海外で何かを学びたい!と思った人の頭に浮かぶ言葉に「留学」と「ホームステイ」の二つがあるのではないでしょうか。
誰もが一度は耳にしたことがある言葉ですが、この二つの違いを知っていますか?
そこでこの記事は「留学」と「ホームステイ」の違いについて詳しく解説していきます。
結論:留学は海外で学校に通うこと、ホームステイは滞在方法の1つ
「留学」をもっと詳しく
留学は海外の学校に通いながら語学や専門知識を学ぶことです。学生ビザ(短期であれば観光ビザ)を使って渡航します。
学校に通っていることが前提となるため学校を辞めたり成績や出席率が悪いとビザが取り消されることもあります。
留学には語学留学、交換留学、正規留学などの様々な種類があります。また、留学中に滞在する方法も寮生活、一人暮らし、ホームステイなど様々です。
就学が目的のため基本的に就労することはできませんが、就学している限り何年間でも滞在することができ、年齢制限などもありません。
留学をするには留学先の学校や教育プログラムの承認を得てから申請する必要があります。
「ホームステイ」をもっと詳しく
ホームステイは海外の一般家庭に滞在し、共に生活する滞在方法そのもののことを指します。
基本的に受け入れ先は有償で滞在者を受け入れますが、国際交流の一環として自治体が斡旋するホームステイには無償のものもあります。
受け入れ側の家族のことをホストファミリーと呼び、滞在者は新たな家族の一員として生活を共にします。
そのため様々なメリット・デメリットがあります。
ホームステイのメリット
現地の生きた文化や生活を知ることができる
学生寮や一人暮らしでは学ぶことのできない現地での生活を知ることができます。家族の一員として過ごす以上、日々コミュニケーションをとることになるので、語学学習にはとても適した環境です。
費用の節約になる
ホームステイの費用には基本的に朝・昼・晩の食事の費用と電気代・水道代も含まれているため、学生寮や一人暮らしをするよりも費用の節約になります。
保護者がいる
海外に滞在し始めたばかりで何もわからない時にホストファミリーがいることはとても心強く感じられます。体調を崩した時もホストファミリーを頼ることができます。
ホームステイのデメリット
ホストファミリーには当たり外れがある
ホストファミリーが家族として何か問題を抱えている場合もあります。また移民の多い国ではホストファミリーが現地語のネイティヴではない場合もあります。
他のステイ者との問題
ホームステイ先には必ずしも自分一人が留学生として受け入れられている訳ではありません。他の国の留学生がすでに滞在していたり、自分が滞在している時に新たに他の留学生がホームステイに加わる場合もあります。他のステイ者を選ぶことはできないので、相性などは運次第です。
食べ物や宗教などの問題
ホストファミリーの食事が口に合わないことはよくあります。苦手なものはしっかりと伝えることで解決できます。しかし宗教上の理由で食べるものを制限している家庭もあるため工夫が必要です。
立地が不便
ホームステイを受け入れられる家は郊外にあることが多いため、学校に通う時には不便なこともあります。
ホームステイ先は変更することができるので、何かトラブルがある場合はホームステイ先を変えることも大切な判断です。
まとめ
以上、この記事では、「留学」と「ホームステイ」の違いについて解説しました。
- 留学:海外の学校に通い勉強すること
- ホームステイ:海外の一般家庭で生活を共にすること