「醍醐味(だいごみ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「醍醐味(だいごみ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「醍醐味」の意味をスッキリ理解!

醍醐味(だいごみ):物事の本当の面白さ

「醍醐味」の意味を詳しく

醍醐味とは、物事の本当の面白さや深い味わいのことです。また醍醐味は、「醍醐」と「味」が組み合わさった言葉です。

醍醐味は読書や運動など、様々なものに対して使われる表現です。ある物事に対し、個人が魅力に感じることを指して醍醐味といいます。

また、醍醐味には他にも「素晴らしい味わい」という意味もあります。

「醍醐」とは

醍醐は、平安時代に貴族たちに食べられていた高級な乳製品のことです。非常に高級であると共に、最高の味がする食べ物であったと伝えられています。

一説にはバターとヨーグルトの中間のようなものだとわれていますが、現在、醍醐の製法は伝わっていません。そのため、当時食べられていた醍醐の味を知ることは不可能です。

「醍醐味」の使い方

  1. 自分とは違った価値観に触れられることが、読書の醍醐味だ。
  2. スポーツの醍醐味の一つは、仲間と協力しながら一つのものに取り組むことだ。
  3. 旅の一番の醍醐味は、その土地でしか食べることのできないグルメを堪能することだ。

上記の例文のように、醍醐味は「〇〇の醍醐味」という形で使われます。

また、複数醍醐味がある中で一つに絞って話す際には、二つ目の例文のように「〇〇の醍醐味の一つ」という表現が使われます。

「醍醐味」の語源

醍醐味は元々仏教用語です。仏陀(ぶっだ)の最上で真実の教えのことを指します。

醍醐味は天台宗で使われる言葉です。涅槃経(ねはんきょう)の教えについて、牛乳の味に例えながら説明しています。

牛乳は、精製する段階で乳・酪・生酥(しょうそ)・熟酥(じゅくそ)・醍醐の五段階に分かれており、醍醐は精製段階の中で最上のものだとされています。

天台宗では、仏の教えも同様に五段階に分かれるとしており、法華涅槃時(ほっけねはんじ)を最上のものだと定めています。

 

この例えからも分かるように、醍醐は最上のものという意味があります。そのため、醍醐味は物事の本当の面白さという意味で使われています。

法華涅槃時:釈迦の生涯を基準に、釈迦の説法を五つに分けた際、一番最後に釈迦が説いた説法。釈迦が法華経や涅槃経を説いた、亡くなるまでの八年間を指す。

「醍醐味」の類義語

醍醐味には以下のような類義語があります。

  • 神髄(しんずい):物事の中で最も肝心な点
  • 持ち味:人やものがもつ、他のものにはない味わい
  • :面白味
  • 良さを堪能する:物事の面白さを味わう

「物事の本当の面白さ」という面では、上記のような類義語が存在します。

  • 旨味:食べ物の美味しさ
  • 美味:うまい味
「素晴らしい味わい」という意味での類義語は、上記のようなものが存在します。

「醍醐味」の英語訳

醍醐味を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • The best part of~
    (~の最上の部分)
  • real charm
    (醍醐味)
  • attract
    (魅力)

醍醐味そのものを表す表現は少ないですが、 “The best part of” など他の表現で同様の意味を表せるものが多く存在します。

まとめ

以上、この記事では「醍醐味」について解説しました。

読み方醍醐味(だいごみ)
意味物事の本当の面白さ
語源天台宗の仏教用語で、仏陀の最上で真実の教えのこと
類義語神髄、持ち味、美味など
英語訳The best part of(最高の部分)・real charm(醍醐味)など

このように、醍醐味とは物事の本当の面白さを指します。仏教用語を由来としており、硬い表現ですが、使う機会が多くある言葉です。意味や使い方を覚え、適切に使いこなせるようにしましょう。