植物には多くの種類があり、見た目だけではその品種がわからなかったり、似たような名前でその差がわからないものがたくさんありますよね。
「プリンセチア」と「ポインセチア」は、そんな植物の中でも特に名前が似ています。この記事では、そんな「プリンセチア」と「ポインセチア」の違いについて解説します。
結論:「プリンセチア」は「ポインセチア」の一種
一方で、「ポインセチア」は花のように見える葉は赤で、トウダイグサ科の植物です。
「プリンセチア」をもっと詳しく
「プリンセチア」は「ポインセチア」の一種で、ピンクや白の葉が特徴的です。
「プリンセチア」は2009年にサントリーフラワーズ株式会社によって品種改良された花です。
ポインセチアの一種であり、プリンセスのような華やかなピンク色の葉を持っています。「プリンセス」の「プリン」と「ポインセチア」の「セチア」を組み合わせて「プリンセチア」と名付けられました。
先ほどから「花のように見える葉」と記していた、写真のような鮮やかなピンク色をした葉の部分を、「苞(ほう)」または「苞葉(ほうよう)」と呼びます。この部分は、花のつぼみを包んでいた葉であり、花ではありません。
花は苞の中心にあるつぶつぶしている部分になります。「色のついている部分が花」と思い込まないようにしましょう。
「プリンセチア」の花言葉
プリンセチアの花言葉は、「思いやり」です。
かけがえのない幸せを願って、大切な人や特別な時間のために美しく色づくのがプリンセチアです。
「ポインセチア」をもっと詳しく
「ポインセチア」はトウダイグサ科トウダイグサ属の植物で、真っ赤な苞が特徴的です。
緑色の葉と、鮮やかな赤色をした苞のコントラストから、クリスマスシーズンによく目にする植物です。ポインセチアは、「プリンセチア」以外にも、白色やクリーム色、斑点(はんてん)がついたものなど、多くの種類があります。
苞が鮮やかなポインセチアですが、育て方によっては苞が緑色のままになってしまう場合があります。
ポインセチアは「短日植物」と呼ばれる植物で、日照時間が短くならないと花をのつぼみを形成しません。つまり、家の中でポインセチアを育てる際には、夜に蛍光灯を当てすぎず、布などで覆って日照時間を短くさせる必要があります。
こうすることで、ポインセチアは花のつぼみを形成し、苞の色も鮮やかに色づくことになります。
「ポインセチア」の花言葉
ポインセチアの花言葉は、「祝福」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」などがあります。プリンセチアとポインセチアの花言葉が違うことからもわかるように、ポインセチアの花言葉は苞の色によって異なります。
例えば、苞の色がピンクのポインセチア(プリンセチア)の花言葉が「思いやり」であったのに対し、苞の色が白のポインセチアの花言葉は「慕われる人」や「あなたの祝福を祈る」です。
このように、苞の色によって花言葉が異なるポインセチアは、プロポーズの際にも多く使われます。赤色の苞のポインセチアの花言葉である「私の心は燃えている」は、まさにプロポーズにぴったりでしょう。
ポインセチアをプレゼントしたり、これを使ってプロポーズする際には、苞の色によって異なる花言葉を参考にすると良いでしょう。
まとめ
以上、この記事では、「プリンセチア」と「ポインセチア」の違いについて解説しました。
- プリンセチア:ピンク色の苞が特徴的なポインセチアの一種
- ポインセチア:真っ赤な苞が特徴的な植物