「ペーソス」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ペーソス」です。

「ペーソス」の意味、使い方、語源、類義語、「ノスタルジー」との違い、「ユーモア」との関係についてわかりやすく解説します。

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「ペーソス」とは?

ペーソス(pathos):しんみりとした哀愁

「ペーソス」の意味を詳しく

「ペーソス」とは、もの悲しい感情のことです。人間の心が受ける感動のことであり、一時的な激しい感情をさします。特に、物悲しい感情を指しています。

ペーソスは作品上のテクニックとして使われます。作者の哀れを誘う力により、読者の心は動かされます。そして、一時的な悲しさに覆われます。

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「ペーソス」の使い方

「ペーソス」を用いた例文を紹介します。

  1. 終始ペーソスのあふれる映画だった。
  2. 彼はペーソスの漂う本を書くのが得意だ。
  3. チャップリンのペーソスを感じさせる笑いは今でも愛される。
  4. 作品のペーソスに包まれて、勉強が手に付かなかった。
  5. もっとペーソスをきかせると、より奥深い作品になると感じた。

「ペーソス」の語源

「ペーソス」の語源はギリシャ語の “pathos” (パトス)です。

パトスとは、何かされるという受け身のあり方です。その意味が転じて、激しい感情に襲われた時の心を意味するようになりました。

同じギリシャ語に、「エトス」や「ロゴス」という言葉もあります。これらは、人間の理性的な側面を表します。対して、パトスは受動的・感情的な人間の側面を表します。

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「パトス」の類義語

「パトス」には以下のような類義語があります。

  • 物悲しさ
  • 哀愁
  • 情念
  • 切なさ哀愁

「ペーソス」と「ノスタルジー」の違い

「ペーソス」と似た意味をもつ言葉に「ノスタルジー」があります。二つの語句の違いを説明します。

ノスタルジー」とは、過去や故郷を想い、悲しい気持ちになることです。なつかしい過去を振り返る時に使用されます。

「ペーソス」を感じる時は、過去とは限りません。時間にとらわれうず、物悲しい感情を抱くときに使用されます。つまり、「ノスタルジー」を感じる場面は限定的と言えます。

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「ペーソス」と「ユーモア」の関係

「ペーソス」とセットになって使われる言葉が「ユーモア」です。「ユーモア」とは、人を和ませるようなおかしさです。上品で知的な笑いのことです。

「ユーモア」と「ペーソス」を持ち合わせる作品は、人間味のあふれた奥深いものとなります。「ユーモア」が人を和ませ、「ペーソス」が人を惹き付けると言われています。

二つを兼ね備えた芸術作品は、時代を問わず愛される作品となります。

まとめ

以上、この記事では「ペーソス」について解説しました。

英語表記ペーソス(pathos)
意味物悲しい感情
語源ギリシア語の “pathos” より
類義語哀愁、哀愁、切なさなど
ノスタルジーとの違いノスタルジーは故郷を想う悲しさ

「ペーソス」は馴染みのない言葉かもしれません。しかし、日常生活は「ペーソス」であふれています。多くの芸術作品は「ペーソス」を用いることで人を惹き付けています。ぜひ着目してみてください!

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