故事成語「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」の意味と使い方:例文つき

言葉

今回ご紹介する言葉は、「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す(とうりものいわざれども したおのずからみちをなす)」です。

言葉の意味・由来・例文について、わかりやすく解説します。

スポンサードリンク

「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」の意味

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す:徳のある人物の周りには、自然と人が集まること

「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」の意味を詳しく


桃や李(すもも)は言葉を話しませんが、花は美しく実はおいしいため、その木の下には自然と人が集まるために道ができます。

このように、「立派で徳のある人の周りには、特別なことをしなくとも人が自然と集まってくること」を指しています。

「桃李言わざれども下自ら蹊を成す」のように、「もの」を抜いて表される場合もありますが、意味は同じです。

「蹊」という漢字は「蹊(こみち)」と読みます。普段はあまり使われない漢字なので、見慣れない方も多いと思います。

スポンサードリンク

「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」の由来

中国の、前漢時代の将軍である李広を指して言われた言葉です。

この李広という人物は、とても勇敢で、優しい将軍でした。

通常、将軍は食事を一人で行いますが、李広は多くの部下たちと共に食事を取りました。水や食料も、先に部下に与えて自分は後にするような、非常に部下思いの面を持っていました。こういった性格から、李広は多くの人から慕われていました。

 

歴史家である司馬遷(しばせん)が、李広のことを指して「非常に徳の高い人物だ」ということの例えとして「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」と言ったことが、この故事成語の由来です。

ちなみに、日本には成蹊大学という大学がありますが、この大学名は「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」から取って名付けられています。

「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」の例文

「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」は、文中では以下のように使われます。

  1. 桃李もの言わざれども下自ら蹊を成すと言うように、彼は多くの人から好かれている。
  2. 桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す、普段から周りに優しければ、自然と人に慕われる。
このように、「普段の行いを正そう」という意味・場面で使われることが多くあります。

スポンサードリンク

まとめ

以上、この記事では「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」という故事成語について解説しました。

読み方 桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す(とうりものいわざれどもしたおのずからみちをなす)
意味 優れた人物の元には、自然と人が集まること
由来 司馬遷が、李広の優れた人格を例えて言った表現

意味や由来がわかったでしょうか?しっかり覚えて、生活の中で使ってみてください。

スポンサードリンク