今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「サブスクリプション」です。
「サブスクリプション」の意味、メリット・デメリット・種類、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
このページの目次
「サブスクリプション」の意味をスッキリ理解!
「サブスクリプション」の意味を詳しく

「サブスクリプション」とは、一定の料金を払うと一定の期間利用できるサービスのことです。
「サブスク」と略されることもあります。
「サブスクリプション」では一定の料金を払うと「一定期間、サービスを利用する権利」が与えられます。
通常のサービスと違って、商品やサービス自体が販売されるわけではありません。
「サブスクリプション」のメリット・デメリット
「サブスクリプション」にはさまざまなメリットとデメリットがあります。
それぞれ見ていきましょう。
「サブスクリプション」のメリット
「サブスクリプション」には主に以下のようなメリットがあります。
- 安価でいつでもやめられるので、利用開始のハードルが低い
- 無料期間があるサービスが多いので、利用しやすい
- いちいちお金を払う必要がない
「サブスクリプション」は手軽に利用しやすいのがメリットと言えますね。
「サブスクリプション」のデメリット
「サブスクリプション」には以下のようなデメリットがあります。
- 利用しなくても料金が発生する
- 解約を忘れるリスクがある
- 解約するとサービスが利用できなくなる
「サブスクリプション」は利用すればするほどお得ですが、利用しない場合はデメリットが大きくなります。
「サブスクリプション」の3つの種類と事例
「サブスクリプション」は大きく以下の3種類のサービスに分類できます。
- 「定額料金でサービスが受け放題になる」サービス
- 「定額料金で無料サービスがより快適に利用できる」サービス
- 「定額料金で決められた量のサービスが受けられる」サービス
それぞれのサービスについて、事例を交えて詳しく見ていきましょう。
種類①:「定額料金でサービスが受け放題になる」サービス
「サブスクリプション」の中でも一番多いのは、「定額料金でサービスが受け放題になるサービス」です。
このようなサービスでは、一定の料金を払うと、提供されるサービスを好きなだけ利用できるようになります。
たとえば、音楽のサブスクリプションサービスの場合、配信されている音楽が聴き放題になります。
ただし、このようなサービスでは、一部のサービスがさらに料金を払わないと利用できない場合もあります。
- Apple Music
音楽が聴き放題になるサービス - Netflix
映画・ドラマなどの映像コンテンツが見放題になるサービス - dマガジン
雑誌が読み放題になるサービス
種類②:「定額料金で無料サービスがより快適に利用できる」サービス
「定額料金で無料サービスがより快適に利用できる」サービスもあります。
これは、「通常は無料のサービスに課金すると、より便利に利用できる」サブスクリプションサービスです。
多くの場合、課金すると広告が表示されなくなります。
- YouTube Premium
YouTubeを広告なし、バックグラウンド再生、オフライン再生などで楽しめます
種類③:「定額料金で決められた量のサービスが受けられる」サービス
「定額料金で決められた量のサービスが受けられる」サービスもあります。
このようなサービスは、登録すると商品が定期的に送られてくる場合が多いです。
花や服など、実体のあるものを販売するサービスが、このようなサブスクリプションサービスを展開することが多いでしょう。
- KURANDO CLUB
厳選された日本酒が毎月1本送られてくるサービス - Bloomee LIFE
季節の花を毎週届けてくれるサービス - BLOOM BOX
毎月自分にピッタリのコスメを届けてくれるサービス
「サブスクリプション」とほかのサービスの違い
この見出しでは、「サブスクリプション」と以下のサービスとの違いを見ていきましょう。
- 「サブスクリプション」と「リカーリング」の違い
- 「サブスクリプション」と「買い切りサービス」の違い
「サブスクリプション」と「リカーリング」の違い
「サブスクリプション」と「リカーリング」はかかる料金が定額かどうかが違います。
「サブスクリプション」では料金が定額になっています。
一方、「リカーリング」とは一定期間内に受けたサービス分の料金だけ支払う方式です。
リカーリング方式のサービスの代表例として、置き薬が挙げられます。
置き薬では、一定期間ごとに利用した薬の料金だけを支払います。
「サブスクリプション」と「買い切りサービス」の違い
「サブスクリプション」と「買い切りサービス」は利用できる期間が異なります。
「サブスクリプション」では、一定の料金を払っている期間だけ、サービスを利用できます。
一方、「買い切りサービス」では初めにすべてのお金を払い、以降はずっとお金を払わず利用できます。
たとえば、コンシューマーゲームのソフトは「買い切りサービス」と言えます。
「サブスクリプション」の使い方
「サブスクリプション」を使った例文には以下のようなものが挙げられます。
- 音楽聴き放題のサブスクリプションに登録した。
- YouTubeのサブスクリプションに登録し、広告なしで動画を観る。
- カフェのサブスクリプションのお陰で毎日1杯コーヒーが無料だ。
「サブスクリプション」の語源
「サブスクリプション」の語源は英語の “subscribe” の名詞形 です。
“subscribe”には複数の意味がありますが、ここでは「定期購読する」という意味が適切でしょう。
また、単語を更に分解すると「下」を表す接頭語”sub”と「書く」という意味の”scribe”が合わさったものとわかります。
書類の下に署名するイメージです。
「サブスクリプション」の類義語
「サブスクリプション」には以下のような類義語があります。
- 定額制:一定の額を支払うシステム。
- エントリー:氏名などを登録すること。
まとめ
以上、この記事では「サブスクリプション」について解説しました。
英語表記 | サブスクリプション(subscription) |
---|---|
意味 | 定額制で一定期間のサービスを受けること |
語源 | “subscribe”の名詞形 |
類義語 | 定額制、エントリーなど |
様々なネットサービスの繁栄に伴い、サブスクリプションも流行しています。
買い切りよりもコスパが高く色々と試すことのできる点がメリットですね。
自分の生活に合わせて、使いこなしましょう。