どこのカフェのメニューでも見かける「カフェオレ」「カフェモカ」「カプチーノ」ですが、それぞれの違いは分かりますか?
違いを気にせずなんどなく注文をしている方も多いのではないでしょうか。今回は 3 つの飲み物の違いについて詳しく解説していきます!
このページの目次
結論:コーヒーの抽出方法、ミルクの泡の量、シロップによって呼び方が変わる
「カフェモカ」と「カプチーノ」は、エスプレッソ式で抽出したコーヒーを使用しています。
「カプチーノ」のみ、ミルクの泡を含みます。シロップを含むのは、「カフェモカ」のみです。
コーヒーの抽出方法の違い
コーヒー豆の抽出方法を変えることで、ドリップコーヒーまたはエスプレッソを抽出することが出来ます。カフェオレはドリップコーヒーを使用していて、カフェモカとカプチーノはエスプレッソを使用しています。
ドリップ式を詳しく
ドリップコーヒーは、焙煎したコーヒー豆を挽いて粉状にした後、フィルターを使用してお湯で粉をこして抽出したコーヒーです。抽出には 3~5 分かかります。抽出時間が長いため、カフェインの含有量が多いです。
エスプレッソをもっと詳しく
エスプレッソは、焙煎したコーヒー豆を挽いて粉状にした後、圧力をかけて短時間に抽出したコーヒーです。通常のコーヒーより量が少なく、キャラメルのような濃厚な味わいが特徴的です。
エスプレッソは圧力をかけてコーヒーを抽出するため、お湯の中に溶け出す成分量が濃くなります。そのためコーヒーがより凝縮された味わいとなるのです。抽出時間は 30 秒前後と短いため、カフェインの含有量はコーヒーよりも少ないです。
ミルクについてもっと詳しく
「カフェオレ」「カフェモカ」「カプチーノ」は冷たいミルクで作成することもできますが、温かいミルクを使用することが一般的です。蒸気で温めたミルクのことをスチームミルクと呼びます。なめらかでクリーミーなミルクを作成することができます。
スチームミルクにさらに蒸気を加えると、フォームミルクが形成されます。フォームミルクは泡を含んだミルクを指します。
「カフェオレ」についてもっと詳しく
カフェオレとは、コーヒーと温めたミルクを混ぜ合わせた飲み物です。フランスで発祥しました。「カフェオレ」はフランス語を組み合わせた言葉です。「カフェ」はコーヒー、「オレ」は牛乳を意味します。
コーヒー:ミルク=1:1 で統一されています。
カフェオレに使うコーヒー豆は、苦みやコクがしっかりと出るものを選ぶほうが良いです。ミルクと混ぜ合わせることで、ストレートのコーヒーを飲むよりもまろやかに感じることが出来ます。また、コーヒーの成分が薄いものを使用すると、コーヒーが苦手でも飲みやすくアレンジが出来ます!
「カフェモカ」についてもっと詳しく
カフェモカとは、エスプレッソに温めたミルクとチョコレートシロップを加えた飲み物です。
エスプレッソ:スチームミルク=8:2 の割合が一般的であり、ミルクと合わせることでエスプレッソの苦みは消されます。そこに濃厚なチョコレートシロップを加えることで、甘みが出ます。
チョコレートシロップはお店によって個性が異なります。ミルクチョコレート、ダークチョコレートの他に、オレンジ風味のチョコレートシロップを使用する方法もあります。また、生クリームを上に添える飲み方もあり、風味の差を楽しむことが出来ます。
普段コーヒーを飲む方が、疲れて甘い飲み物を口にしたいときに最適です!
「カプチーノ」についてもっと詳しく
カプチーノとは、エスプレッソに温めたミルクを合わせた飲み物です。カプチーノはイタリアで発症したコーヒーのアレンジメニューです。
エスプレッソ:スチームミルク:フォームミルク=1:1:1 の割合が一般的です。最大の特徴はフォームミルク、つまり泡のミルクを加えていることです。ふわふわの泡によって、まろやかな風味が生み出されています。フォームミルクはカフェオレとカフェモカに含まれていません。
補足情報
では、「カフェオレ」「カフェモカ」「カプチーノ」の甘さの順番をつけると、以下のようになると考えられます。
- カフェオレ>カフェモカ>カプチーノ
ミルクを多く含んでいる飲み物がより甘さを感じることが出来ます。チョコレートシロップを使用しているカフェモカはカプチーノより甘いと言えます。
まとめ
以上、この記事では「カフェオレ」「カフェモカ」「カプチーノ」の違いについて説明しました。
- カフェオレ:コーヒーと温めたミルクを 1:1 で混ぜ合わせた飲み物
- カフェモカ:エスプレッソに温めたミルクとチョコレートシロップを加えた飲み物
- カプチーノ:エスプレッソに温めた泡のミルクを合わせた飲み物
それぞれ細かい違いがあることが分かります。気分によって飲み分けてみるのも良いですね!