「アウトレット」とは?意味や中古品との違いについても解説!

言葉

アウトレットとは「在庫処分など、お店側の理由で安く売られている商品」という意味です。

買い物が好きな人は、アウトレットという言葉を聞いたこともある人が多いのではないでしょうか。

今回は、アウトレットの意味・使い方・語源・類義語・対義語について説明します。

「アウトレット」の意味

アウトレット

在庫処分など、お店側の理由で安く売られている商品

例:この商品はアウトレット品のため、非常に安い。

アウトレットとは、在庫処分などのお店側の理由で安く売られている商品を指す言葉です。

アウトレットには大きく分けて以下の二つの意味があります。

  • ファクトリーアウトレット
    工場から直で発送される商品
  • リテールアウトレット
    店側の都合で安く売られる商品
日常的に使われることはほとんどありませんが、コンセントやテレビ、電話などの配線をつなぐコネクターのことを指してアウトレットと呼ぶこともあります。
それぞれの意味について以下で解説します。

ファクトリーアウトレットとは

ファクトリーアウトレットとは、工場から直で発送される商品を指す言葉です。

通常の商品は、工場から発送業者などを経て、店頭に並びます。

店頭に届くまでに発送してくれる業者などにお金を支払う必要があるため、その分商品の価格が高くなるのです。

一方、ファクトリーアウトレットであれば工場から直で商品が発送されるため、通常の商品に比べて安くなるのです。

ファクトリーアウトレットは通常の商品と区別するために、ブランドのロゴがなかったり、素材が変えられていたりすることもあります。

ファクトリーアウトレットのデメリット

しかし、ファクトリーアウトレットにはデメリットも存在します。

ファクトリーアウトレットは流通の面でコストカットを行っています。

その分、多くの消費者に対して売るのが難しいのです。

そのため、お店側としては製品のファンを増やしにくいというマイナスな点があるのです。

リテールアウトレットとは

リテールアウトレットは、お店側の都合によって安く売られている商品を指す言葉です。

店側は普通に商品を売るつもりだったとしても、以下のような理由で商品が売れなくなることがあります。

  • 店側が多く仕入れすぎてしまった
  • 想定よりも売れなかった
  • 傷や汚れがついている

こういった商品は売れ残りとなるため、通常であれば廃棄処分となりお店側に損失が出るのですが、リテールアウトレットとして売ることによってお店側に利益をもたらすことが可能となるのです。

また、リテールアウトレットを多く扱っているお店として、アウトレットモールがあります。

この言葉の意味についても、以下で説明します。

アウトレットモールとは


アウトレットモールとは、アウトレット品を多く集めた複合商業施設のことです。

一般的に郊外に建てられており、ブランド品などを安く買い集めることができます。

アウトレットモールには服以外にも家電やIT製品などもそろっているため、買い物をするにはぴったりの場所となっています。

実際に売られているアウトレット品としては、以下のような特徴をもつものがあります。

  • 数年前に人気だった製品
  • クーリングオフによって返品された商品
  • 色落ちやほつれがある商品
色落ちやほつれがある商品の場合は正規品と比べると中古感が出てしまいますが、それ以外の商品であればほぼ新品同様の状態で売られています。

アウトレットモールのメリット

アウトレットモールには通常あまり出回っていない、少し変わった商品が売られていることもあります。

これは、企業が実験的に製品を販売したいと思っている場合、とにかく良い物が求められるデパートなどに出すよりも、少し品が悪くても買ってくれる人がいるようなアウトレットモールに出品するほうが消費者からの反応を見やすいからです。

そのため、周りがもっていない物を欲しいという人は、アウトレットモールに訪れると掘り出し物を見つけられるかもしれませんね。

アウトレットモールのデメリット

しかし、そんなアウトレットモールにもデメリットが存在します。

それは、欲しいサイズや色がないこともあるということです。

アウトレットモールは普通の店舗と違い、アウトレット品を集めたモールのため、特定のサイズや色がアウトレット品になっていない場合にはもちろん出品されません。

そのため、自分の欲しいものがあったとしても、サイズや色が必ずしもあるとは限らないのです。

「アウトレット」の使い方

アウトレットは買い物の際に多く使われる言葉です。

この言葉の実際の使用例には、以下のようなものがあります。

  1. このアウトレット品は、ロゴがない代わりに非常に安い。
  2. アウトレット品はあまり出回っていないが、工場から直に運ばれているため安い。
  3. アウトレット品は消費者に商品を届けにくいという欠点がある。
  4. 服にほつれが見られたので、アウトレット品にするしかない。
  5. 在庫として残った商品が、アウトレット品として店舗で売られている。
  6. アウトレットとして売られているが、新品同様に見えるほど品質が良い。
  7. アウトレットモールには、様々な商品が集まっている。
  8. アウトレットモールは、郊外に建てられることが多い。
  9. 週末になったら、アウトレットモールへ買い物に出かけよう。
  10. アウトレットによって、コンセントやテレビの回線を繋げる。

上記の例文の中で、①〜③はファクトリーアウトレットとしての例文になっており、また④~⑥はリテールアウトレット、⑦~⑨はアウトレットモールの例文となっています。

そして⑩は住宅用語としてのアウトレットの使い方になっています。

⑩のような使い方がされることはほとんどありませんが、覚えておいて損はないでしょう。

「アウトレット」の語源

アウトレットの語源は英語の “outlet” です。

英語の “outlet” もカタカナ語と同様に「安く販売される商品」という意味があるほか、「出口」や「放水口」「コンセント」という意味もあります。

「アウトレット」の類義語

アウトレットには以下のような類義語があります。

  • ディスカウント
    割引すること
  • セール
    売り出し
  • 中古品
    以前に使用者がいる製品のこと

それぞれの意味について、以下で解説します。

ディスカウントとは

ディスカウントは、割引することを指す言葉です。

アウトレットも「割引された製品」という意味があるため、この点で類義語ということができます。

アウトレットとディスカウントの違いは、以下の通りです。

アウトレットとディスカウントの違い
  • アウトレット
    企業のミスや偶然により、値下げが行われた製品
  • ディスカウント
    企業側の努力により、値下げが行われた製品
アウトレットは余剰在庫や服の汚れ・ほつれなど、ミスや偶然のために値下げが行われた製品を指す言葉ですが、ディスカウントは企業がコストカットなどを行った結果価格が下がった商品を指します。

セールとは

セールは、「売り出し」を表す言葉です。

「クリスマスセール」や「オフセール」のような使い方をされます。

アウトレットとセールの違いは、以下の通りです。

アウトレットとセールの違い
  • アウトレット
    価格が下がった商品を指す
  • セール
    安く販売するという行為自体を指す
このように、アウトレットとセールでは、指す対象が異なっています。

中古品とは

中古品は、以前誰かが使った品物を指す言葉です。

アウトレット品の中にも以前誰かの手に渡ったものが含まれることもあるため、この点で類義語であると考えられます。

アウトレットと中古品の違いは以下の通りです。

アウトレットと中古品の違い
  • アウトレット
    必ずしも誰かの手に渡ったものであるとは限らない
  • 中古品
    以前誰かの手に渡ったものを指す

ここから、アウトレットの一部に中古品があると考えることができます。

「アウトレット」の対義語

アウトレットには以下のような対義語があります。

  • デパート
    百貨店

デパートは、アウトレットモールの対義語です。

アウトレットモールが安価でブランド品を扱っているのに対し、デパートは新品で定価の商品を集めています。

そのため、価格もアウトレットと比べて高く、ターゲットも富裕層となっています。

また、アウトレットモールは郊外に建てられていることが多いのに対し、デパートは都心部に建てられているという点も異なっています。

その他の「アウトレット」


ここまで述べてきたのが一般的なアウトレットですが、上記以外にも「アウトレットボックス」や「アウトレット住宅」など、アウトレットが使われる言葉は存在しています。

ここでは、そんなその他のアウトレットについてもご紹介します。

アウトレットボックスとは

アウトレットボックスとは、電気工事の際に使われる、電線を接続するための箱状の道具です。

鋼やプラスチックで作られており、側面には電線やケーブルを指し込めるようになっています。

そこから電線やケーブルを挿し込むことによって、電線を繋げたり、分岐させることができるようになるのです。

また、アウトレットボックスは電線関係以外にもコンセントやスイッチの接続にも役立てることができ、電気工事において非常に汎用性が高い道具ということができます。

他にも同様の条件で使える道具として、以下の3つがあります。

  • スイッチボックス
  • コンクリートボックス
  • プルボックス

スイッチボックスとは

スイッチボックスは、スイッチやコンセントを取り付ける際に用いられる箱状の道具です。

壁面に露出させて設置するだけでなく、壁の中に埋め込むこともできたりと、設置方法が多岐にわたっています。

コンクリートボックスとは

コンクリートボックスは、配線工事を行う中でも、特にコンクリートの中に対して配線を行う場合に用いられる道具です。

主に照明器具の取り付けや、火災報知器の設置の際に用いられることが多い器具となっています。

プルボックス

電線の接続や分岐に用いられる箱状の道具です。

アウトレットボックスとは異なり、大きさが決まっていないという特徴があります。

長い配線が必要となる工事では、アウトレットボックスよりもプルボックスを優先的に使用することが多いです。

アウトレット住宅とは

アウトレット住宅とは、格安で販売されている住宅を指す言葉です。

大規模な土地開発をする際にまとめて多くの住宅を販売したり、マンションを販売したりする際には、余りの住宅が発生してしまうことがあるのです。

そこで住宅を売り切るために、当初の価格より下げて余りの物件を販売することがあるのですが、この時に売られる物件のことを指してアウトレット住宅と呼びます。

アウトレット住宅は、アウトレット不動産と呼ばれることもあります。

アウトレット住宅が誕生するのには、中古物件の定義が関係しています。

物件は、1年以上未入居だったとしても中古物件となってしまうため、売り手としては中古物件になる前に売りたいと考えるのです。

 

また、アウトレット住宅の価格としては、一般的に通常価格の2〜3割引き程度であるとされています。

アウトレット住宅の値段は非常に魅力ですが、その分契約条件が中古物件と同様になっていて新築物件で得られるサービスが得られないこともあるため、十分に気をつけましょう。

「アウトレット」のまとめ

以上、この記事ではアウトレットについて解説しました。

英語表記アウトレット(outlet)
意味在庫処分など、お店側の理由で安く売られている商品
語源英語 “outlet”
類義語ディスカウント
セール
中古品
対義語デパート

このように、アウトレットには様々な意味が含まれています。

使い方をしっかりと覚えて、他の人に差をつけましょう。

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つつつ
この道10年以上の読書家。 短い言葉で人を惹き付けるコピーが大好きです。 本の帯に書かれたコピーを見て買ってしまうこともしばしば。 読書で得た文章力を活かして、日常生活でよく使う言葉を中心に執筆しています。