「柳暗花明」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「柳暗花明(りゅうあんかめい)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「柳暗花明」をざっくり言うと……

読み方柳暗花明(りゅうあんかめい)
意味花や緑に満ちた、春の美しい景色のこと。また、芸者の社会のこと。
由来王維 「早朝」
類義語鳥語花香、桃紅柳緑など
英語訳beautiful scenery of spring(春の美しい風景)

「柳暗花明」の意味をスッキリ理解!

柳暗花明(りゅうあんかめい):花や緑に満ちた、春の美しい景色のこと。また、芸者の社会のこと。

「柳暗花明」の意味を詳しく


春は、花や若葉などが芽吹く季節です。「柳暗花明」は、そのような春の美しい景色を表現した四字熟語です。

「柳暗」とは、柳(やなぎ)が生い茂り、その影で薄暗い様子を表しています。「花明」とは、花が咲き誇り、明るい色で溢れている様子を意味しています。どちらも、春の美しい自然のたとえと言えます。

また、「柳暗花明」は、芸者の社会である「花柳界(かりゅうかい)」を指す場合もあります。なお、芸者とは、宴会の場を踊りや演奏で盛り上げる女性のことです。

「柳暗花明」の使い方

  1. 柳暗花明の道を歩く。
  2. 満開の桜で山肌がピンク色に染まる山へ行き、柳暗花明の景色を写真に収めた。
  3. 京都で芸者の体験をした際、柳暗花明は奥深い世界だと感じた。

「柳暗花明」の由来

「柳暗花明」は、王維(おうい)という人物が書いた「早朝(そうちょう)」という詩から生まれた四字熟語です。

『新唐書(しんとうじょ)』という中国の歴史書によると、王維は701年から761年の中国で生きた人物です。高級官僚であるだけでなく、詩人や画家、音楽家としての顔も持っていました。

「早朝」の原文に、「柳暗百花明、春深五鳳城。」という一節があります。この一節の前半部分が「柳暗花明」の由来となっています。

「柳暗花明」の類義語

柳暗花明には以下のような類義語があります。

  • 鳥語花香(ちょうごかこう):のどかな春の景色
  • 桃紅柳緑(とうこうりゅうりょく):美しい春の景色

「鳥語花香」は、鳥の美しいさえずりや、花の良い香りが広がる春の様子を表しています。

「桃紅柳緑」は、桃の花の美しい紅色と、柳の色鮮やかな緑の葉を表現した四字熟語です。そこから、春の美しい景色の形容として用いられています。「柳緑桃紅」と表記することもあります。

「柳暗花明」の英語訳

柳暗花明を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • beautiful scenery of spring
    (春の美しい風景)
  • red-light district
    (花柳界)

“scenery” は、「景色」や「風景」を意味する名詞です。

まとめ

以上、この記事では「柳暗花明」について解説しました。

読み方柳暗花明(りゅうあんかめい)
意味花や緑に満ちた、春の美しい景色のこと。また、芸者の社会のこと。
由来王維 「早朝」
類義語鳥語花香、桃紅柳緑など
英語訳beautiful scenery of spring(春の美しい風景)

厳しい寒さの冬を越え、新たに芽吹く自然に溢れた春の景色は、とても美しいものです。

特に日本の春では、桜や菜の花など、様々な植物が色鮮やかに生い茂り、暖かい空気に包まれます。

暖かい春の日には、「柳暗花明」という四字熟語を思い出してみましょう。

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香菜
「読者を不快にさせない記事」をモットーに執筆・編集しています。有名美容ライターの元でアシスタントを経験し、その後出版社に就職。現在は著名人への取材やエンタメ記事の執筆も行っています。