日本人は1から何かを作り出すことが苦手な民族です。
ですが、外国から入ってきたものを自分たちが使いやすいように加工していくことは得意です。
そして、そのような例は数えきれないほどありますが、言葉もその1つなのではないでしょうか。
日本は明治維新からずっと、欧米の影響を受けてきていますから、英語の単語をたくさん輸入してきています。
そのような言葉を外来語と言いますよね。
しかし、日本人は英語の単語をうまく使って、オリジナルの単語をいくつも作ってしまいました。
和製英語やカタカナ語などという言葉を聞いたことがる人もいるでしょう。
例えば、ペットボトルは和製英語で、英語圏では通じません。
英語圏ではペットボトルのことを “Plastic bottle” と言います。
また、英語圏から入ってきた言葉は意味がこんがらがってしまうこともあります。
例えば、「スペシャリスト」と「エキスパート」と「プロフェッショナル」は似たような意味で、区別がつかないですよね。
そこで、今回は「エキスパート」と「スペシャリスト」と「プロフェッショナル」の違いについて解説していきたいと思います。
結論:ニュアンスが異なる
次に、「スペシャリスト」は日本語では専門家のことで、ある特定の領域で高度な知識と技能を持っていることにより、誰かから依頼を受けたりする存在のことです。
そして、「プロフェッショナル」は日本語では専門職のことで、ある特定の領域で高度な知識と技能を持っている人のことや専門性の高い職業のことを指します。
つまり、「エキスパート」と「スペシャリスト」と「プロフェッショナル」ではニュアンスが異なるのです。
「エキスパート」をもっと詳しく
エキスパートは日本語では熟達者のことで、ある特定の領域で高度な知識と技能を持っている人のことを指します。
そして、その人個人のパフォーマンスが一定以上なら、何の役に立たなくてもエキスパートと言うことができます。
そのため、専門家とは言えませんが、エキスパートは専門家より高度な知識を持っている場合もあります。
ちなみに、このような結果になるのは、その個人がその特定の領域に対する強い情熱を持っていて、訓練を行ったからです。
「スペシャリスト」をもっと詳しく
スペシャリストは日本語では専門家のことで、ある特定の領域で高度な知識と技能を持っていることにより、誰かから依頼を受けたりする存在のことです。
そのため、スペシャリストには彼に手伝ってほしい依頼者がいます。
そして、スペシャリストは特定の領域についてよく知っていたり、技能があったりするため、依頼者に頼られる存在です。
そんなスペシャリストはスペシャリストになるための要件を満たすように、知識や技能を向上させていきます。
ちなみに、スペシャリストにはある程度の基準がありますが、そこまで明確なものではありません。
スペシャリストが自分を専門家だと思っていて、依頼者や集団から専門家だと思われていればそれでいいのです。
ちなみに、スペシャリストは自ら名乗る場合もあれば、人からスペシャリストと呼ばれるようになる場合もあります。
ただ、自らスペシャリストを名乗っている場合、スペシャリストの基準を満たしていないと判断されてしまうと、依頼者から見向きされなくなってしまいます。
そのため、スペシャリストは自らの腕を磨いていく必要があります。
「プロフェッショナル」をもっと詳しく
プロフェッショナルは日本語では専門職のことで、ある特定の領域で高度な知識と技能を持っている人のことや専門性の高い職業のことを指します。
例えば、医師や弁護士や教師などがこれにあたるでしょう。
そして、専門的な技術が必要なのはスペシャリストと同じですが、プロフェッショナルは人というよりは仕事自体を指していることが多いでしょう。
例えば、医師の場合、プロフェッショナルとは医師の人というよりは、医師という仕事自体を指しています。
そして、プロフェッショナルには明確な基準があります。
例えば、医師になるためには国家試験を受けて医師免許を取得する必要がありますよね。
まとめ
以上、この記事では、「エキスパート」と「スペシャリスト」と「プロフェッショナル」の違いについて解説しました。
- エキスパート:ある特定の領域で高度な知識と技能を持っている人のこと
- スペシャリスト:高度な知識と技能を持っていて、誰かから依頼を受けたりする存在
- プロフェッショナル:高度な知識と技能を持っている人や専門性の高い職業のこと
「エキスパート」と「スペシャリスト」と「プロフェッショナル」は微妙に異なる存在だったんですね。
ちなみに、英語圏のビジネスマンにとっては「プロフェッショナル」が一番褒め言葉に聞こえるようです。
もし英語圏の人と仕事する機会があったら、積極的に使っていきたいですね。