「錯誤(さくご)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「錯誤(さくご)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「錯誤」の意味をスッキリ理解!

錯誤(さくご):間違うこと

「錯誤」の意味を詳しく

錯誤とは、間違うことを表す熟語です。

また、その人の認識と、実際の客観的な事実が一致しないことも表します。

たとえば、ある人が、赤くて丸いものすべてを「りんご」だと認識している場合、「錯誤」が生じているといえます。実際のりんごは「赤くて丸く、甘酸っぱい味の特定の果物」のことを指すためです。

また、「錯」は「混じり合う」「混乱する」といった意味を持ち、「誤」には「誤り」という意味があります。これらが組み合わさることにより、「認識と事実に混乱が生じて誤りを犯す」という意味になるのです。

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「錯誤」の使い方

  1. 私の発言があいまいだったせいで、君を錯誤させてしまったようだ。
  2. 50年前を舞台とした作品にスマホが映り込むなんて、時代錯誤もはなはだしい。

上記の例文のように、「錯誤」は人同士の認識や、認識と事実の間に違いが生じている場合に使用されます。

①の例文では、「私」の意思がうまく「君」に伝わらず、「君」が正しい認識をできなかったことについて、「錯誤」が使用されています。

また、②の例文では、「時代錯誤」という四字熟語で、時代と「スマホ」の間に矛盾が生じていることを表現しています。

民法上・刑法上の「錯誤」

民法上での「錯誤」とは、意思表示をした者の内心の意思と、実際に行なった表示が食い違っており、しかもその食い違いに意思表示をした者自身が気が付いていないことを指します。

たとえば、Aと書くつもりで無意識にBと書いてしまった場合を「表示上の錯誤」、AセットとBセットの価値がまったく同じであると誤解して、AセットのつもりでBセットと書いてしまった場合を「内容の錯誤」と言います。

また、オーダーメイドの一品ものと誤解して量産品を購入するなどといったことを「動機の錯誤」と言います。

 

一方で、刑法上の「錯誤」とは、犯罪の行為者が、その犯罪の事実を誤認していたり、違法行為だと認識していなかった場合を指します。

たとえば、Cという人物の殺害を意図し、誤って隣にいたDを殺害してしまった場合は「方法の錯誤」と呼びます。

また、Dという人物をCだと認識して殺害した場合は「客体の錯誤」と呼びます。

さらに、他者の所有する犬を殺すつもりでその飼い主を殺してしまった場合は、「抽象的事実の錯誤」と呼ばれます。

 

このように、「錯誤」は場面や取り扱う法によってさまざまな意味を生じさせるため、注意が必要です。

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「錯誤」の類義語

錯誤には以下のような類義語があります。

  • 誤謬:知識などの誤り
  • 不正:ものごとが正しくないこと
  • 誤想:思い違い

「錯誤」の英語訳

錯誤を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • a mistake
    (間違い)
  • a discrepancy
    (食い違い)

単にものごとを間違う、ということを表したいときには”a mistake”を使用します。

一方、事実や相手の認識との食い違いのことを指す場合には”a discrepancy”を使用するとよいでしょう。

ただし、「時代錯誤」には、それ自体を指す”an anachronism(時代錯誤)”という表現があるため、”a mistake of era”などと表現しないように気をつけましょう。

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まとめ

以上、この記事では「錯誤」について解説しました。

読み方錯誤(さくご)
意味間違うこと
類義語誤謬、不正、誤想など
英語訳a mistake(間違うこと)

「錯誤」には、シチュエーションに応じたさまざまな意味があります。

日常生活で使用する分には難しくない言葉ですが、民法や刑法が絡むときには意味が複雑化します。

「錯誤」の意味をうっかり錯誤してしまわないように、普段から気をつけて使用していけるといいですね。

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