ネット用語「オワコン」とは？なんの略？意味から英語まで解説

オワコンとは「終わったコンテンツ」という意味です。

最近、オワコンはネットだけでなく、日常会話でも使われるようになってきました。

しかし、正しい意味や使い方がイマイチ分からないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、オワコンの意味や使い方について分かりやすくまとめています。

☆「オワコン」をざっくり言うと……

「オワコン」の意味

「おわコン」「終わコン」などと表記されることもあります。

ネット用語としてのオワコンは、「一時期流行していたものの、現在ではブームが過ぎ去ってしまった物」などを指します。

たとえば、一時期人気だった芸能人や話題になった有名人なども、オワコンとして扱われてしまいます。

また、オワコンと言われるコンテンツの基準は個人の主観であるため明確な基準などはありません。

ある人にとってはオワコンでも、また別の人にとってはオワコンではないということもあり、話者の主観に基づいて使用されます。

「オワコン」の使い方

オワコンは、「～はオワコンだ」という言い回しでよく使用されます。

次に、具体的な例文を見てみましょう。

また、オワコンはゲームやアニメだけでなく、施設やプロジェクト、企業などさまざまな対象に使用することができます。

こうしたことから、ネットだけでなく、日常会話でも度々使用されることがあります。

オワコン自体がオワコン？

オワコンは、2010年頃にネット掲示板で使用されたことをきっかけとして、ネットスラングとして普及しました。

しかし、最近ではネット上での使用頻度が減少していることから、「オワコン自体がオワコン」という扱いをされることもあります。

オワコンという言葉が伝わらない場合は、「このコンテンツは時代遅れだ」のように言い換えるのが無難でしょう。

「オワコン」の由来

オワコンの由来は、「終わったコンテンツ」の略です。

2010年頃、２ちゃんねる掲示板にて、｢涼宮ハルヒの憂鬱｣という作品について、「終わったコンテンツ」と書き込みがあり、それがネット上で普及したという説が有力です。

その後、2011年12月1日には、ガジェット通信が主催する「ネット流行語大賞」において第5位に認定されました。

また、同じ時期に、大修館書店が主催する「『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!」の「中高生が辞書に載せたい日常語」の最優秀作品10語にも選出されるなどしたことから、次第に日常語として普及したと考えられています。

「オワコン」の類義語

オワコンには以下のような類義語があります。

「オワコン」と似た言葉

オワコンと似た言葉には以下のようなものがあります。

間違いやすいため注意が必要です。

「エンドコンテンツ」について

「エンドコンテンツ」は、ゲーム用語であり、通常ルートでゲームをクリアして結末を迎えたあと、さらに続くコンテンツのことを言います。

ゲームのエンディングを迎えた後にもプレイでき、付録的な要素のあるコンテンツだと言えます。

「オフコン」について

「オフコン」オフィスコンピューターの略称です。

オフィスで使われるコンピューターであることから、事務処理に最適な機能がある小型コンピューターを指します。

ちなみに、オフコンという呼称を使う国は日本だけです。

海外では「ミニコンピューター」「ミッドレンジコンピューター」などと呼ばれています。

「閉じコン」について

「閉じコン」は、閉じたコンテンツの略です。

「閉じた」は「閉まっている」という意味ではなく「狭い」「閉鎖的な」という意味で使用されています。

「閉じコン」はアニメ、ゲーム、映画、アイドルなどさまざまものに使用されます。

また、ある程度人気のあるコンテンツであっても、その中で趣向を分けて狭いコミュニティを形成している場合には、「閉じコン」と呼ぶこともできます。

「オワコン」の英語訳

オワコンの英語訳は以下の通りです。

「オワコン」のまとめ

以上、この記事ではオワコンについて解説しました。

オワコンという言葉は、ネットだけでなく日常会話でも聞く機会の多い言葉です。

批判的なニュアンスを含むため、状況に配慮して使用しましょう。