ことわざ「論を俟たない」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「論を俟たない(ろんをまたない)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

スポンサードリンク

「論を俟たない」の意味をスッキリ理解!

論を俟たない(ろんをまたない):明らかであり、論じるまでもないこと

「論を俟たない」の意味を詳しく


「論を俟たない」とは、「明らかであり、論じるまでもないこと」という意味です。つまり、「当然であること」「言うまでもないこと」を指します。

「俟たない(またない)」とは、「必要がない」という意味でです。「論を俟たない」の他に、「言うを俟たない」「説明を俟たない」などと使います。

なお、「俟つ(まつ)」とは、「頼りにすること」「期待すること」です。たとえば、「未だ明らかになっていない、難病の治療法が確立されるのを俟つ」などのように言います。

「論を俟たない」を、「論を待たない」と表記することは誤りです。注意しましょう。

スポンサードリンク

「論を俟たない」の使い方

  1. 動物園で飼育員をしている彼女が動物好きであることは、論を俟たない
  2. 「いじめ」が良くないことは、論を俟たない
  3. 人間の誰もが、いつか死を迎えるということは論を俟たないので、一瞬一瞬を大切に生きなくてはならない。

「論を俟たない」の類義語

論を俟たないには以下のような類義語があります。

  • 言を俟たない(げんをまたない):改めて言う必要がないほど、明らかであること
  • 言わずと知れた:改めて言わなくてもわかっていること
スポンサードリンク

「論を俟たない」の英語訳

論を俟たないを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • needless to say
    (言うことは不必要)
  • it goes without saying
    (言うまでもなく)
  • nothing to speak of
    (あえて言うほどのことではない)

needlessは、「不必要な」「無駄な」という意味の英単語です。そのため、 “needless to say” を直訳すると「言うことは不必要」となります。そこから、「言うまでもない」「論を俟たない」と訳すことができます。

“it goes without saying” は、「言うまでもなく」という意味の慣用句です。 “it goes without saying”  だけで、「言うまでもないことだ」と表現することもあります。

“it goes without saying” の後に、関係副詞のthatで始まる従属節を置くと、「〜は言うまでもない」と訳すことが可能です。たとえば、 “it goes without saying that the earth is blue.(地球が青いということは、言うまでもない)” と表現することができます。

まとめ

以上、この記事では「論を俟たない」について解説しました。

読み方 論を俟たない(ろんをまたない)
意味 明らかであり、論じるまでもないこと
類義語 「言を俟たない」など
英語訳 needless to say(言うことは不必要、論を俟たない)

「日本が島国であることは、論を俟たない」「オリンピックが初めて開催された都市がギリシャであることは、論を俟たない」など、言うまでもないことや動かぬ事実について述べる際に「論を俟たない」という言葉を使います。

「論を俟たない」の意味や使い方をきちんと理解し、正しく使いこなしましょう。

スポンサードリンク