ランニングコストの意味とは?対義語のイニシャルコストも解説!

言葉

ランニングコストとは「何かを維持し続けるためや使用し続けるために必要な費用」という意味です。

ランニングコストは、ビジネスだけでなく日常生活でも重要になる言葉です。

しかし、その詳しい意味や語源を知る機会はなかなかないですよね。

この記事では、ランニングコストの意味や英語表現を徹底解説します。

☆「ランニングコスト」をざっくり言うと……

英語表記ランニングコスト(running cost)
意味何かを維持し続けるためや使用し続けるために必要な費用
語源「継続するための費用」という意味の英単語 “running cost”
類義語維持費
運転資金など
対義語イニシャルコスト
初期費用など

「ランニングコスト」の意味

ランニングコスト

何かを維持し続けるためや使用し続けるために必要な費用
例:その案ではランニングコストがかかりすぎる。

ランニングコストは、何かを維持し続けるためや使用し続けるために必要な費用を表す言葉です。

ビジネスの場面で使われることが多く、以下のような意味で使われます。

  • 会社を経営し続けるために必要なコスト
  • 機械や装置を稼働したときの維持費

なにかを新しく用意するための費用は含まず、その時点と同じ経営を維持するため、その時点である設備やシステムをそのまま使うために必要な費用を表すのです。

また、ビジネスの場面以外でも、ものを使い続けたり、維持するためにかかる費用のことをランニングコストと言います。

ランニングコストの表記

ランニングコストは、「RC」と略されることがあります。語源になった英単語の頭文字を取った表現です。

また、会話表現ではランニングコストを「ランニング」と省略して使うことがあります。

「ランニングコスト」の具体例


ランニングコストの具体例を、ビジネスとそれ以外の場面でそれぞれ挙げていきます。

ビジネスにおける「ランニングコスト」

ビジネスにおけるランニングコストは、会社を経営し続けるために必要なコストのことです。

その中でも、以下のような通常の営業を続ける際に必要になるコストが含まれます。

  • 店舗のテナント代
  • 電気代
  • 水道費
  • 人件費
  • 材料費

経営を始めるために最初にかかる費用、たとえば店舗を建てるための建設費用などはランニングコストに含まれません。

また、現在の経営に加えて、新しい店舗を出店するなどの新たなことを始めるためにかかるコストもランニングコストではありません。

ビジネス以外における「ランニングコスト」

ビジネス以外の場面でのランニングコストは、何かを続けるために定期的に必要になるコストという意味で使われます。

たとえば、絵を描くことが趣味の人がいるとします。

絵を描くほど消費し、新たに必要になる紙や絵の具にかかるお金がランニングコストにあたります。

最初にまとめて購入する筆やパレットなどは消耗品ではない道具なのでランニングコストにはなりません。

「ランニングコスト」の使い方


ランニングコストは、以下のような形で使われることが多いです。

  • ランニングコストが大きい・小さい
  • ランニングコストがかかる
  • ランニングコストを増やす・減らす

以上を踏まえて、実際の例文を見ていきましょう。

  1. 維持のためだけでも、莫大なランニングコストがかかっています。
  2. ランニングコストを減らすことが節約の第一歩だね。
  3. プリンターのランニングコストが小さいと、生活の負担が減る。

「ランニングコスト」の語源

ランニングコストの語源は、「継続するための費用」という意味の英単語 “running cost” です。

“running cost” には、以下のような意味があります。

  • running
    継続する・運用する
  • cost
    費用

“running” は “run” の動名詞形で、 ここでは「走る」ではなく「継続する」という意味で用いられています。

つまり、 “running cost” は、「継続するための費用」という意味の単語になります。

“running cost” には、以下のような意味があります。

  • 維持費
  • 運転資金
  • 消耗費
  • 人件費
  • 材料費
ランニングコストの英語表現

ランニングコストの英語には、他にも “cost of running” や “operating cost” などと表現できます。

また、 “running” には「運用する」「維持する」という意味があると述べましたが、「走る」「動いている」の意味合いが強い言葉です。

そのため、英語圏では “operating cost” という表現の方が伝わりやすいです。

「ランニングコスト」の類義語

ランニングコストには以下のような類義語があります。

  • 維持費
    現状を保つために必要となる費用
  • 運転資金
    会社が事業を続けていくうえで必要となる資金
  • 消耗品費
    消耗品や少額減価償却資産のために必要となる資金
  • 運用コスト
    運用のためにかかる費用
  • 運転費
    運用のためにかかる費用
  • 運営費用
    事業や会社の運営のために必要な費用
  • 固定費
    売上の増減に関係なくかかる費用のこと
  • 変動費
    業績に左右される費用

「ランニングコスト」と「固定費」の違い

「固定費」とは、企業においては、売上の状況に関わらず必ず発生する費用を表します。

具体的には、人件費や家賃などが該当します。

 

原材料の仕入れや消耗品は、売り上げや営業状況によって変化するので「変動費」と呼ばれます。

そして、固定費と変動費を合わせた費用がランニングコストとなります。

つまり、固定費はランニングコストの一部を表す言葉なのです。

「ランニングコスト」の対義語

ランニングコストには以下のような対義語があります。

  • イニシャルコスト
    物事を始めたり、新しい物を使い始める際に、最初に必要になるコスト
  • 初期費用
    物事を始めたり、新しい物を使い始める際に、最初に必要になるコスト
  • 初期投資
    物事を始めたり、新しい物を使い始める際に、最初に必要になるコスト

「イニシャルコスト」の意味

イニシャルコストとは、何かを始めたり導入したりする際に、最初にかかる費用を表す言葉です。

例えば、プリンターを家で使いたいと考えた時、ランニングコストとイニシャルコストは以下のようになります。

  • ランニングコスト
    プリンターを使うたびにかかる用紙やインク代
  • イニシャルコスト
    最初にかかるプリンター自体のお金

「ランニングコスト」の関連語

ランニングコストには以下のような関連語があります。

  • ライフサイクルコスト
    製品の製造から破棄までにかかる全費用
  • トータルコスト
    製品の製造から破棄までにかかる全費用

「ライフサイクルコスト」「トータルコスト」の意味

ライフサイクルコストとトータルコストは、構造物や製品などを、設計から運用、廃棄するまでにかかる費用全体を表します。

そして、このふたつは、イニシャルコストとランニングコストの合計で求めることができるのです。

「ランニングコスト」のまとめ

以上、この記事ではランニングコストについて解説しました。

英語表記ランニングコスト(running cost)
意味何かを維持し続けるためや使用し続けるために必要な費用
語源「継続するための費用」という意味の英単語 “running cost”
類義語維持費
運転資金など
対義語イニシャルコスト
初期費用など

ランニングコストの意味をマスターして、ビジネスや日常生活で使いこなしましょう。