「応急処置」の意味とは?使い方から英語や類語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「応急処置(おうきゅうしょち)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

☆「応急処置」をざっくり言うと……

読み方応急処置(おうきゅうしょち)
意味急激に発症した疾患、外傷、中毒などに対して行なう、医師に診察・治療を受けるまでの一時的な処置
類義語応急手当、応急措置
英語訳emergency treatment(緊急治療)、emergency measures(応急措置)、first aid(応急手当)

「応急処置」の意味をスッキリ理解!

応急処置(おうきゅうしょち): 急激に発症した疾患、外傷、中毒などに対して行なう、医師に診察・治療を受けるまでの一時的な処置

「応急処置」の意味を詳しく


「応急処置」は「病院などの医療施設などでおこなわれる本格的な治療を受けるまでの処置」という意味を持つ四字熟語です。

厳密には、「病院などの医療施設などでおこなわれる本格的な治療を受けるまでの処置」のなかでも、「訓練を受けた救急隊員がおこなう処置」を指します。

つまり、一般人が急病人や、怪我人に対して行なう処置は、厳密には含まれていないのです。

 

「応急処置」は「応急」と「処置」という2つの四字熟語から構成されています。「応急」は、「急な事態にとりあえず間に合わせること」を指します。一方で、「処置」は「病気や怪我の手当てをすること」という意味です。

「応急処置」の使い方

  1. 救急隊による、搬送中の的確な応急処置のおかげで、彼女は一命をとりとめた。

「応急処置」の類義語

応急処置には以下のような類義語があります。

  • 応急手当:負傷や負傷などに対してのさしあたっての手当て
  • 応急措置:緊急の場合に、間に合わせとして行なう、さしあたっての処置
  • 救命処置:医師に診察・治療を受けるまでの一時的な処置のうち、心肺蘇生(胸骨圧迫と人工呼吸)、AED、気道異物除去のこと

「応急処置」と「応急手当」は同義です。しかし、措置を行なう当事者が「応急処置」では「救急隊員」である一方で、「応急手当」では「一般市民」が行うことをさします。

「応急処置」の英語訳

応急処置を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • emergency treatment
    (緊急治療)
  • emergency measures
    (応急措置)
  • first aid
    (応急手当)

まとめ

以上、この記事では「応急処置」について解説しました。

読み方応急処置(おうきゅうしょち)
意味急激に発症した疾患、外傷、中毒などに対して行なう、医師に診察・治療を受けるまでの一時的な処置
類義語応急手当、応急措置
英語訳emergency treatment(緊急治療)、emergency measures(応急措置)、first aid(応急手当)

応急処置と応急手当の厳密な違いは日常生活では意識されることはあまりありません。しかし、これを機会に頭の片隅に置いておけるといいですね。