大学を選ぶ時、みなさんは最初に何を考えますでしょうか。
どの大学にしようか考える人もいれば、どの学部にしようか考える人もいると思います。
学部選びはとても大切ですよね。
ところが、大学の学部には似ていて区別が難しいものもありますよね。
区別が難しいとどの学部を選んでいいかわからなくなってしまいます。
例えば、「理学部」と「理工学部」は似ていますよね。
この2つの学部では何が違うのでしょうか。
今回は「理学部」と「理工学部」の違いについて解説していきたいと思います。
結論:「理学部」は科学や数学、「理工学部」は科学や数学、工学を学ぶ
一方、「理工学部」では、理学と工学の両方の立場から研究と教育をする学部です。
つまり、「理学部」では科学や数学、「理工学部」では科学や数学、工学を学ぶのです。
「理学部」をもっと詳しく
理学部では、中学や高校で学んだ数学や物理や化学や生物や地学などの科目をさらに深めて勉強し、研究していきます。
そして、各分野のさらなる学問の発達のために、基礎研究をひたすら行います。
そのため、理学部の研究の実用性は低いですが、実用的な技術の研究を行うためには基礎研究が不可欠です。
なので、理学部の研究も重要な役割を担っています。
ちなみに、理学部の学科には数学科、物理科、化学科、生物科、地学科などがあげられます。
そして、理学部では勉強すればいくつか資格を取ることができます。
例えば、理学部では中学や高校の教職員免許状を取ることができます。
特に、数学や理科などの教員免許を取るなら、理学部などがおすすめです。
また、理学部では測量士補や学芸員などの資格も取ることができます。
しかし、取ることができる資格は大学によって異なるので、大学のホームページを確認しておいたほうが無難でしょう。
「理工学部」をもっと詳しく
理工学部では、理学と工学の両方の立場から研究と教育をする学部です。
ちなみに、理学とは科学や数学などのことで、理学部で学ぶことできるのは理学です。
そのため、まずは工学について解説していきたいと思います。
工学とは、科学技術を実際の生活に役立てようとする学問のことです。
つまり、理学部の学問を使ってお金を生む技術を生み出すのが工学なのです。
そのため、理学と比べて実用性が高い学問です。
そして、理工学部では理学も工学も学ぶことができます。
ただ、理工学部の中には工学部とあまり変わらないものも多くあります。
単に大学がもっと理系の学生を欲しいので、理工学部という名前にしている場合も多いのです。
ちなみに、理工学部の学部には、物理学科、情報処理学科、応用生物学科、建築学科、電気電子工学科、機械工学科、土木工学科などが存在します。
そして、理工学部の卒業生は機械メーカーの開発や設計に就職することもありますが、新薬研究など研究職につくことも多いです。
また、理工学部の学生は大学院進学することも多いようです。
まとめ
以上、この記事では、「理学部」と「理工学部」の違いについて解説しました。
- 理学部:数学や物理や化学や生物や地学などの科目をさらに深めて勉強し、研究する
- 理工学部:理学と工学の両方の立場から研究と教育をする
「理学部」と「理工学部」にはそれぞれいいところと悪いところがあります。
また、学部は大学によっても研究していることが大きく違ったりします。
自分にあった大学を選んでいきたいですよね。