ズッキーニ vs. ナス 「ラタトゥイユ」と「カポナータ」の違い

違いのギモン

夏野菜を美味しく食べられる料理といえば、トマト煮込みのアレ!

ナスやズッキーニなどの野菜がゴロゴロと入っていて、鮮やかで美味しいですよね。

その名前は「ラタトゥイユ」?「カポナータ」?どちらでしょうか。違いは何でしょうか。

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結論:「ラタトゥイユ」は南仏料理、「カポナータ」はイタリア料理

「ラタトゥイユ」は、フランス南部のプロヴァンス地方を中心に食べられている料理です。

「カポナータ」は、イタリア南部のシチリア島を中心に食べられている料理です。

 

ただし、同じ料理のフランス語名とイタリア語名というわけではありません

ズッキーニが主役のラタトゥイユに対し、カポナータの主役は素揚げのナスです。その他にも、材料や作り方にいくつかの違いがあります。

「ラタトゥイユ」をもっと詳しく


「ラタトゥイユ」 (ratatouille) は、南仏・プロヴァンス地方を中心に食べられている料理です

セロリやズッキーニなどの夏野菜を炒め煮にしています。味付けは塩コショウだけのシンプルなものです

使われるハーブは、ローリエやオレガノなどです。標準的なレシピを紹介します。

  1. 鍋にオリーブオイルを熱し、にんにく(お好みで唐辛子も)を炒める。
  2. 食べやすい大きさに切った野菜を火の通りにくいものから順に炒める。
  3. 野菜は、ズッキーニ、パプリカ、セロリ、玉ねぎ、ナスなどを使う。
  4. 野菜がすべてしんなりしたら、湯むきして角切りにしたトマトを加える。
  5. オレガノ、ローリエ、塩こしょう少々を加えて煮込む。

ベーコンで旨味を出したり、バジルを加えたりと様々なバリエーションがありますが、おおむね上のように作られています。

ラタトゥイユはパスタやバゲットとも相性が良く、食欲のわかない夏におすすめの料理です。

煮込まない「ラタトゥイユ」もある

煮込み料理のイメージが強いラタトゥイユですが、オーブンで焼いて作るレシピもあります

オリーブオイルを敷いたオーブン皿ににんにくと玉ねぎを敷きつめ、薄く輪切りにしたトマトとズッキーニ、ナスを交互に重ねて塩コショウ、オリーブオイル、オレガノをかけて焼くだけの手軽な料理です。

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「カポナータ」をもっと詳しく

「カポナータ」(caponata)は、イタリア南部のシチリア島発祥のイタリア料理です。

メインは素揚げのナスで、ワインビネガーと砂糖で味付けされています。オリーブの実やケッパーが使われる点もラタトゥイユとは違っています。ワインビネガーを使っているため、甘酸っぱい味が特徴となっています。

カポナータの標準的なレシピは以下の通りです。

  1. たっぷりのオリーブオイルで角切りのナスを素揚げにする。
  2. 鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくの香りを出す。
  3. 玉ねぎ、セロリ、オリーブの実、ケッパー、松の実を加えて炒める。
  4. ナスと湯むきして角切りにしたトマト、ワインビネガー、砂糖を加えて煮込む。
  5. 塩コショウで味付けしてさらに煮込み、食べるときにバジルを添える。
カポナータのバリエーションとしては、ナスを他の野菜と一緒に多めのオリーブオイルで炒める(素揚げにしない)方法をとるものや、魚介を入れるものなどがあります。

カポナータは魚料理のソースとしても大活躍します。

サラダ仕立ての「ナポリ風カポナータ」


[出典:http://www.napolitoday.it/cucina/caponata-napoletana-storia-ricetta.html/pag/2]

地域によって様々なバリエーションがあるカポナータ。ナポリのカポナータは私たちがイメージする「夏野菜のトマト煮込み」とは大きく異なります

水で戻した乾パン、ツナ缶、オニオンスライス、オリーブの実を角切りのトマトとオリーブオイル、塩コショウ、バジルで和えたサラダが、「ナポリ風カポナータ」です。

乾パンを使うことと、材料を煮込まないことが大きな特徴です。

まとめ

以上、この記事では、「ラタトゥイユ」と「カポナータ」の違いについて解説しました。

二つの共通点は、夏野菜をトマトで煮込むこと。玉ねぎやにんにくなどの材料の一部も共通しています。しかし、以下の表のような違いがあります。

ラタトゥイユカポナータ
地域南仏・プロヴァンスイタリア南部・シチリア島
メインの野菜ズッキーニ、セロリなど素揚げのナス、オリーブの実など
ハーブ オレガノ、ローリエなどケッパー、バジルなど
味付け塩コショウのみワインビネガーと砂糖

夏野菜を使って好きな方を作ってみてください。

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