「雨季」と「梅雨」の違いとは?日本はどっち?わかりやすく解説

違いのギモン

季節を表す単語には「豪雨」や「曇り」など様々なものがあります。そのような語句の中で「快晴」や「晴天」のように似ている単語もあります。「雨季」と「梅雨」も似ている単語の一つとして挙げられます。今回はこの 2 つの違いについて簡潔に説明していきます。

結論:「雨季」は 降水量の多い時期、「梅雨」は 特定の時期の雨季

「雨季」と「梅雨」はどちらも天気で表すと雨が降っている天気のことを言います。

「雨季」は1年間の中で雨が頻繁に降る時期のことを言います。国によっては1年中雨季の国や、雨季が全くない国などもあります。

「梅雨」は1年の中の5月から7月にかけての雨季のことを言います。梅雨が存在している国は比較的珍しく、日本の他に中国や韓国などの東アジアの国に見られます。

「梅雨」は「雨季」の一種であると言えます。

「雨季」をもっと詳しく

雨季は一年の中で特に降水量が多く、雨天が続く時期のことを言います。

雨天の時期は国によって違い、例えば、北米は4月から6月、オーストラリアは11月から翌年4月までが特に雨がよく降る「雨季」であるといえます。

また、オーストラリアの雨季は他の国々と比べて長いという特徴があり、連続的に雨天が続くというわけではなく、雨が急に降り出すことが多いです。

このように、「雨季」は国によって特徴が違います。

「梅雨」をもっと詳しく

「雨季」の仲間である「梅雨」は、雨が続く気候のことで、主に東アジアの国々で見られます。

季節が春から夏に変わる5月から7月にかけて雨天が続きます。

日本における梅雨は、沖縄地方で発生し徐々に北上していきます。雨がひどく降るため、土砂崩れや浸水などの自然災害が発生することもあります。

また、梅雨の語源は中国から来たと言われており、梅の花が咲き出す頃に雨がよく降る天気が続いたため、「梅雨」と呼ばれるようになったと言われています。

現在でも中国では梅雨は日本と同じ「梅雨」という表記で親しまれています。

まとめ

以上のように、今回は「雨天」と「梅雨」の違いについて詳しく解説しました。

  • 雨季:1年の中で降水量の多い時期
  • 梅雨:特定の地域、時期に見られる降水量の多い時期

ちょっとした違いでも意味の違いを理解して使い分けられるといいですね。