「利器(りき)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「利器(りき)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「利器」の意味をスッキリ理解!

利器(りき):鋭くとがった刃物、便利な道具

「利器」の意味を詳しく

「利器」とは、「鋭くとがって切れ味のよい刃物」という意味の熟語です。また、「便利な道具」という意味もあります。

「利器」の「利」という字には、「鋭い」「よく切れる」という意味があります。「鋭利」などの熟語でも同様の意味で使用されています。また、「器」には「道具」という意味があります。

この2つの字が組み合わさって「鋭い道具」という意味を生み出しているのです。

「利器」の使い方

  1. 利器の登場により、人類は大きな進歩を遂げることになった。
  2. スマートフォンは、まさに文明の利器の代表であると言える。
  3. 文明の利器にあふれた現代では、昔ながらの手間をかけた伝統工業のよさが失われつつある。

上記の例文のように、「利器」は「文明の利器」という形で使用される場合が非常に多いです。

①の例文のように「利器」だけでも使用できますが、あまり一般的ではありません。この例文では、「利器」である鋭い刃物が発明され、「人類」が文明を拡大させていく様子が暗示されています。

②の例文では、「スマートフォン」を「文明の利器」の代表として挙げています。この他にテレビやクーラー、冷蔵庫といった家電や車なども、多く「文明の利器」と表現されます。

③の例文では、「現代」を象徴するものとして「文明の利器」が使われています。「便利な道具がたくさんある」という様子を挙げ、過去と現在を比較しています。

「利器」の類義語

利器には以下のような類義語があります。

  • 利剣:切れ味のよい剣
  • 発明:それまでなかったものを考え出して作られた装置
  • 機巧:巧みな機械

「利剣」は、「利器」の中でも特に剣のことを指す言葉です。仏教用語として、「煩悩や悪魔など、悪いものを打ち破る智慧(ちえ)」という意味でも使われます。

「発明」には「新しく考え生み出した道具」という意味があり、発明して作ったもの自体を指すこともあります。「利器」は単に便利な道具のことを表しますが、「発明」は「新しく生み出した」というニュアンスが強くなります。また、「発明品」と言い換えることもできます。

「機巧」には「作りの細かいからくり」という意味があります。「利器」が鋭さを強調するのに対し、こちらは精密さや複雑さに重点を置いている言葉です。

「利器」の対義語

利器には以下のような対義語があります。

  • 鈍器:切れ味の悪い刃物

「鈍器」とは、「鋭くとがった刃物」と反対の「切れ味の悪い刃物」という意味です。

「鈍器」には他に、棍棒(こんぼう)や金づちのような「刃物のついていない重くて固い道具」という意味もあります。こちらの意味の方が多く使用されますが、「利器」の対義語としてはあくまでも「切れ味の悪い刃物」の意味になります。

また、「鈍器」は「文明の利器」のような「便利な道具」という意味に対応する対義語ではないので注意が必要です。

「利器」の英語訳

利器を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Convenience
    (便利な道具)
  • Sharp edged tool
    (鋭い刃物)

“Convenience”は、冠詞”a”を付け、”a convenience”という形で「便利な道具」という意味になります。そのままでもニュアンスは伝わりますが、より正確に「文明の利器」と表現したい場合には、”Modern conveniences”とするとわかりやすくなります。

一方、「鋭くとがった刃物」という意味を伝えたい場合には、”a sharp edged tool”などと表現できます。「剣」など、「刃物」が戦いの道具であるときには、”edged tool”の代わりに”weapon”を使うこともできます。

まとめ

以上、この記事では「利器」について解説しました。

読み方利器(りき)
意味鋭くとがった刃物、便利な道具
類義語利剣、発明、機巧
対義語鈍器
英語訳Convenience(便利な道具)

「文明の利器」という言葉を聞いたことがあっても、意外と「利器」のもともとの意味はわからないものです。

「利器」という言葉は単体ではあまり使われませんが、使いこなせると便利かもしれませんね。