今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「フォトジェニック」です。
「フォトジェニック」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。
このページの目次
「フォトジェニック」の意味をスッキリ理解!
「フォトジェニック」の意味を詳しく
「フォトジェニック」は「写真映えする」という意味のカタカナ語です。「写真映りがよい」という意味でも使います。
「よい写真」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、プロの写真でしょう。プロの人が撮る写真は、少し見ただけでも感動してしまうような作品が多いです。
そういった「心を打たれるような写真」や「プロが撮ったような写真作品」のことを「フォトジェニック」と言います。ただし、「プロが撮影した写真」そのものではなく、特に「素人が撮ったプロクオリティの写真」について使います。このニュアンスは重要です。
また、ごく稀にしか使いませんが「ベースとギターのメーカー」という意味もあります。「フォトジェニック」というベースとギターのメーカーがあります。初心者向けのメーカーです。
ベースやギターはよいものだと、数十万円しますが「フォトジェニック」は1万円前後で販売しています。
「フォトジェニック」の使い方
- フォトジェニックなフォトスポットは富士山が見える場所だ。
- フォトジェニック過ぎる写真が撮れたので、SNSにアップする。
- 新しくできたカフェがフォトジェニックだと話題になっている。
「フォトジェニック」は写真に関する文章でよく使います。①の例文は、撮影場所について言及しています。「フォトジェニック」は「場所」という意味の「スポット」というカタカナ語と一緒に使うことが多いです。
「フォトジェニックスポット」といえば、「よい写真が撮影できる場所」という意味です。有名な観光スポットが該当します。
②の例文は、写真の品質について言及しています。「フォトジェニック」は「フォトジェニック過ぎる」「フォトジェニックだ」という言い方もよくするので覚えておきましょう。どちらも「よい写真だ」と言いたい時に使います。
③の例文はカフェに関する例文です。観光スポットでなくても、「フォトジェニックスポット」は多くあります。中でも「カフェ」はよい写真を撮りやすい内装を意識して建てられていることが多いので、「フォトジェニックスポット」と呼ばれます。
「フォトジェニック」の語源
「フォトジェニック」の語源は英語のphotogenicです。意味は「写真映えする」です。「写真」という意味のphotoと、「適する」という意味のgenicが一緒になってできました。
英語のphotogenicは形容詞として使います。
「フォトジェニック」の類義語
「フォトジェニック」には以下のような類義語があります。
- インスタ映え:写真映りがよい
インスタ映え
「インスタ映え」は「写真映りがよい」という意味です。「インスタ」とは「Instagram」のことです。「Instagram」は写真を載せるSNSのことです。
「Instagram」で他人の目を引くような美しい景色などのいい写真や、実際よりも綺麗に撮れた人物写真のことを「インスタ映え」と言います。
「フォトジェニック」の対義語
「フォトジェニック」には以下のような対義語があります。
- インスタ萎え:よくない写真
- アンフォトジェニック:品質の悪い写真
インスタ萎え
「インスタ萎え」は「インスタ映え」の対義語です。Instagram上で他人の目を引かないような品質の低い写真や、実際よりも見た目が悪く写った人物写真を「インスタ萎え」といいます。
アンフォトジェニック
「アンフォトジェニック」とは「品質の悪い写真」という意味です。ほぼ、使うことはありません。
しかし、英語にもきちんとunphtogenicという言葉があって「品質の悪い、映りが悪い写真」ということで使われています。
まとめ
以上、この記事では「フォトジェニック」について解説しました。
英語表記 | フォトジェニック(photogenic) |
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意味 | 写真映えする |
語源 | 英語のphotogenic |
類義語 | インスタ映えなど |
対義語 | インスタ萎え、アンフォトジェニックなど |
「フォトジェニック」は若者言葉としてもよく使います。
ぜひ、この記事を参考にして意味や使い方を覚えましょう。