今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ロードマップ」です。
「ロードマップ」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「ロードマップ」をざっくり言うと……
英語表記 | ロードマップ(roadmap) |
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意味 | ドライバーのための詳細な地図・目標を達成するまでの行程表 |
語源 | 「道路地図」という意味の英単語 “road map” |
類義語 | スケジュール |
「ロードマップ」の意味をスッキリ理解!
「ロードマップ」の意味を詳しく
「ロードマップ」とは、ドライバーのための詳細な地図・目標を達成するまでの行程表のことです。
もともとは、「ドライバーのための詳細な地図」を表す言葉でした。
自動車を目的地まで運転するために使われるものだったので、転じて「目標を達成するまでの行程表」という意味も持つようになったと考えられます。
それぞれの意味を詳しく見ていきましょう。
「ドライバーのための詳細な地図」という意味
「ロードマップ」のひとつめの意味は、「ドライバーのための詳細な地図」です。
単なる地図とは違いドライブに特化している地図なので、自動車を運転するときに役立つ情報が詳しく乗っています。
具体的には、以下のような情報が普通の地図よりも豊富に載っています。
- 国道や県道などの表記
- 有料道路の区分
- 路線の名前
- ガソリンスタンドの位置
- インターチェンジ・パーキングエリアの位置
「目標を達成するまでの行程表」という意味
「ロードマップ」のふたつめの意味は、「目標を達成するまでの行程表」です。主にビジネスなどで用いられる思考ツールのひとつです。
具体的な目標をひとつ設定し、そのためにやるべきことや、障壁、それに対する解決方法などを挙げます。そして、それらに優先順位を付けた上で達成までの大まかなスケジュールを、時系列で書いていくのです。
具体的には、以下のような場面で使うことができます。
- ビジネス:製品を販売するまでの企画計画
- ビジネス:事業規模を拡大するための事業計画
- 勉強:志望校に受かるための勉強スケジュール
- 科学:特定の科学技術を実用化するまでの計画
上のように、さまざまな場面で使うことができ、場面ごとに設定された期間は大きく異なります。
ビジネスで、一週間程度の規模の小さなプロジェクトに使われることもあれば、企業全体の目的を10年単位で表すこともあります。
「ロードマップ」の使い方
「ロードマップ」には以下のような使い方があります。
- ロードマップを見ながら、明日のドライブの予定を固めよう。
- ロードマップには書かれていなかった裏道を見つけた。
- 企画発案者は、来週の会議までにロードマップを作製してきてください。
- ロードマップを作ると、今どんな勉強をすれば合格に近づくのかがわかりやすくなる。
➊と➋の「ロードマップ」は、「ドライバーのための詳細な地図」という意味で使われています。
➌と➍の「ロードマップ」は、「目標を達成するまでの行程表」という意味で使われています。
特に➌はビジネスにおいて、➍は受験勉強において使われていることがわかります。
「ロードマップ」の語源
「ロードマップ」の語源は英語の “road map” です。
英語の “road map” には、以下のような意味があります。
- 道路地図
- (成功や目標達成へ)導くもの
「ロードマップ」の類義語
「ロードマップ」には以下のような類義語があります。
- スケジュール:予定・予定表
「ロードマップ」と「スケジュール」の違い
「スケジュール」は予定表のことであり、ひとつの目標にフォーカスしてはいません。
また、「スケジュール」は予定だけを書きこむものですが、「ロードマップ」は、目標までの障壁や解決案などさまざまなものを書き込みます。
まとめ
以上、この記事では「ロードマップ」について解説しました。
英語表記 | ロードマップ(roadmap) |
---|---|
意味 | ドライバーのための詳細な地図・目標を達成するまでの行程表 |
語源 | 「道路地図」という意味の英単語 “road map” |
類義語 | スケジュール |
「ロードマップ」は、ビジネスや勉強などのさまざまな場面で使うことのできる思考ツールです。上手に活用して、目標達成に役立てましょう。