「才気煥発」の意味とは?使い方から類語や英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「才気煥発(さいきかんぱつ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「才気煥発」をざっくり言うと……

読み方才気煥発(さいきかんぱつ)
意味すぐれた才能が自然と外に現れているさま。
類義語才気横溢(さいきおういつ)、才学非凡(さいがくひぼん)、脱俗超凡(だつぞくちょうぼん)、才華爛発(さいからんぱつ)など
対義語伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)、臥竜鳳雛(がりょうほうすう)、孔明臥竜(こうめいがりょう)など
英語訳brainy(頭の良い、聡明な),brilliant(光り輝く)

「才気煥発」の意味をスッキリ理解!

才気煥発(さいきかんぱつ):すぐれた才能が自然と外に現れているさま。

「才気煥発」の意味を詳しく

「才気煥発」は「才気」と「煥発」という2つの言葉から構成されています。

 

「才気」は「鋭く活発な頭の働き」を意味する言葉です。「才気あふれる」や「才気みなぎる」といった使い方をすることが多いです。

「煥発」は「煥」と「発」という2つの漢字から成り立っています。「煥」は「煥(かがや)く」と読みます。読みの通り、「光り輝くこと」を意味する漢字です。「発」は「外に現れる」ことを意味する漢字です。

つまり「煥発」は、輝くように現れ出ることを意味する単語です。

 

したがって、「才気煥発」はすぐれた頭の働きが輝くように現れていることを表す四字熟語です。

「才気煥発」の使い方

  1. 敏腕社長としてメディアに注目されている彼とは、中学校の同級生だったが、その頃から、才気煥発で注目を集めていた。
  2. 才気煥発としている人とはなかなか会えるものではない。
  3. 小さい頃は、才気煥発としていて、皆から尊敬されていた兄だが、最近はすっかり自信を失くしてしまったようで、家に引きこもりがちだ。
  4. 才気煥発な彼に少しでも近づきたくて、毎日一冊本を読むようにしているが、なかなか効果が表れない。
  5. 才気煥発としている人が多い職場で働きたいものだ。

「才気煥発」の類義語

才気煥発には以下のような類義語があります。

  • 才気横溢(さいきおういつ):すぐれた才能があふれるほど盛んなこと
  • 才学非凡(さいがくひぼん):人より優れた学問の能力を持っていること
  • 脱俗超凡(だつぞくちょうぼん):俗世間から脱していて、普通の人よりすぐれていること
  • 才華爛発(さいからんぱつ):素晴らしい才能が外に溢れ出ていること

「才気煥発」の対義語

才気煥発には以下のような対義語があります。

  • 伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう):能力を発揮する機会に恵まれず、人に知られていない実力者
  • 臥竜鳳雛(がりょうほうすう):才能はあるが、それを発揮する機会に恵まれない人のこと
  • 孔明臥竜(こうめいがりょう):まだ世間に知られていないが、素晴らしい才能をもっている人

これらの対義語はすべて『三国志』の『蜀書(しょくしょ)・諸葛亮伝(しょかつりょうでん)』に由来します。

「才気煥発」の英語訳

才気煥発を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • brainy
    (頭の良い、聡明な)
  • brilliant
    (光り輝く)

まとめ

以上、この記事では「才気煥発」について解説しました。

読み方才気煥発(さいきかんぱつ)
意味すぐれた才能が自然と外に現れているさま。
類義語才気横溢(さいきおういつ)、才学非凡(さいがくひぼん)、脱俗超凡(だつぞくちょうぼん)、才華爛発(さいからんぱつ)など
対義語伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)、臥竜鳳雛(がりょうほうすう)、孔明臥竜(こうめいがりょう)など
英語訳brainy(頭の良い、聡明な),brilliant(光り輝く)

「才気煥発」は内に秘めている才能・頭のよさが自然と溢れ出てしまうことを表しています。決して自分の才能や頭のよさをひけらかすことを推奨している言葉ではありません。

「才気煥発」を目指すあまり、他人に自分の才能をひけらかすことがないようにしましょう。「才気」はコツコツと培って自分の中に積み上げていけば、自然と溢れ出てくるものです。