このように考えていませんか?
60時間も残業していると自由時間もほとんどなく、しんどいと感じることも多いかと思います。
しかし、「残業60時間がきついなんて甘い」と言われてしまった方もいるのではないでしょうか。
この記事では、実際残業60時間はきついのか、残業60時間から抜け出す方法まで詳しく解説しています。
このページの目次
残業60時間はきつい? みんなの声を集めてみた
私個人としては、残業60時間はきついものであると感じます。
60時間も残業をしていると体力的にも精神的にも参ってしまいますよね。
しかし、世の中にはさまざまな声があるのも事実です。
そこで、まずは残業60時間について、世の中の人はどのように受け止めているのか確認してみましょう。
今月残業60時間超えそう😇😇😇
信号待ちで寝てるのヤヴァイ— すだこ (@mc_151130) January 3, 2022
今月もまた残業60時間近くになるのかな……もう疲れた……
— Kzgk (@Kzgk8) January 6, 2022
残業60時間しても20万円行かなかった……。
今思えばなんであんなに消耗していたんだろう。
— Kyrie~キリエ~ (@Kyrielight_333) January 5, 2022
めっちゃホワイトで人間関係最高だぜ!フー!みたいな大学の同期の親友からさっき電話きて、残業60時間で色々としんどくて辞めたいと。ほんと人生何が正しくて何が起こるかわからない。でも心だけは強く持ち続けていきたいね。今後の行いで今までの行動が正解にも不正解にもなる。頑張る!
— ちの (@chino_blog) January 6, 2022
今から残業60時間とか無理ですわ…20時間くらいでちょうどいいのよ。
— チベハヤちゃん(冬仕様⛄) (@kuso_proc_fox) September 23, 2021
SNSで調べて見ると、多くの人が「残業60時間はきつい」と考えているようです。
残業60時間がきついというのは間違いないでしょう。
しかし、日本には「長く残業しているほうが偉い」という文化があることから、「残業60時間できついというのは甘い」という声もあるのです。
残業60時間には多くのデメリットがありますから、そんな人の意見は無視して、残業を減らす対策を取るべきです。
残業60時間の生活の例
まずは残業60時間の生活の実態から確認することにしましょう。
もちろん人によって異なると思いますが、ここでは以下の条件で揃えたいと思います。
- 勤務時間は9:00~18:00
- 通勤時間は40分
- 睡眠時間は7時間
わかりやすくするために出勤が月20日だと考えると、1日あたりの残業時間は3時間ということになります。
すると、以下のようなタイムスケジュールになると考えられます。
- 起床:7時
- 移動時間:8時10分~8時50分
- 勤務開始:9時
- 勤務終了:18時
- 残業終了:21時
- 移動時間:21時10分~21時50分
- 帰宅:21時50分
- 就寝:24時
帰宅してから就寝するまで2時間ちょっとしかありません。
この時間でご飯やお風呂なども済ませなければなりませんから、自由時間などほとんどないことがわかります。
これでは、平日は仕事をするだけの毎日になってしまいます。
自分のしたいことが休日にしかできず、仕事の息抜きもできないのはしんどいですよね。
残業60時間がきつい4つの理由
残業60時間がきつい理由は主に以下の4つです。
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
理由①:労働基準法では残業45時間が上限だから
残業60時間がきつい理由としてまず挙げられるのは、労働基準法では残業45時間が上限だからです。
そもそも、法律も、「労働者の残業は45時間までに留めるべきだ」と考えているのです。
実際に、多くの企業も残業は45時間以内にとどめており、dodaが2019年に行った調査によると、残業時間の平均は月24.9時間となっています。
ただ、残業時間が60時間を超えていても、それが必ず法律違反というわけではありません。
会社と労働者の間には36協定という、残業時間や休日労働に関する協定が結ばれており、この協定を労働基準監督署長へ届け出れば、以下のような残業時間も許容されます。
- 月7回以上、残業45時間を超過してはならない
- 2~6ヶ月の残業時間の平均がいずれも80時間を超えてはならない
- 1ヶ月の残業時間が100時間を超えてはならない
- 1年の残業時間が720時間を超えてはならない
これを超えた会社は罰則を受けることになります。
しかし、中にはサービス残業をさせることでこの上限を超えた残業を課す企業もあります。
そのような場合には、労働基準監督署へ届け出たり、即刻退職するのがおすすめです。
理由②:自由時間がほとんどなくなるから
残業60時間がきついのは、自由時間がほとんどなくなるからでもあります。
神戸大学と同志社大学が共同で行った研究によると、人間が幸福になるためには、健康と人間関係の次に自己決定が重要とされています。
社会人にとって、自由時間は時間の過ごし方を自己決定できる大切な時間です。
その時間が奪われてしまうと幸福を感じる時間がなくなってしまい、ストレスばかりが貯まってしまうのです。
理由③:生活習慣が乱れるから
残業60時間がきついのは、生活習慣が乱れるからでもあります。
上の例のように、毎日きっちり3時間の残業ならギリギリ生活習慣を保てるかもしれません。
しかし、実際には残業時間は日によって変わることもあるでしょう。
忙しい時には残業時間が多くなり、生活習慣が乱れてしまうリスクが高いです。
また、残業60時間では自由時間がほとんど取れないため、ストレスが溜まりやすいです。
自由時間を無理やり確保するために睡眠時間を削ることになる日も出てくるでしょう。
総合的に考えると、残業が60時間あると、生活習慣が乱れやすいと言えます。
理由④:仕事のことが頭から離れなくなるから
残業60時間がきつい理由としては、仕事のことが頭から離れなくなることも挙げられます。
残業60時間ではほぼ起きたら会社に行き、会社から帰ってきたらすぐ寝る生活になります。
この状態では起きている時にはいつも仕事に追われているため、仕事のことしか考えられなくなります。
その上、残業が60時間ということは、仕事が終わらず、ずっと仕事に追われている状態の方も多いでしょう。
これでは「仕事が終わらない」などとつい考えてしまい、仕事をしてない時間も楽しめなくなってしまいます。
残業60時間の会社から逃れるべき6つの理由
残業60時間の会社から逃れるべき理由は主に以下の6つです。
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
理由①:健康を損なうリスクがあるから
残業60時間の会社から逃れるべき理由としてまず挙げられるのは、健康を損なうリスクがあることです。
実のところ、残業60時間では自由時間がなくなるだけで、健康を維持するのに必要な睡眠時間まで削られるわけではないため、仕事のしすぎで体を壊すケースは珍しいです。
しかし、残業60時間では仕事のストレスが貯まり、これを解消する時間もありません。
これによって生活習慣が乱れてしまい、十分な睡眠を取ることができず、さらにストレスが溜まって生活習慣が乱れるという悪循環に陥るのです。
今はまだ大丈夫だと思っていても、長期的な生活習慣の乱れはボディーブローのように効いて、年齢を重ねた後にガタが来ます。
理由②:うつ病になるリスクがあるから
残業60時間の会社から逃れるべき理由としては、うつ病になるリスクがあることも挙げられます。
仕事によるストレスを解消できなからです。
特に家庭を持っている方の場合、残業60時間では平日家にいられる時間がほとんどないため、配偶者に家事や育児を任せきりになってしまいます。
これによって配偶者のストレスが貯まり、家庭環境が悪化してしまう可能性もあります。
そうなるとプライベートでもストレスが貯まり、最終的にうつ病になってしまうかもしれません。
体の病気と違って、心の病気は一度なると抜け出すのが非常に難しく、長期に渡って続きます。
そうなる前に残業60時間は解消するべきです。
理由③:過労死のリスクがあるから
残業60時間の会社から逃れるべき理由としては、過労死のリスクがあることも挙げられます。
一般的に、2~6ヶ月間で平均80時間を超える残業をしていた場合、過労死と判定されやすくなります。
残業60時間はもう過労死ラインの一歩手前ということです。
また、6ヶ月平均で45時間を超える残業が行われた場合、仕事と健康被害との関係性が強まっていくとされています。
理由④:会社に依存して転職に踏み切れなくなるから
残業60時間の会社から逃れるべき理由としては、会社に依存して転職に踏み切れなくなることも挙げられます。
繰り返し述べていますが、残業60時間では平日はほぼ自由時間がありません。
仕事以外のことを考える時間もないため、頭の中に今の会社から逃れるという選択肢も思い浮かばなくなり、残業60時間を当たり前と思ってしまうのです。
会社に依存していると、理不尽なことがあっても会社に残ろうとしてしまい、不幸になる可能性があります。
理由⑤:時間はお金よりも重要だから
残業60時間の会社から逃れるべき理由としては、時間はお金よりも重要であることも挙げられます。
「時間とお金、どちらが大切だと思いますか?」と聞かれたら、多くの人はお金と答えるのではないでしょうか。
しかし、実は時間のほうが大切なのです。
理由は簡単で、お金は時間で買えるものの、時間はお金で買えないからです。
時間はどんな時でも同じスピードで進んでいて、巻き戻すことも、進みを緩やかにすることもできません。
人生の貴重な時間を、すべてお金に変えていてはもったいないです。
残業60時間の会社であれば、それより残業時間が少なく、同じ給料を貰える職場はたくさんあります。
言わば、「ただで」時間が手に入る環境があるなら、そこに転職しない手はないでしょう。
理由⑥:仕事で成果を出しにくくなるから
残業60時間の会社から逃れるべき理由としては、仕事で成果を出しにくくなることも挙げられます。
残業60時間では、あなたの心身は常に疲れている状態です。
もちろん、残業60時間だから成果を挙げられないわけではありませんが、どうしても気力や体力が充実している人と比べると不利になります。
残業60時間だと集中力も続かないですし、リフレッシュできないので優れたアイデアも浮かびにくくなります。
【例外】残業60時間でも会社にとどまるべき場合
多くの場合、残業60時間の会社からは逃れたほうが良いです。
しかし、これには例外があり、「残業60時間をしても苦にならないほどその仕事が大好き」なのであればそのまま環境を変えずに仕事をしても問題ありません。
仕方なく残業60時間をしている人は不幸ですが、自ら望んで残業60時間を謳歌しているのであれば、それは幸福と言えます。
とはいえ、「残業60時間がきつい」と感じているのであれば、間違いなく対策を打つべきです。
残業60時間がきつい時の6つの対処法
残業60時間がきつい時の対処法は主に以下の6つです。
それぞれの対処法について詳しく見ていきましょう。
対処法①:労働時間を記録する
残業60時間がきつい時の対処法としてまず挙げられるのは、労働時間を記録することです。
まずは自分がどのくらい働いているのか記録し、現状を把握するのが大切です。
もし会社が労働基準法違反の残業を課しているのであれば証拠になりますし、そうでなくても自分の現在地を把握し、改善する第1歩になります。
余裕があれば、どの仕事にどの程度時間を使っているのか把握しておくと、仕事の効率を改善する手助けになるでしょう。
対処法②:仕事をもっと効率的にこなせないか考える
残業60時間がきつい時の対処法としては、仕事をもっと効率的にこなせないか考えることも挙げられます。
多くの従業員が残業60時間をしているのであれば会社が課す業務量に問題がありますが、残業60時間の人が少ない場合には、仕事を効率的にこなすことで残業時間を減らせる可能性があります。
仕事を効率化するコツは星の数ほどありますが、その中でも代表的なものは以下のとおりです。
- 朝、今日やる仕事をタスクリストにして把握する
仕事を一覧化して把握することで仕事の計画を立てやすくなります。 - 朝は思考力が必要な仕事、夜は単純作業を行う
人間が1日に思考できる量は決まっていて、思考力は朝を頂点としてだんだん減っていくからです。 - 仕事に優先順位をつける
優先順位をつけることで、今やるべき仕事、自分がやるべき仕事が明確になります。 - マルチタスクを避け、1つの業務に集中する
人間は複数の仕事に同時に集中することができません。1つの業務に集中することで能率が上がります。 - メールを開く時間を決める
メールが気になってしまうと集中力が落ちてしまいます。メールを開く時間はあらかじめ設定しておき、それ以外の時間には見ないようにしましょう。 - 仕事に制限時間をつける
それぞれの仕事に制限時間をつけることで、締切効果が発揮されて集中力と能率が上がります。 - 効率化ツールを活用する
特にロボットでもできそうな業務は効率化ツールで短時間で終わらせることができるかもしれません。
対処法③:仕事量を減らしてほしいと上司に相談する
残業60時間がきつい時の対処法としては、仕事量を減らしてほしいと上司に相談することも挙げられます。
残業60時間の場合、自分に課せられている業務が多すぎる場合も多いです。
勇気を出して上司に相談することで、残業時間を改善できるかもしれません。
ただ、何の策もなく相談しても上司が応じてくれる可能性は低いです。
残業時間を減らすために、あなた個人として何を取り組めるかを述べた上で仕事量を減らしてほしいと相談するようにしましょう。
対処法④:部署異動を申し出る
残業60時間がきつい時の対処法としては、部署異動を申し出ることも挙げられます。
あなたの所属している部署が特に残業の多い部署である場合、部署を異動できれば改善できるからです。
部署異動を申し出る時には、「部署異動が叶わなければ会社を辞める」と明言すると確実です。
上司としても、部下が退職するよりも部署異動したほうが上司自体の評価が下がらないからです。
対処法⑤:残業が少ない会社に転職する
残業60時間がきつい時の対処法としては、残業が少ない会社に転職することも挙げられます。
世の中には残業が60時間ない会社はたくさんありますし、残業だけ減って給料が変わらなかったり、増えたりする場合もたくさんあります。
そもそも、まともな会社は残業が60時間を超えていたらこれを放置しようとはせず、増員するなどの対策を打つはずです。
これをやっていないということは、従業員をこき使うことを考えている可能性が高いです。
そんな会社からは早く逃げたほうがあなたのためです。
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残業60時間から逃れる時におすすめの転職エージェント5選
残業60時間から逃れる時におすすめの転職エージェントは主に以下の5つです。
それぞれの転職エージェントについて詳しく見ていきましょう。
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残業60時間がきつい時のまとめ
残業60時間がきつい理由としては以下のようなものが挙げられます。
残業60時間の会社から逃れるべき理由は以下のとおりです。
残業60時間がきつい時の対処法は主に以下のとおりです。
残業60時間から逃れる時におすすめの転職エージェントは主に以下のとおりです。