率を上げて、「三面六臂」の活躍を目指しましょう。

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