「リアタイ」の意味とは?何の略?ゲームやテレビでの使い方まで解説

言葉

リアタイはリアルタイムの略で、現在の時間という意味です。

リアタイは若者によく使われている言葉ですが、実はたくさんの意味があることを知っていますか?

すべての意味は知らない方が多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではリアタイの意味から使い方まで詳しく解説しています。

☆「リアタイ」をざっくり言うと……

英語表記リアタイ(real time)
意味①放送されているのと同じ時間に
②すぐに
③参加する
④実際に会う
つく言葉リアタイ世代
リアタイ勢
語源英語の “real time”
類義語ライブ
対義語タイシフ

「リアタイ」の意味

リアタイ

  1. 放送されているのと同じ時間に
  2. すぐに
  3. 参加する
  4. 実際に会う

リアタイはリアルタイムの略で、日本に略すと「現在の時間」という意味ですが、上で述べたようにたくさんの意味があります。

それぞれの意味について詳しく見ていきましょう。

意味①:放送されているのと同じ時間に

リアタイは「放送されているのと同じ時間に」という意味で用いられることが一番多いです。

テレビや配信などを実際に放送される時間に視聴することを表します。

そんなリアタイには以下のようなメリットがあります。

リアタイのメリット
  • ネタバレされる前に見れる
  • SNSでリアタイしている人と語り合える

ちなみに、「放送されているのと同じ時間に」という意味を表すには本来「リアルタイム視聴」という言葉を使わなければなりませんが、これが略されてリアタイになりました。

ちなみに、リアルタイムではない視聴のことは「タイムシフト視聴」と呼びます。

意味②:すぐに

リアタイには「すぐに」という意味もあります。

LINEなどでの返信がすぐに返ってきた時に用いられる場合が多いです。

リアルタイムで画面を見ているかのようにすぐに返信が返ってくることから、リアタイと呼ばれるようになりました。

意味③:参加する

リアタイには「参加する」という意味もあります。

音楽アーティストのライブを実際に会場で見たり、スポーツを現地で観戦したりすることを指します。

意味④:実際に会う

リアタイは「実際に会う」という意味で用いられることもあります。

友達などと電話したりSNSで会話したりするのではなく、実際に顔を合わせることを指します。

今実際に会っていることをSNS上で発信したい場合などに用いられます。

この意味は一般的ではありませんが、たまに用いられる場合があります。

「リアタイ」の使い方

リアタイは現在の時間について表したい時に用います。

リアタイの意味別に具体的な例文を見ていきましょう。

「放送されているのと同じ時間に」の意味の使い方

リアタイは、「放送されているのと同じ時間に」の意味では以下の例文のように用います。

  1. リアタイで歌番組を観たいので、私は先に帰ります。
  2. 今夜放送するドラマはリアタイで見たい。
  3. 昨日リアタイで野球観戦できなかった。

「すぐに」の意味の使い方

リアタイは、「すぐに」の意味では以下の例文のように用います。

  1. 先輩はいつもリアタイでメールの返信をくれる。
  2. リアタイでLINEして盛り上がっていたら3時を過ぎてしまった。

「参加する」の意味の使い方

リアタイは、「参加する」の意味では以下の例文のように用います。

  1. 初めて好きなアーテストのライブをリアタイできて最高だった。
  2. 好きなバンドのコンサートをリアタイできるなんて幸せ。

「実際に会う」の意味の使い方

リアタイは、「実際に会う」の意味では以下の例文のように用います。

  1. リアタイで彼氏とドライブに行ってます。
  2. 今、友達とリアタイでランチしてる。

「リアタイ」がつく言葉

リアタイがつく言葉には主に以下のようなものが挙げられます。

  • リアタイ世代
  • リアタイ勢

それぞれの意味について詳しく見ていきましょう。

「リアタイ世代」の意味:あることをリアルタイムで経験した世代

リアタイ世代とは、あることをリアルタイムで経験した世代のことです。

たとえば、就職氷河期を経験した世代のことをは「就職氷河期リアタイ世代」と言えます。

「リアタイ勢」の意味:『あつまれどうぶつの森』で時間操作をしないプレイヤー

リアタイ勢は『あつまれどうぶつの森(通称:あつ森)』というゲームで時間操作をしない主義のプレイヤーのことを指します。

『あつまれどうぶつの森』には時間をスキップできる時間操作という機能があります。

この機能を使わずにプレイする人のことをリアタイ勢と呼びます。

「リアタイ」の語源

リアタイの語源は英語の “real time” です。

英語の “real time” には以下のような意味があります。

“real time” の意味
  1. 実時間(リアルタイム)
  2. 即時に
  3. 同時に

これをカタカナ語にしたのがリアルタイムです。

リアルタイムが日本で広まったのは、ガラケー(フューチャーフォン)の時代に広まった携帯ホームページ(携帯ホムペ)が原因だと言われています。

携帯ホムペは携帯で閲覧されることを目的としたサイトで、この中にはTwitterのようにリアルタイムに気持ちを投稿できる機能がありました。

これが「リアルタイム」「リアル」などと呼ばれていました。

これが2005年頃からリアタイと略して使われるようになったのです。

「リアタイ」の類義語

リアタイには以下のような類義語があります。

  • ライブ
    テレビなどの録画ではない放送のこと

ライブはリアタイと似ていますが、生放送のことだけを指します。

あらかじめ収録された番組を放送された時刻に見る場合はリアタイではありますが、ライブではありません。

「リアタイ」の対義語

リアタイには以下のような対義語があります。

  • タイシフ
    録画した番組を自分の都合の良い時間に見ること

タイシフはタイムシフトを略した表現です。

録画した番組を見ることを指します。

「リアタイ」のまとめ

以上、この記事ではリアタイについて解説しました。

英語表記リアタイ(real time)
意味①放送されているのと同じ時間に
②すぐに
③参加する
④実際に会う
つく言葉リアタイ世代
リアタイ勢
語源英語の “real time”
類義語ライブ
対義語タイシフ

リアタイはインターネットが発達し、録画や動画をダウンロードして視聴することが増えてきた時代だからこそ、誕生した言葉です。

実際に放送されている時間に視聴するからこそ味わえる熱や興奮があります。