「玲瓏(れいろう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「玲瓏(れいろう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・四字熟語についてわかりやすく解説します。

「玲瓏」の意味をスッキリ理解!

玲瓏(れいろう):玉などが美しくさえた音で鳴るさま、玉のように美しく光り輝くさま

「玲瓏」の意味を詳しく

「玲瓏」には、二通りの意味があります。

ひとつは、「玉や金属、宝石などが美しく冴えた音で鳴るさま」「そのような美しい声」という意味です。もうひとつは、「玉のように美しく冴え冴えと光り輝くさま」「透き通るように美しいさま」を表します。

どちらの意味も玉のような美しさを表現しています。

 

「玲瓏」の「玲」と「瓏」という漢字は、どちらも「玉や金属がふれ合って鳴る美しい音」を指します。つまり、「玲瓏」は似た意味の漢字を組み合わせて意味を強調した熟語です。

「瓏」には、「明らかなさま」という意味もあります。「玲瓏」が指す音のニュアンスである、はっきりとした澄んだ音につながります。一言で言い換えると「冴えた音」となります。

 

金属や玉から発せられる無機的な音だけではなく、人間の声や虫の羽音なども「玲瓏」と表現できます。

また、音だけではなく、玉や金属のように視覚的に美しいさまも意味します。反射して光り輝く様子を指す場合と、透き通っている様子を指す場合があります。

「玲瓏」の使い方

  1. 秋の夜長には、ぷかりと浮かんだ玲瓏たる月を眺めながら一杯やるのが最高だ。
  2. 舞台での少女の歌声は、ある種の玲瓏さを持ってホールを震わせた。
  3. 初めて鉄製の風鈴を買ったが、まさしく玲瓏といった音色を響かせた。
  4. 実習を通して、この学校に通う生徒の多くは八面玲瓏の心の持ち主だと気が付いた。

上記の例文のように、「玲瓏」は固く上品な言葉であるため、「玲瓏たる」「玲瓏さ」などの表現で使われます。

 

①は「玉のように美しく冴え冴えと光り輝くさま」を「玲瓏たる」と表しています。

②の「玲瓏」は「玉や金属などが発する美しく冴えた音のような声」を指します。

③は「玉や金属、宝石などが美しく冴えた音で鳴るさま」という意味で「玲瓏」が使用されています。

④の「八面玲瓏」は「心がすっきりと澄んでいること」を意味します。四字熟語の意味は後に詳しく解説します。

「玲瓏」の類義語

「玲瓏」には以下のような類義語があります。

  • 燦然(さんぜん):きらきらと光り輝くさま
  • 煌々(こうこう):きらきらと光り輝くさま
  • 清澄(せいちょう):澄み渡っていて清らかなこと
  • 清(さや)か:くっきりと澄んでよく聞こえるさま、そのように見えるさま

「玲瓏」の四字熟語

「玲瓏」を含む四字熟語を以下にまとめました。

  • 晶瑩玲瓏(しょうえいれいろう):透き通っていて、宝石のように美しいこと
    「晶瑩」は透き通っているさまを表す熟語です。「玲瓏」の「透き通るように美しいさま」という意味が強調された四字熟語です。
  • 八面玲瓏:どの方向から見ても曇りなく透き通っているさま、心がすっきりと澄んでいること、誰とでも円満につき合えること
    「八方美人」と似た意味を持つ言葉です。「八方美人」には誰にでもいい顔をするという皮肉の意味が込めれれていますが、「八面玲瓏」は純粋な誉め言葉として使われます。
  • 百様玲瓏:様々な種類の美しさがあるさま
    「百様」は数多くの種類がある様子を表します。

まとめ

以上、この記事では「玲瓏」について解説しました。

読み方玲瓏(れいろう)
意味玉などが美しくさえた音で鳴るさま、玉のように美しく光り輝くさま
類義語燦然、煌々、清澄など
四字熟語晶瑩玲瓏、八面玲瓏、百様玲瓏など

「玲瓏」は耳慣れない言葉ですが、ほかの言葉では表現できない特有の意味を持っています。正しく使いこなし、豊かな表現力を身につけましょう。