「散漫(さんまん)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

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言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「散漫(さんまん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「散漫」の意味をスッキリ理解!

散漫(さんまん):ちらばり広がること

「散漫」の意味を詳しく

「散漫」は「散」と「漫」という2つの漢字から構成されています。

「散」は、「さん」「ちる」と読み、「ちらばる」「とりとめがない」という意味をもちます。「散漫」において、「散」は、「とりとめがない」という意味で用いられています。この意味で「散」が用いられている熟語には、「胡散(うさん)」などがあります。

「漫」は、「まん」「みだりに」と読み、「しまりがない」「そぞろに」という意味をもちます。「散漫」において、「漫」は、「しまりがない」という意味で用いられています。この意味で「漫」が用いられている熟語には、「放漫」や「冗漫(じょうまん)」などがあります。

 

この2つの漢字の意味から、「散漫」はしまりがなく、ちらばるという意味を表します。

この意味が派生し、「散漫」は「気持ちや考えが集中しないさま」という意味でも用いられます。

「散漫」と「放漫」の違い

「散漫」と似た意味をもつ熟語に、「放漫」があります。この2つの熟語は、どちらも「しまりがなくだらしない」という意味で共通していますが、それぞれの詳細な意味は異なります。

「散漫」は、主に気持ちや考え等に対して用いられ、「気が散ったり考えがまとまらない」という意味をもちます。

一方で、「放漫」は、事業や経営などのやり方が無計画でしっかりしていないさまを表します。

このように、2つの熟語は音も意味もよく似ていますが、使う場面が異なります。しっかりと使い方を理解して正しく用いましょう。

「散漫」の使い方

  1. 彼は集中力散漫で、よく先生に怒られている。
  2. 散漫な話に、退屈する。
  3. 歩きスマホは、注意力散漫になり、事故につながる可能性がある。

①の例文で、「散漫」は、「集中力散漫」という複合語として用いられている。「集中力散漫」とは「集中力が欠ける」という意味をもちます。「散漫」はこのように複合語として用いられることも多くあります。

②の例文で、「散漫」は、「散漫な」という形で用いられ、形容詞として用いられています。この場合、「まとまらない」という意味を表しています。

③の例文で、「散漫」は、「注意力散漫」という複合語として用いられています。「散漫」は、「注意力」や①の例文の「集中力」とよく結びついて、「注意力散漫」や「集中力散漫」という複合語として使われます。

「散漫」の類義語

散漫には以下のような類義語があります。

  • 放漫(ほうまん):しまりがなく、だらしないさま
  • 乱雑(らんざつ):乱れていて秩序がないこと
  • 迂闊(うかつ):ぼんやりしていて注意がゆきとどかないこと
  • 放漫(ほうまん):細かく気を配らずいい加減であること
  • 不注意(ふちゅうい):注意の足りないこと

「不注意」は、「注意力散漫」に対する類義語です。

「散漫」の対義語

散漫には以下のような対義語があります。

  • 集中(しゅうちゅう):一か所に集めること
  • 緻密(ちみつ):細かく詳しいこと

「集中」は、「注意力散漫」や、「集中力散漫」の対義語にもなります。

「散漫」の英語訳

散漫を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • distracted
    (気が散る)
  • diffused
    (拡散した)
  • loose
    (ゆるい)

distructedは、「集中力散漫」や「注意力散漫」の英語訳としても使われます。

looseのカタカナ語である「ルーズ」も、だらしがないさまという意味を表し、散漫の類義語として用いられています。

まとめ

以上、この記事では「散漫」について解説しました。

読み方散漫(さんまん)
意味散らばり広がること
類義語放漫、乱雑、迂闊など
対義語集中、緻密
英語訳distracted(気が散る)

散漫は、「注意力散漫」や「集中力散漫」などの形で用いられます。

注意力散漫にならないよう、集中して物事に取り組みましょう。