「パテント」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「パテント」です。
「パテント」の意味、使い方、語源、類義語、「特許」以外の意味についてわかりやすく解説します。

「パテント」の意味をスッキリ理解!

パテント(patent):特許・特許権

「パテント」の意味を詳しく

「パテント」とは、特許・特許権のことです。

「特許」の意味は複数のものがありますが、もっとも一般的な定義は次のようなものです。

「特許」は、有用な発明をなした発明者またはその承継人に対し、その発明の公開の代償として、一定期間その発明を独占的に使用しうる権利を国が付与するものである。

わかりやすく言えば、「発明をした人が、その製品やアイデアを一定期間独り占めする権利」または、「権利を認めるシステム」のことです。

「パテント」が付く言葉

「パテント」が付く複合語は主に以下の3つがあります。

  • パテント商品
  • パテントプール
  • パテントロール

ひとつづつ意味を確認していきましょう。

「パテント商品」の意味

「パテント商品」とは、「特許権を持つ商品」を指す言葉です。「特許を取得した発明を用いた商品」という意味です。

ただし、それ以外にも「知的財産権を持つ商品」という意味もあります。

「知的財産権」とは、「アイデアなどの形のないものを占有できる権利」のことです。

国に申請して「特許」を取得していなくても、本や絵、漫画などの「知的財産権」を持っている商品を「パテント商品」と呼ぶことがあるのです。

「パテントプール」の意味

「パテントプール」とは、複数の特許権の所有者がグループを作り、ひとまとめに特許を管理することです。

会社などの特定の組織に特許権を持ち寄り、管理や許可を行います。

 

細かい特許を個人がバラバラに持っていると、交渉の手間がかかったり、申請に多くの手数料がかかったりします。

このような理由から、企業による特許技術を用いた商品などの開発が遅れてしまいます。

「パテントプール」には、似たような技術の特許権を一括で管理することで、申請や許可をスムーズにする働きがあります。

「パテントロール」の意味

「パテントロール」は、購入した特許権を使ってビジネスを行う個人・会社のことを指します。

自分が発明したわけではない特許権も、発明者との取引をすれば譲り受けることができます。「パテントロール」を行う会社などは、まず特許権を購入します。

そして、大企業などを相手に所有している特許権を主張した裁判を起こします。

自分が持っている特許技術などを使っている相手に対して、使用料などの支払いを求めるのです。

「パテント」の使い方

「パテント」には以下のような使い方があります。

  1. パテント料を支払って商品開発をする。
  2. パテントロールによって裁判が起こされた。

「パテント料」とは、「特許を持つ技術の使用料金」のことです。パテント料を支払うことで、発明者以外でも技術を利用することができます。

「パテント」の語源

「パテント」の語源は英語の “patent” です。

「パテント」は名詞・動詞・形容詞で使われる英単語です。

名詞の「パテント」の意味は以下の通りです。

  • 特許
  • 特許権
  • 特許証:権利が設定登録されたとき、納付者に対して交付される証明書。
  • 特許品:特許権のある発明品。また、特許権のある方法で作られた物品。

形容詞としての意味は「特許の~」「特許を持つ~」です。

動詞としての意味は「~の特許を取る」です。

「パテント」の類義語

「パテント」には以下のような類義語があります。

  • 特許権
  • 独占権

「特許」以外の意味のパテント

「パテント」はまれにですが、「特許」以外の意味で使われることがあります。

それが「エナメル革」という意味です。

革の表面にウレタン樹脂などでコーティングを施した加工皮革のことをいいます。

表面の加工が主にエナメルで行われるので、日本では「エナメル革」と呼びます。海外では「パテントレザー」と呼ぶのが一般的です。

まとめ

以上、この記事では「パテント」について解説しました。

英語表記パテント(patent)
意味特許・特許権
「パテント」が付く言葉パテント商品
パテントロール
パテントプール
語源「特許」という意味の英単語 “patent”
類義語特許権、独占権
「特許」以外の意味エナメル革

「パテント」はあまり馴染みのない言葉だったかもしれません。複合語までしっかりと覚えておきましょう。