そうだったのか!「追求」「追及」「追究」違い

違いのギモン

日本語の「ついきゅう」には、「追求」と「追及」と「追究」の 3つの表記があります。字面も似ているため、どう使い分けたらよいか悩んだことのある人は多いのではないでしょうか。

今回は、そんな 3つの「ついきゅう」の違いについて解説します。

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結論:違いは対象の性質

「追求」は、利益や幸福などのポジティブなものを追い求める際に使われます。

「追及」は、責任や欠点など、問いただして相手を追いつめるときに使われます。

「追究」は、未知のものを明らかにしようとする際に使われます。

「追求」の定義


「追求」とは、目的のものを手に入れようとどこまでも追い求めることです。利潤や幸福などのようにポジティブな意味合いのものを求める時に使われます。

厳密に言うと、目的のものの性質については定義づけされていませんが、手に入れようとするものはポジティブなものであることが多いです。

「追求」の使い方の例

  1. 自由を追求する。
  2. 履きやすさを追求した結果、この靴を購入した。
  3. リアリティーを追求した芝居。
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「追及」の定義


「追及」とは、相手を追いつめて、責任や欠点などを問いただすことです。また、単に物理的に追いつくことを指す用法もあります。

及という字には、追いつく、手が届くという意味があります。そのため、追及は逃げようとするものを追いつめる時に使われる言葉です。そのため、ポジティブな言葉に対して「追及」は使われません。

「追及」の使い方の例

  1. 余罪を追及する。
  2. 事故の原因を追及する。
  3. 主力部隊に追及する。

➌は、物理的に追いつくことを指しています。

「追究」の定義


「追究」とは、不確かなものや正体の分からないものをとことん調べて明らかにしようとすることを指します。究という字には、物事を深いところまで明らかにするという意味があります。このことを知っておくと、追究の意味も覚えやすくなるでしょう。

「追求」や「追及」との違いは、対象がどのようなものであるかを把握出来ていないという点です。

「追究」の使い方の例

  1. 真理を追究する。
  2. 事故の原因を追究する。
  3. 幸福を追究する。

➋に関しては、原因を相手に問いただすのではなく、調べて具体的に明らかにしようとするという意味です。➌に関しては、幸福というものがそもそも何なのかについて深く考えを掘り下げるという意味になります

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「追求」の汎用性

「追求」の意味は、目的のものを手に入れようとすることですが、これはかなり広い意味と言えます。既述したように、目的のものの性質については何も言及されていないからです。

そのため、「追求」は、「追及」や「追究」を代用する言葉として使われることもしばしばあります。代用された表現を見た時に、どの「ついきゅう」を指しているのかを把握できるようにしておきたいところです。

まとめ

以上、この記事では、「追求」「追及」「追究」の違いについて解説しました。

  • 追求:目的のものを手に入れようとすること
  • 追及:責任や欠点を問いただして追いつめること
  • 追究:未知のものを明らかにしようとすること

3つの「ついきゅう」は、目的のものを追い求めるというところは共通しているため、適切に使い分けることは難しいかもしれません。

ですが、字の持っている意味をきちんととらえれば、どの「ついきゅう」を使うべきかが分かりやすくなるでしょう。

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