「リフレイン」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「リフレイン」です。

「リフレイン」の意味・使い方・語源・類義語・英単語としての意味について分かりやすく解説します。

☆「リフレイン」をざっくり言うと……

英語表記リフレイン(refrain)
意味詩や楽曲において、各節の最後の部分などで同じ歌詞やフレーズを繰り返すこと。単に、繰り返すこと。
語源フランス語の “refrain”
類義語畳句
英単語としての “refrain”「控える」「断つ」「慎む」

「リフレイン」とは?

リフレイン(refrain):詩や楽曲において、各節の最後の部分などで同じ歌詞やフレーズを繰り返すこと。単に、繰り返すこと。

「リフレイン」の意味を詳しく


「リフレイン」とは、詩や楽曲において、各節の最後の部分などで同じ歌詞やフレーズを繰り返すことです。また、音楽用語としてだけでなく、単に「繰り返すこと」を表すことも可能です。

さらに、リフレインは「繰り返すこと」だけではなく、「繰り返されている部分」を指すこともあります。

日本の楽曲には、「リフレイン」という言葉を歌詞や題名に用いているものが数多く存在します。その一例をご紹介します。

アーティスト名 題名リリース年
松任谷由実リフレインが叫んでる1988年
リフレイン2010年
三代目 J SOUL BROTHERSリフレイン2011年
ゆず代官山リフレイン2011年
AKB48希望的リフレイン2015年

「リフレイン」の使い方

リフレインの使い方として、以下のような例文が挙げられます。

  1. 趣味の作曲がだいぶ上達したので、今度はリフレインを用いた作品を作りたい。
  2. 彼女の新曲では、後奏で同じメロディがリフレインされている。
  3. 昨日のショックが、頭の中でリフレインして離れない。

❶❷は、音楽用語としてリフレインを用いた例です。

また、❸は、音楽用語としてではなく、単に繰り返されている様子を表しています。

この使い方は、物事が何度も反芻(はんすう)されて、頭から離れない様子などを表す際に用います。例文では「ショックだったこと」を挙げましたが、このほかに「他人に言われた言葉」「思い出」「トラウマ」「聞いたことや曲」などが頭の中で繰り返されることを表す際にも用いることができます。

「リフレイン」の語源

リフレインの語源はフランス語の “refrain” です。 “refrain” は、「繰り返し句」という意味です。

また、フランス語では、「リフレイン」ではなく「フルラン」と発音します。

「リフレイン」の類義語

リフレインには以下のような類義語があります。

  • 畳句(じょうく):文章や詩において、同一の句を重ねて用いる用法こと

畳句は、その用法を用いられた句自体を指すこともあります。

英単語としての “refrain”

日本で用いられている「リフレイン」は、フランス語のrefrainの意味に由来しています。

英語にもrefrainという英単語があります。しかし、英語のrefrainは、フランス語のrefrainとは意味が異なります。

英単語としてのrefrainは、「(〜を)控える」「断つ」「慎む」という意味の動詞です。また、何かを一時的にやめてもらいたいという意思を伝える際に、丁寧なお願いとしても用いられます。

基本的に、refrainの後ろにfromを置き “refrain from” の形で用いられます。さらに、fromの後ろに控える対象を置き、「〜を控える」などと訳されます。例えば、以下のようなで例文が挙げられます。

  • I will refrain from drinking next week.
    (私は来週お酒を控えるつもりだ。)
  • Please refrain from smoking here.
    (ここの喫煙はお控えください。)
2つ目の英文は、丁寧なお願いの仕方の例です。

まとめ

以上、この記事では「リフレイン」について解説しました。

英語表記リフレイン(refrain)
意味詩や楽曲において、各節の最後の部分などで同じ歌詞やフレーズを繰り返すこと。単に、繰り返すこと。
語源フランス語の “refrain”
類義語畳句
英単語としての “refrain”「控える」「断つ」「慎む」

「リフレイン」を題名に含んでいる楽曲は、今回ご紹介した5曲以外にもたくさんあります。ぜひお気に入りの1曲を見つけてみてください。

また、リフレインの意味をきちんと押さえ、正しく使いこなせるようにしましょう。

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香菜
「読者を不快にさせない記事」をモットーに執筆・編集しています。有名美容ライターの元でアシスタントを経験し、その後出版社に就職。現在は著名人への取材やエンタメ記事の執筆も行っています。