「ピアス」と「ボディピアス」の違いとは?場所が異なる?

違いのギモン

「ピアス」「ボディピアス」はファッションの一部としてよく用いられますが、具体的にどのように違うのでしょう?

今回はその違いについて解説していきます。

結論:身につける場所と頻度の違い

「ピアス」は耳たぶに開けた穴に通すアクセサリーのことです。

「ボディピアス」とは耳たぶ以外の体に開けた穴に通すアクセサリーのことです。

基本的に、ピアスは毎日取り外し、ボディピアスは常時装着している場合が多いです。

「ピアス」をもっと詳しく

「ピアス」は、耳たぶに開けた穴に通すアクセサリーのことを言います。

「ピアス」は英語で “pierce” と書き、これは「穴を貫通させる」という意味を表します。

 

日本では耳に通す耳飾りのことを「ピアス」といいます。また、耳に穴を開けずにつける耳飾りを「イヤリング」といいます。

一方、英語では「ピアス」も「イヤリング」も区別なく “earring” (イヤリング)といいます。

つまり、「ピアス」という呼び方は日本独自のものだということです。

 

「ピアス」はもともと古代エジプトにおいて、邪悪なものから身を守る魔除けを目的として用いられていました。

現代のように手軽にファッションとして用いられるようになったのは、20世紀末ごろからです。

「ピアス」は毎日取り外すことを基本としており、デザイン性にもバリエーションがあることから「ファッションピアス」とも呼ばれています。

「ボディピアス」をもっと詳しく


「ボディピアス」とは、主に耳たぶ以外の体に開けた穴に通すアクセサリーのことを指します。

とりわけ、ピアスの中でも14G(ゲージ)(※1)以上の太さのあるもので、常時装着したままのタイプのことをいいます。

 

常時装用を主とする「ボディピアス」は、強度が必要なため、ゲージが太くなってるのです。

さらに、素材にはサージカル(医療用)ステンレスなどの、腐食に強くアレルギー性の低いものが使われています。

 

また、ボディピアスを着装するために身体に穴を開けることを、「ボディピアッシング」といいます。

耳たぶに穴を空ける時には、自分でも手軽に開けることができる「ピアッサー」を使うことがありますが、ボディピアッシングの際に「ピアッサー」を使うことはあまりおすすめ出来ません。

なぜなら、「ピアッサー」は先端があまり鋭利でなく、突き刺して穴を空けるというよりも突き破って穴を空ける形になるため、ピアスホールへの負担が大きくなるのです。

 

そのため、一般的にボディピアスを空ける際には「ニードル」という器具が使われます。

「ニードル」は太めの注射針のような作りになっており、「突き刺す」事に特化しています。

そのため、開けたい場所に綺麗に穴が開けられ、なおかつピアスホールへの負担が少なくなるのです。

 

ボディピアスはファッションピアスと比べて外れにくい仕様になっており、また沢山の形状があります。

形状によっても印象が違いますし、「チャーム(※2)」を付けるなどカスタマイズすることもできます。そのため、ファッションピアスとは違った楽しみ方ができます。

  • G(ゲージ)(※1):ボディピアスのシャフト(耳に通す部分)の太さを表す表記。14Gは約1.6mmで、18Gあたりが一般的なファッションピアスと同等の太さ。数が小さくなるほど、シャフトは太くなる。
  • チャーム(※2):装身具などに付ける、小さな飾りのこと。ハート型や花の形など豊富な種類がある。

まとめ

以上、この記事では、「ピアス」と「ボディピアス」の違いについて解説しました。

  • ピアス:身体に開けた穴につけるアクセサリー全般
  • ボディピアス:耳たぶ以外の体に開けた穴に通すアクセサリー

穴の開ける場所の違いや、仕様の違いがあるということで、それぞれ違った楽しみ方ができそうですね。

適切な方法で使用し、きちんとケアをすることが大切です。