今回ご紹介する言葉は、ネット用語の「リアタイ」です。
「リアタイ」の意味・使い方・語源についてわかりやすく解説します。
「リアタイ」の意味をスッキリ理解!
「リアタイ」の意味を詳しく

「リアタイ」とは、今この瞬間に流れている時間を指した言葉です。
「リアタイ」は、「リアルタイム」の略です。テレビ番組やネット配信を録画でなく、放送時間に視聴することを指します。主に10代などの若者を中心に、TwitterなどのSNSでよく利用されるようになりました。
実時間を表す「リアタイ」
実時間を表す「リアタイ」には、「放送されているのと同じ時間に」という意味があります。
- 今夜放送するドラマはリアタイで見たい。
- 昨日リアタイで野球観戦できなかった。
②の例文のように、「リアタイ」は「過去のある時点におけるリアルタイム」を表す際にも使用することができます。
即時を表す「リアタイ」
「リアタイ」には、「即時に」「すぐに」という意味があります。
- 先輩はいつもリアタイでメールの返信をくれる。
参加を表す「リアタイ」
視聴する対象がテレビ番組やインターネット生配信ではなく、コンサートやスポーツ観戦などの場合は、「リアタイ」は「実際に参加する」という意味をもちます。
- 好きなバンドのコンサートをリアタイできるなんて幸せ。
会うことを表す「リアタイ」
一般的ではありませんが、「リアタイ」には「実際に会う」という意味もあります。
- 今、友達とリアタイでランチしてる。
IT業界で使用される「リアタイ」
IT業界では「リアルタイム処理」という用語が使用されています。これは、「データの処理要求が発生したときに、即座に処理を実行して結果を返す方式」を指しています。
「リアタイ」の使い方
- リアタイで歌番組を観たいので、私は先に帰ります。
- 初めて好きなアーテストのライブをリアタイできて最高だった。
- リアタイで彼氏とドライブに行ってます。
①は、実時間を表していて「実際に放送される時間に番組を見る」ことを指しています。
②は、「参加する・観戦する」という意味合いで「リアタイ」が使用されています。実際に、自分がその場にいてライブやスポーツなどを観戦するときに使用するのが適切です。
③は、SNSなどで「自分が今、何を誰としているのか」と発信する際に使われる表現です。「実際に会っている」ことを指しています。
「リアタイ」の語源
リアタイの語源は英語の “real time” です。
リアルタイム(Real time)には、英語で「即時に」「同時に」「実時間」という意味があります。その「リアルタイム」という言葉が、TwitterをはじめとしたSNS上で若者へと広がり、「リアタイ」と略されるようになりました。
まとめ
以上、この記事では「リアタイ」について解説しました。
英語表記 | リアタイ(real time) |
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意味 | 「同時」や「実時間」などの現在進行している時間 |
語源 | リアルタイムの略 |
「リアタイ」はインターネットが発達し、録画や動画をダウンロードして視聴することが増えてきた時代だからこそ、誕生した言葉です。
実際に放送されている時間に視聴することで、味わうことのできる熱や興奮があります。
この記事を機会にSNS上で発展した若者言葉の意味や使い方を覚えましょう。