今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「サジェスチョン」です。
「サジェスチョン」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「サジェスチョン」をざっくり言うと……
英語表記 | サジェスチョン(suggestion) |
---|---|
意味 | 示唆、提案、暗示 |
語源 | 英語のsuggest(提案する)から |
類義語 | プロポーザル、プロポジション |
「サジェスチョン」の意味をスッキリ理解!
「サジェスチョン」の意味を詳しく
「サジェスチョン」とは、示唆や提案、暗示など、自分以外の誰かに何かを伝えるような意味合いを持つ言葉です。
「サジェスチョン」は、「サゼッション」「サゼスチョン」「サジェスション」と表記されることもあります。どの表記でも意味に変わりはありません。
「サジェスチョン」をビジネス会話で使用する場合、ほとんど「提案」という意味で使われます。同僚や上司、お客様など、どんな相手に使用しても失礼にはあたりません。
一方で、文章中に「サジェスチョンする」のように使うことはありません。基本的にかしこまったビジネス文書の中では、言葉自体は失礼でなくても、「ビジネスマナーがない」など、相手に悪い印象を与えかねないません。
「サジェスチョン」と似た言葉に「サジェスト」があります。この2つの言葉は、品詞が異なるため意味も微妙に異なります。
- サジェスチョン:示唆、提案、暗示
- サジェスト :示唆する、提案する、暗示する
上記のように意味に微妙な違いはありますが、「サジェスチョンする」「サジェストする」のように、使われ方はほとんど変わりません。
「サジェスチョン」の使い方
- 彼のサジェスチョンは非常に興味深い。
- サジェスチョンされたプランは、非常に好成績を出した。
- 上司にサジェスチョンするときは、毎回とても緊張する。
全ての例文で、「提案する」というニュアンスが共通しています。
①の例文のように、「サジェスチョン」を「提案されたこと」という意味で使用する場合もあれば、②③の例文のように「サジェスチョンする」と動詞として使用する場合もあります。
いずれの場合でも、ビジネスシーンでよく使われる表現であるため、しっかり使い方を確認しておきましょう。
「サジェスチョン」の語源
「サジェスチョン」の由来は英語の “suggest(提案する)” という動詞です。これが “suggestion(サジェスチョン)” になると「提案」という名詞になります。これに「~する」をつけて動詞にしているというわけです。
ビジネスシーンでは「サジェストする」という言い方も使用しますが、厳密には「提案するをする」という意味になるので二重動詞になってしまいます。文法としては間違った使い方ですが、日常的によく使われているため、言い回しの一つとして覚えておくといいでしょう。
「サジェスチョン」の類義語
「サジェスチョン」には以下のような類義語があります。
- プロポーザル(proposal):申し込み、計画、提案
- プロポジション(proposition):提案、議題
「プロポーザル」はプロポーズと同じく「結婚の申し込み」という意味を持つカタカナ語です。「サジェスチョン」と同じく「提案」という意味もあり、こちらもビジネス用語としてよく使われています。
「プロポジション」には、「サジェスチョン」と同様に「提案」という意味が含まれています。商業上の取引で用いられることが多く、ビジネスシーンでの使用頻度はとても高いと言えます。「示唆」「暗示」といった意味は含まれていません。
まとめ
以上、この記事では「サジェスチョン」について解説しました。
英語表記 | サジェスチョン(suggestion) |
---|---|
意味 | 示唆、提案、暗示 |
語源 | 英語のsuggest(提案する)から |
類義語 | プロポーザル、プロポジション |
「サジェスチョン」はビジネスシーンでよく使われる言葉であるため、意味や使い方をしっかり確認しておきましょう。