音楽チャートを見ると、新しい音楽がランキングに入っていますよね。多くの新曲が、世の中に生み出されています。流行の移り変わりをランキングからも感じられます。このランキングに入っている曲にも様々なジャンルの音楽があります。
例えば「ロック」や「ポップ」です。この2つのジャンルがランキングの上位に入ることが多いですが、この2つの違いはご存知でしょうか。そこで今回、この記事では「ロック」と「ポップ」の違いについて解説します。
結論:精神の叫びをメロディに乗せるロック、大衆と共鳴するポップ
「ロック」はエレキギターを中心としたサウンドであり、歌い手の心の叫びがメロディに乗せられています。身体が揺れ動いてしまうような音楽です。
「ポップ」は歌詞を中心とした、大衆に共感を生む楽曲で、アイドルグループなど誰もが親しみやすい音楽です。
「ロック」をもっと詳しく
「ロック」は、エレキギター、エレキベース、ドラムで構成される音楽であり、歌い手自身の心の叫びがメロディに乗せられています。「
ロック」は、イギリスやアメリカで有名になりました。「ロック」を支える要となるものがエレキギターです。激しめのサウンドに歌い手自らの気持ちを乗せていきます。
エレキギターは、その名前の通り電気を使って、ギター弦の音を変える楽器です。そのため、エレキギターにはスピーカーとなるアンプが必要で、電気も必要なのです。これを考えると、電気が発明されたのが近代であるため、「ロック」の歴史も近代であることがわかります。
具体的に「ロック」が台頭してきたのは、1950年代のアメリカです。ロックンロールという言葉と共に広まりました。ロックンロールは、体を突き動かす動作を意味する言葉で、もともとは黒人のスラングから来ています。ロックンロールの根底にあるのは、自分の心にあるものを解き放つという自主性です。
そのロックンロール同様、体を突き動かすリズミカルな音楽として「ロック」が広まりました。ズンズンと鳴り響く「ロック」音楽に体を揺らすことが、多くの人に親しまれて有名になったわけです。
「ポップ」をもっと詳しく
一方の「ポップ」は、どういったイメージを持たれているでしょうか。「ポップ」もエレキギター、エレキベース、ドラムといった楽器を使用した音楽であることに変わりありません。
しかし、重視するのは体を動かしたくなるような音楽ではなく、大衆の共感を呼ぶサウンドであり、特定の主義主張を持たないことなのです。つまり、「ポップ」は思わず口ずさんでしまいたくなるような歌のメロディを重視しています。「ロック」に比べて、商業的な観点が盛り込まれています。
それがわかると、ランキングの上位や街中でよく聞く曲に「ポップ」が多い理由が分かります。「ポップ」の楽曲は、いかに人を惹きつけるかを考えて作られたメロディが含まれているので、多くの人の耳に残りやすいのです。
みんなが覚えやすく、つい歌ってしまいたくなるメロディが聞こえてくると、どうしてもその曲に愛着を持ってしまいます。こうして「ポップ」が多くの人に支持されるのです。
まとめ
以上、この記事では、「ロック」と「ポップ」の違いについて解説しました。
- ロック:エレキギターの音が特徴的で、リズム感を重視する音楽
- ポップ:思わず口ずさんでしまいたくなる歌やメロディがメインの音楽