「キャパオーバー」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「キャパオーバー」です。

「キャパオーバー」の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「キャパオーバー」をざっくり言うと……

英語表記キャパオーバー(Capacity over)
意味許容量や処理能力を超えること
語源「キャパシティ(capacity)」と「オーバー(over)」から
類義語一杯一杯

「キャパオーバー」の意味をスッキリ理解!

キャパオーバー(Capacity over):許容量や処理能力を超えること

「キャパオーバー」の意味を詳しく

「キャパオーバー」は、仕事などの量が多すぎて処理することが難しい状態や、あるものの許容量を超えた状態を表します。

「キャパを超える」と表現することもあります。

パソコンのデータ量などの物理的な物や、人の体力や技術力に使うこともあります。また、忙しさのあまりパニック状態になるなど、精神的に限界を超えている場合も「キャパオーバー」と表現できます。

「キャパオーバー」の対処法

「キャパオーバー」を防ぐための対処法として具体例をあげていきます。

  • 体調を整える
  • スキルアップをする
  • 相談する
  • 休息する

「キャパオーバー」になってしまう状態は、対処法を活用することで防ぐことができます。自分自身と向き合い「キャパオーバー」しないようにしましょう。

「キャパオーバー」の使い方

  1. 大学の課題が多すぎて、もうキャパオーバー寸前だ。
  2. アプリケーションは重すぎて、スマホがキャパオーバーです。
  3. 彼に好きと言えずに抱え込んでいるとキャパオーバーになりそうだ。

上の例文のように、具体的に3つの使用場面があります。

ビジネス用語の「キャパオーバー」

「キャパオーバー」は、ビジネス用語としてもしようされ、「仕事が忙しくなって自分では対応不可能な状態」を表します。理由は様々で「能力不足」「人手不足」「時間不足」とさまざまな状況で使われます。

①の例文は、「大学の課題が多すぎて、自分では対応不可能な状態」というビジネス用語の「キャパオーバー」の意味で使用されています。

許容量を表す「キャパオーバー」

②は、入れ物や建物、乗り物、パソコンなどのデータ量や処理能力を超えてしまった際に使用する「キャパオーバー」です。例文では、「アプリケーションの容量が重く、スマホがいっぱいになってしまった状態」を「キャパオーバー」で表現しています。

恋愛における「キャパオーバー」

恋愛関係で「キャパオーバー」を用いる場合は、「忙しい」という意味でなく、③の例文のように「相手が好きすぎて心理的に耐えられない」状態を指します。

「キャパオーバー」の語源

キャパオーバーの語源は英語の “Capacity over” です。

体積の容量や人の能力的な許容範囲を示す「キャパシティ(capacity)」と、超えるという意味の「オーバー(over)」が組み合わさり誕生した和製英語(英単語を元に日本で作った日本語)です。

「キャパシティーオーバー」を略して、「キャパオーバー」と言われるようになりました。

基本的に和製英語は、日本語に詳しい人同士でないと通じません。注意しましょう。

「キャパオーバー」の類義語

キャパオーバーには以下のような類義語があります。

  • 一杯一杯:少しの余裕もない

「キャパオーバー」は、「忙しくて対応不可能」な場面で使用されるため、「少しも余裕のない状態」を表す「一杯一杯」が類義語になります。両者とも、追い詰められてパンクしそうな状態を表しています。

「キャパオーバー」の英語訳

キャパオーバーを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • over capacity
    (容量超過)
  • over whelmed
    (圧倒される)

「キャパオーバー」を英語で伝えたい場合、物理的な容量を表す場合は “over capacity” を使いましょう。しかし、正反対の「生産能力や設備が過剰である」という意味もありますので注意しましょう。

仕事の忙しさに人がキャパオーバーをしている場合は “over whelmed ” が近い意味合いになります。“overwhelmed by work” や “overwhelmed with work” の形で「仕事が忙しい」状況を伝えることができます。

まとめ

以上、この記事では「キャパオーバー」について解説しました。

英語表記キャパオーバー(Capacity over)
意味許容量や処理能力を超えること
語源「キャパシティ(capacity)」と「オーバー(over)」から
類義語一杯一杯

「キャパオーバー」は使用場面において、意味合いが若干変わってくる多様なカタカナ語です。私たちにも関係が深く、「キャパオーバー」になってしまう恐れは誰にでもあります。自分自身で対処法を活用し、無理なく生活を送っていきましょう。